(注)おフランスが誇る名女優ペアトリス・ダルさんです♪
すきっ歯が怖ェェ～((((；゜Д゜)))
これもまた前ブログにてUPしたやつなのですがあまりにもグロくてホラーしてますので再び見直してやってみようかな!?と思い立って始めました。
「やっと授かった…私のかわいいベイビー
やっと授かった私のかわいいベイビー………………」・・・・・・・・・・・・
と、待望の子宝を授かったおかあさんが交通事故を起こすところから始まります。車同士の正面衝突でＣＧで赤ん坊が羊水の中で血をブバァッと吐血するショッキングなシーンで幕を開けます。
車を運転していた妊婦さんは待望のお子ちゃまを死産してしまい、対する相手側もドライバーは妊婦さんで助手席の旦那さんは即死するという…お互いにとってとても痛ましい悲劇な交通事故となってしまいます。
運転手のサラ(アリソン・パラディー、バネッサ・パラディーの妹)は辛うじて一命をとりとめ、お腹の赤ちゃんも無事でしたが…一緒に子供の誕生を祝ってくれる愛する夫を失い、もう臨月をむかえるが、魂の脱け殻のような呆けた、虚脱状態のままにヤサグレ感たっぷりにマタニティーライフを過ごしていた。
もう明日には産まれてもおかしくないぐらいになったのを検診で診てもらうが…素直に喜ぶ事が出来ずに心ここにあらずな感じであった。 上司のオッサンや母が心配して付き添いに来ようか？車で迎えに行こっか？と声をかけてくれるが、サラは「１人でいる方が気楽だからエエわ～」とにべもなく断ってしまう。
折しもクリスマス・イブの夜、世間はお祝い華やかモードであったが…サラはパリの裏町のアパートで間もなくの出産をひっそりと迎えようとしていた。
そんなサラのアパートの部屋をノックする音が聴こえる?!?!
「すみませんが、事故を起こしてしまいまして、お電話を貸していただけないでしょうか？お願いします」と女の人の頼む声が聴こえる？？
「携帯電話はないのですか？」と訊ねるサラに女は「電池を切らしてかけれないのです。５分でいいですから電話を貸してほしいンゴ～お願いします」とシツコク頼んでくる。
ここでサラは一計を案じ「ごめんなさい～
今は旦那が眠っているから…起こしてしまうとまずいので他を当たってみてください」とやんわりと断ろうとすると・・・・
女は態度を急変させて「嘘つくんじゃね～サラ！！ おまいに旦那はもういないだろ！ 」と声を荒げてドアをガンガン蹴っ飛ばす!!
こちらのプライベートの事情を何故だか？？？玄関先の女は知っている？？
謎の女は窓の方に回り込み何かで窓ガラスをガツンガツン叩きだしたので、怖くなったサラは慌てて警察に電話をする。程無くしてポリスメン(婦警さんもいる)たちがやって来るが………………
件の謎女は忽然と姿をくらます。とりあえず戸締まりは厳重に！と、あとは近所を警官が絶えず巡回しますから・・・と伝えられ、警察の方々は帰ってしまう。
とりあえず疲れて深い眠りに入るサラに、謎女はいつの間にやら部屋に侵入していた！！！
このバオー来訪者は寝ている臨月のサラの上に乗っかりその腹にドでかいハサミをブスリと突き刺す！(°Д°)！！！
あまりの激痛に目を覚ますサラ。「あんた～誰( _・)?」目前にいる凶女はモロに殺意を剥き出しにハサミを振りかざしてくる。第二の攻撃はどうにか凌ぐが…顔をザックリ切りつけられ、女の命の顔をドイヒーに傷つけられてしまう!!
サラは電気スタンドで謎女をドッ突いて、ユニットバスみたいな化粧部屋に逃げ込んで鍵をかける。謎女はドアをガンガンガンガン蹴っ飛ばしドアを蹴破る勢いである。「サラ！開けなさい！」
化粧部屋で逆ギレして絶叫するサラ。「あいつは一体何者なんだ？！？！」
さっぱり身に覚えがない理不尽な襲撃に戸惑うサラ。
そんな折りにサラの上司が「おこんばんわ～心配だから様子見に来ましたよ～」と訪ねて来る。謎女はしれっと上司に対応し、サラの母親を装う。「サラは今もう寝たところなの。起こさんといて」
「あっそうでしたか？これは気がつきませんと～」なんてやりとりを交わしていたら………本当のサラの母親がやって来てしまう!!
「何だ～？おまいは誰だ～？？」 と謎女と上司を無視してサラのもとへ行こうとする。上司も「貴女は一体何者？・・・」と首をかしげる。
「サラ！！」とサラのいる化粧部屋を開ける。
一方のサラは「殺られてたまるものか～」と針金らしきものをとんがらがせて謎女の襲撃を待ち構える。サラの母親が戸を開けた時に…「エイっ！」と気合一閃で針金をママンに誤って突き立ててしまう！(゜O゜;！
「そうか～サラが言ってた不審者の女か～？」とサラの母親と勘違いしていた上司を謎女はハサミを使い上司をグサリと一突き！！ 「ビワヮヮヮヮヮ～！！」と悲鳴をあげる上司に執拗に股間(●●●らへん)にもハサミを突き刺し、顔にも切りつけグチャグチャの血みどろにして上司を殺害します。
悲しんでいる間もなく迫ってくる謎女に身重の身体を懸命に引きずって化粧部屋に逃げ込もうとしますが…後ろから髪の毛をムンズと鷲掴みされ捕まりそうになる！ しかしサラは母親を誤って刺した針金を使って謎女の手首らへんにグサッと突き刺す!!
これには謎女もたまらず、「グギャァァァァ～」と悲鳴をあげ捕まえていた手を離してしまう。サラは化粧部屋に逃げ再びロックする。へたりこんでいる謎女にサラの飼い猫が「ニャ～ン」とすりよってくる(黒猫でカワユス) 謎女は「おまいは何者なんだい～」と抱き寄せながらグシャッと怒りのアフガンに身を任せて黒猫ちゃんを握り潰す!!!!
そして１人地団駄を踏んでタバコをクールにくわえる。
サラの味方は２人とも死んでしまい、化粧部屋に再び立て籠ることになる。サラには武器がないので鏡をぶん殴ってぶち割り割れた破片を武器に身構えます。
椎名林檎のＰＶではない
こうしてサラのアパートメントにて繰り広げられる一夜の攻防がこのストーリーの大筋なのですが…冒頭１０分からラストまで異様なハイテンションとスプラッターで進んでいきます。おフランスのスプラッターは容赦ないざんすシェ～！！
サラは化粧部屋に立て籠り、廊下では謎女が悠然とタバコを加えながら次なる作戦を考えているようです。この謎女！黒ずくめのファッションで出で立ちは望月峯太郎先生の「座敷女」のような雰囲気もあります(最初、これを映画化したのかと勘違いしてました(汗)) でもそのクールな出で立ちなのですが…スキッ歯なんですわクソワロタ。スキッ歯にタバコをはさんで吸う「ビーバップハイスクール」に出てくる不良みたいなマヌケなな面に見えてもしまいます(゜m゜;)
謎女は化粧部屋の戸板をハサミでガッツガッツ突いて穴ボコを空けます。そこから手をス～っと伸ばして鍵を開けようとしますが…サラは負けじと鏡の破片で謎女の手を切りつけて撃退します。サラは穴から手を伸ばして脱走しようとしますが…手にハサミを突き立てられ楔を打ち込まれ磔になったキリストのように手を固定されて逃げれなくなってしまいます!!
サラ！絶体絶命のピ～ンチ！！！
ここでさっき来てくれた警察がまたもや助けに踏み込んで来てくれます。焦る様子もなく招き入れる謎女ですが………今度は「怪しい奴め～御用だ御用だ～」と取り押さえられそうになりますが…まずは取り押さえようとしているお巡りさんからグサグサ刺しまくって殺し、サラに助けに来たお巡りさんは奪った拳銃で後頭部から頭を撃ち抜き顔が割れたスイカのように吹っ飛ぶ!!
まるで役に立たないお巡りさんたち(--;)
サラは顔面にお巡りさんの吹っ飛んだ頭部の血や突っ込みどころ満載の汁を顔面にモロにかぶってしまい退却を余儀なくされる。なおも執拗に「開けなさい！開けなさい！サラ！ アタシガ欲しいのは唯１つ。お腹の子はアテシガ育てるからヨコセゴラァ～((((；゜Д゜)))」と説得するようになだめすかすように語りかけてきます。
サラには「何であたしなの？？？」と状況を身にふりかかる凶事に理解が出来ません。
護送車？パトカー？で待たされているもう１人のお巡りさんとこそ泥青年がなかなか帰ってこない２人にしびれを切らしてサラのアパートへと入っていきます………
(;゜∇゜)ギョヘッ！？ あちこちに無造作に転がる死体と血まみれの凄惨な部屋に息を飲む!! 「とっととずらかろうぜ～」と半泣きの青年に変な正義感を燃やすお巡りさんＣはグッタリしたサラを発見して助け出そうとします。「も～う大丈夫だかんな～今助けてやっから～」と起こしてあげます。サラは「ママンを殺してしまったの～わ～んわ～ん」と泣きじゃくっています。脱出しようとしたとき……ブレーカーを落とされて真っ暗闇のダークゾーンにさせられてしまう!!
結局まごついているうちに青年もお巡りさんＣも次々とぶっ殺されて、またもやロンリーウルフにされるサラ。誰も頼れんヮヮヮヮヮヮ～とガチンコバトルを再開します。
暗がりの中で繰り広げられる凶女ＶＳサラの生死を賭けたバトル…謎女は身近にあったトースターでサラをドッ突く！！
サラは倒れてショックで喉の気道に血が詰まっちったのか？「息がァァァァ～」と苦しみ咳き込む。その姿に勝ちを確信したのか悠然とタバコをくわえる謎女に虚を突いて、ヘアスプレーの缶を拾ったサラは謎女めがけて噴射～！！
「ビワヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮヮ～」
これはたまらん顔面を黒焦げにされ、アダモちゃん状態にされた謎女はさすがにぶっ倒れます。
サラはこのままだと呼吸困難に陥ってしまうので喉に刃物を自ら突き刺して穴を空けて気道確保をします！ 止血するために喉をガムテープでぐるぐる巻きにします!!
そして倒れている謎女をナゼか？ストロボ撮影してフラッシュをバシバシ焚きます。
サラはとどめを刺すべく棒？とんがらせた鉄パイプ？を持ってうずくまっている謎女に迫りますが・・・・・・・・・・
謎女は「またワタスを殺す気なの？」と意味深なことを言ってきます？？
？？？？？？？？なサラに続けて言う謎女。
「あなたは私を１度殺しているのよ」
サラはようやくこの謎女の正体に気がつきます。「あのとき死んだと聞かされていたわ～」
サラは一旦、構えた武器を下ろします。
そして…………冒頭の「やっと授かった私のかわいいベイビー…誰にも渡さない」と車を走らせる謎女・・もその事故までは一介の妊婦さんお母さんに過ぎなかったのだが………あの忌まわしい事故に遭遇する!!
事故った相手のサラをひたすら憎悪し、サラの子は無事で順調に妊娠して育てているのを知った謎女は失われた我が子を取り戻すべく、このような狂気に走ったのが解るのである。
サラが攻撃するのに躊躇していたら…不意に部屋の明かりがパッと点いて明るくなる。
謎女に殺されたと思われていた青年？それともお巡りさんＣ？かワカランのですが、虚ろに立ち上がってブレーカーを点けてくれたみたいです?! おそるおそるサラが「お巡りさん？」と近づくと……
「ウガァ～」と獣のような雄叫びをあげるゾンビみたくなっちったこやつはサラの事を棒でフルスイングしてタコ殴りにします(°Д°)腹までぽっこり膨らんだお腹まで ぶん殴られショックで破水してしまう!!
このままではサラはこのゾンビお巡りさんに殺されてしまう！！！ そんなサラのピンチを救ったのは今までドでかいハサミで襲ってきた謎女でした。
謎女は鉄パイプを背後からゾンビお巡りさんにロンギヌスの槍の如く突き刺して退治します。ゾンビでなくて単なる発狂した死に損ないなだけだったのでしょうか？
サラはいよいよ出産が始まり苦しがります。階段のたもとでへたりこんでしまいます。「うw～産まれるwww」と懸命にいきむサラですが………赤ちゃんは出てきません。謎女はハサミを取り出してサラの服を切り裂いて自ら出てこれない赤ちゃんのためにハサミをサラの下半身へ・・・・・
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「ビワヮヮヮヮヮ～！★Ф※√♯ゞ〆!!"$」
既に身体中血まみれのサラはおまたからもボタボタ多量の出血をして鮮血が階段をドロドロ流れるようにつたいます。
強引帝王切開により赤ちゃんは無事?!?!に産まれる事が出来て謎女に安らかに抱っこされます。サラはそのままおそらく失血死してしまったのであろうか？目から血をダラダラたらしながら死んでしまいます(*_*)
謎女は子供をいとおしそうに抱っこしながら椅子に腰を下ろし揺られています。
ピアノの静かな旋律と薄暗い中に赤ちゃんを抱えて佇む謎女を映してエンディングとなります。
壮絶なクライマックスはハッピーエンドが常な映画の世界からは大きくかけ離れた、究極に後味の悪いバッドエンディングというわけではないのですが………ホントッに救いがないです(´・ω・`)
主人公のサラも死んでしまい、顔を黒焦げにされ満身創痍の謎女もおそらく長くはないでしょうし……産まれてきたこの赤ちゃんも将来があるかどうか？？もわからないですし…………
スプラッター描写も生々しくて、また妊婦さんを狙うというインモラルな設定ものけ反りもんです！！
主役のサラは終始血まみれ、飛び散る鮮血の勢いは以前にブログにてUPした「ブラッドピーセス」とか食人族映画やゾンビ映画なみにグチャグチャのビチャビチャの切り株オンパレードです！
ただ…………本作のテーマというか？肝は単なる凶悪な殺人鬼が理由もなく大暴れして人殺しをするのではなく、根底に女性の方の普遍のテーマでもある出産と我が子へと命をかける愛情が我が子を慈しむ母親の無垢の愛が込められているのが他の有象無象のスプラッター映画とは一線を画すのではないでしょうか？(表現方法は限りなく鬼畜でとても耐性のない方にはご覧にはなれないでしょうが………)
監督さんのアレクサンドル・パスティロさんとジュリアン・モーリーさんの今後も楽しみなおフランス産ドイヒースプラッターは最後まで息が詰まる緊迫感のある心理的にグッと来るホラーです。が他にも耽美的な別の雰囲気の恐怖映画「リヴィッド」なんかもあったりしてこちらもお薦めなんですわ。
更新に随分と時間がかかってしまい申し訳ありません。４月は季節の変わり目なのか？雨ばっかでまるで梅雨時みたいで気温差とかも目まぐるしく変わって大変ですが体調を崩さぬよう頑張ってください(*^^*)