鬼畜大宴会(1988) | とし104の気ままに映画プログ2

とし104の気ままに映画プログ2

ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。



新年明けましておめでとうございます。


今年ものんびりダラダラブログと言うことで、マイペースに気ままに投稿をしていきたいと思っています。読者の皆さまよろしくお願いします(*^^*)










私が生まれる頃の1960年代後半から1970年代にかけて学生運動、左翼的な極左的暴力的な学生運動が盛んに行われていたそうです(連合赤軍など) でもって世にも有名な「あさま山荘事件」以降は急速に失速していくことになります。おそらくその頃をモチーフにした映画かなと思います。

監督の熊切和嘉さんはこの当時大学生だったそうです。卒業製作でこの映画を撮りあげたそうで…凄い才能ですな♪


過去に行われた学生運動(安保闘争とかかな?)のフィルムを映しつつ、デカデカと『鬼畜大宴会』とタイトルが出ます。 和太鼓の旋律にのせて煽るように始まる。



●●●を粉砕せよ!など書かれたプラカードや大段幕のある部屋でケツ剥き出しで激しくまぐわう男女が映る。

左翼のアジトである文化住宅?団地?みたいな質素な部屋… 女は投獄されているカリスマ的な活動家相澤のジョノカの雅美(貧相な大久保佳代子風もしくは痩せた山田花子風)で男の方は年長者の山根(貧相なエレファントカシマシ風もしくは痩せたグレート義太夫風)である。 現在のこの過激派のリーダー格である。 この過激派組織に務所内で同房で相澤を慕っていた藤原(この中で一番男前で役者っぽい)が相澤から教えられていて雅美たちのアジトの文化住宅へと合流することになる。

相澤はあと少しで出所になるらしい? 雅美を筆頭に皆、相澤の出所を心待ちにしていた。 ただ1人山根は自分が組織を仕切りたいと考えていたのか?雅美や雅美の子分格の岡崎、平、 山根の後輩である熊谷(さだまさし風ロン毛青年)とそんな熊谷を慕ってきた後輩の杉原(のび太くんがそのまま大きくなったみたいな人)と意見が対立し、1人組織を離脱して出てってしまう。


彼等は一応過激派なので郵便局強盗やライフルや日本刀などの武器の調達など危険な反社会的な活動をショッカーのように地道に行っていたのであった。
雅美は頭のお堅い熊谷を持ち前のエロテクで誘惑したりして、自分に従わせようとする。 雅美はこのようにして山根、岡崎、熊谷らをセクース奴隷兼子分のように支配しようとしていたのだ!!(^_^;)






まだ序盤のうちは平和なもんで熊谷を慕う杉原を面倒見てあげたり、戦略を議論したり、皆で仲良く素麺や鍋を突っついたりとまあ~何だかいい雰囲気で楽しそうな気もします。



そんなある日の事………………
あと少しで出所するもんだと思われていた相澤があろうことか?獄中で切腹自殺してしまうΣ(゜Д゜)
どーして獄中に刃物を持ち込めるのかは謎です……………

相澤を心の拠り所に頑張って活動してきた彼等の絆はいとも容易く崩壊してしまうことになってしまう!!

ここで、この事を嗅ぎ付けた山根が野望を抱いたのか?雅美らのアジトを警察に密告して逮捕されるようにした!?と熊谷と杉原の住んでいる下宿に訪れて告げる。 そして山根は熊谷らに共闘を持ちかけるが…………………激昂した熊谷は山根をビール瓶でぶん殴る!!(○_○)!!

背後の壁に貼ってあったアグネス・ラムのポスターが山根の返り血で真っ赤ッかに染まる!!!





熊谷と杉原の下宿に雅美たちが逃げ込んで来る。彼等は警察に摘発されるすんでで警官をぶっ殺して逃げて来たのであった!
逃げ込んだ先に手負いの山根を発見した雅美は、ニヤリ( ̄ー ̄)として「何だい?!熊谷にヤラレたのかい? 情けない男だね~全くww ーおまいのせいでこちとら警官殺しまでしちまったでね~か」と呟く。
岡崎が「雅美さん。こいつ殺しちゃいましょうよ♪」と持ちかける。雅美はニヤニヤと悪魔的な笑みを浮かべて「それ賛成~そ~しましょったらそ~しましょ♪」
と賛同して、ヘロヘロの山根を車で連行し、どっかの山奥…鬱蒼と木々が茂る森の奥に山根を連れてきて木に縛りつける!!

連合赤軍がかつて群馬県の榛名山の山小屋アジトで十数名の同胞をリンチ殺人した事件があったそうですが…それに似たような展開でもあります。 山根は岡崎により キックキックキックのストンピングをくらい血とゲローを同時に吐き出します!

熊谷も山根の後輩と言うだけで雅美から怪しまれて、「熊谷も縛りな!!」と命令されて熊谷も木のたもとに縛りつけられます。二人とも岡崎によりキックの嵐を受けてもう死んじゃいそうです(゜m゜;)




縛られた上にボコられた熊谷に雅美は「こいつ~どうやって殺したらいいと思うかい??」とザートらしく訊ねる。 熊谷は「うっとうしいッスwww このバカ~ こんなん奴~縛り首にしちまえばいいんですヮヮヮ~ 早くこいつさぶっ殺して縄ほどいてくださいよ~」と雅美に懇願する。

激しく抵抗する山根を杉原や平も加わりおさえつけるが………足をばたつかせた際に雅美を蹴り飛ばしてしまう! ブチキレた雅美は「いい加減~黙りな!」とライフルを至近距離でズドン!!!




ダスティー・ホフマンの「わらの犬」のようだが…そうではありません(*_*)



哀れ山根は頭をスイカかトマトみたく吹っ飛ばされる!! 「死霊のはらわた」に出てくるゾンビみたいな派手な頭部吹っ飛ばしシーンは、思わずお~っと唸ってしまいそうなぐらいな迫力がありますわ♪

山根の頭部を吹っ飛ばし、その返り血がと言うか?血の雨が熊谷、杉原、岡崎、平にビシャッとかかってしまい、みんな血まみれになってしまう(゜ロ゜;ノ)ノ

一瞬ですが…ストップモーションのように一同は固まってしまう! 皆、呆然自失状態で言葉を発する事が出来なかった・・・・・・

雅美は狂ったように山根の死体の頭部をグチャグチャ掻き回す!! 狂気の宴が今……始まろうとしていた(|| ゜Д゜)

熊谷が冷静に一言言う。 「ちょっと~もう終わったんだからロープほどいてくださいよ~早くwww~」と仲間たちに頼むが…

雅美はもはや、正気を失っていた!!
「熊谷の●●●を切り落としてやんよ~♪♪」
顔面蒼白になる熊谷を岡崎らがおさえつける。おずおずと躊躇っている杉原にも雅美は命令する「早く!おまいもおさえないとおんなじめにあわせんど~」その言葉にビビった杉原は熊谷と一瞬目が合うが、黙って従い熊谷の足をおさえるのに加わる。 熊谷の顔から絶望的な表情がこぼれる。

「クセ~キチャネ~こんな奴とヤったのかと思うとゾ~っとするわ~」と熊谷の顔を切りつけ、●●●も次いで切り落とす!!
ショックと激痛で口からアブクを吹き出して目を開けたまま熊谷は気絶してしまう!!

あまりの狂気に怖じ気づいた髭面男の平が逃げ出す。 それを逃がしてなるものかと日本刀を携えた藤原が追跡する! 平は山林をぬうように逃げ惑うが…なだらかな斜面で転んでしまい、木の枝が太ももにザックリ刺さってしまい逃走できなくなってしまう。藤原が刀を構えてジワリジワリと迫りよってくる!! 「何なんだよあんたは~」と絶叫する平はライフルをいつの間にか手にしている岡崎により射殺されてしまう(;_・)


狂気の集団…或いは殺戮の暴徒と化した雅美たちは廃校になった学校らしきところに行き着く。 そこで岡崎と雅美は無言のままセクースをし続ける(/--)/ 藤原は上半身むき出しの半裸で日本刀の素振りをビシビシと黙々と行っている。 ヤルコトやって呆けている岡崎と雅美を見届けた杉原は●●●を切り取られてリンチを受けてズタボロの熊谷先輩の面倒を見ている。
缶詰を開けてあげて、後ろ手に縛られている熊谷はのら犬のようにそれを貪り喰らう。その姿を見ていた杉原はそんな先輩をどう思ったのか?落ちている角材を手に取り熊谷を殴打する!!(○_○) 今まで黙って先輩方に着いていくことしか出来なかったのび太杉原に変なスイッチが入ってしまったのか?




一夜が明けて、雅美は起きて、鏡に向かい黙々と化粧をするのかと思いきや………

顔を犬神サーカス団のように白塗りに真っ赤な紅?ルージュを口裂け女のようにひいて、どこにあったのか?花魁のようなお着物を着てクルクル回るように(◎-◎;)不思議な踊りを踊ります! カメラワークもグルグルで酔ってしまいそうです。


ヤルコトやって目覚めた岡崎は、こんな雅美に欲情したのか?雅美を抱き寄せ◯◯◯させようとするが・・・・・
妖怪のように、エレキテル連合のアケミちゃんのように首をカクカクさせる雅美は岡崎の●●●を食いちぎるΣ(´□`;)

完全ブチキレ状態の岡崎は雅美をナイフでメッタ刺しにする(°Д°) 血まみれで息絶える雅美のお股にライフルをズドン!!
雅美の内蔵を「ギニーピッグ」ばりに引きずり出してグチャグチャ玩び、狂える雄叫びを上げる岡崎に……ス~っと忍び寄る藤原が岡崎の腕をスパッと切り捨て、首を跳ねる!!

キチャナイ化け物と化した熊谷を無言で角材で打ち据えた杉原は、虫の息の熊谷を紐で絞めて絞殺する!!(._.) そんな杉原を藤原は喉元をスパッと切りつけ、杉原も倒れる………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………


破滅に向かって猫まっしぐらの雅美たちの凶行、宴を見届けた藤原は、只一人冷静に監視するかのように?切腹の介錯人のように岡崎、杉原にとどめをさした後は…

小高い山の中腹で喉元から首筋へと日本刀を貫通させるモーレツな自刃自殺を遂げて劇終となります。



ただ一つ、映画に注文をつけるとしたら…この映画のヒロイン、紅一点の雅美さんでしょうか? もうちっとカワイイ娘っ子か何かいなかったのかしら?な感じである。 男社会の中の唯一の女子なわけで扱いがまるで綾瀬はるかか石原さとみのようなのである(--;) こんな肉食系女子に慰みモノになる男どもが何だかかわいそうに見えてきます。


連合赤軍のリンチ殺人事件にインスパイアされて製作したのか?どうかは定かではないですが、しかしてその実体は地獄級の凶悪なエログロスプラッター絵巻であった事に気づきます。 学生運動を描いた社会派の映画かと思いきや…スプラッター描写がドイヒーで、やけに下ネタ(ち●●)にこだわってて着眼点のオモローなホラーなんです。


新年一発目から、かなりマニアックなのを投稿してしまいました(汗) 今年も洋邦、アニメ、新しいの古いのにこだわらず、いろんなジャンルのを投稿していきたいと思っとりますので、よろしかったら応援をお願いします(^^)