今回の山行記録は八ヶ岳の「大同心南稜ルート」と「大同心雲稜ルート」でのマルチピッチクライミングです!
※総勢4名(2パーティー)
「大同心南稜ルート」「大同心雲稜ルート」は日本登山大系【普及版】八ヶ岳・奥秩父・中央アルプスを参考にさせて頂きました。
※概念図等が記載されていますので山行前にご覧になることをおすすめいたします。
日本登山大系【普及版】八ヶ岳・奥秩父・中央アルプス記載のグレード
大同心南稜ルート・・・Ⅳ A1
大同心雲稜ルート・・・Ⅳ A1(Ⅳ-)
【計画したルート】
やまのこ村→赤岳鉱泉→南稜ルート(3ピッチ)→歩き(ロープ確保あり)→雲稜ルート→大同心の頭→懸垂下降→同ルート下降→赤岳鉱泉(テント泊)
やまのこ村からのスタートです。
※駐車場の予約可能 前金制(振込)
※¥1,000/日
赤岳鉱泉に到着です。
※やまのこ村から約2時間10分
テント設営・休憩
※テント料の受付は11時からなので下山後にお支払いしました。
赤岳鉱泉をスタートして大同心を目指します。
大同心稜方面に進みます。
※大同心沢の矢印方面に進みます。
途中からは急登
大同心基部の手前
南稜ルートの基部に到着
※リングボルトとスリングが目印です。
※左側にはハンガーもあり
アプローチシューズ(スポルティバ ボルダーX)での登攀です。
1ピッチ目
ピナクルに向かって右上してから左上
※体感Ⅲ−〜Ⅲぐらい
※終了点はピナクルに240cmスリング
2ピッチ目
山頂に向かって左にトラバースしてから直上
※体感Ⅲぐらい トラバースしづらい箇所はⅢ+ぐらい
※不安定な部分あり
3ピッチ目
残置支点に沿ってほぼほぼ直上してからピークに向かって歩きます。
※南稜ピークの少し手前の安定したところで終了点の支点構築をしました。南稜ピークにも残置支点はありますがそこまで行くとロープの流れが悪くなるので結果的に少し手前で支点構築して良かったと思います。
※体感Ⅲぐらい
南稜のピーク(3ピッチ目の終了点)
南稜ルートのスタートから3ピッチ終了点までは約1時間での登攀
今回はこのまま雲稜ルートの最終ピッチも登攀します。
大同心のドームの基部までは歩き
※ロープ確保あり
南稜ピークからはクライムダウンしてから草付きを歩いて大同心のドームの基部に向かいます。
※ロープ確保あり
雲稜ルート
※大同心のドームの部分(雲稜ルートの最終ピッチの部分)
※ロープ長(ビレイ点から終了点まで)・・・約25m
ハンガー・リングボルトなどは2m以内ぐらいの間隔ぐらいであります。全ての残置支点にヌンチャクをかけると15本以上は必要となります。
中間支点の間隔が狭いところは掛け替えしながら登攀したので実際に使用したヌンチャクは9本です。
雲稜ルートを登攀中
最後の核心の手前
※薄かぶり
大同心の頭
懸垂下降3回で南稜取り付きまで下降
※50mロープ2本
下山です。
赤岳鉱泉のテント場に到着
赤岳鉱泉でテント料の支払
※テント料の受付は11時からなので下山後にお支払いしました。
飲み物も充実
カンパーイ!
お疲れ様でした〜!超楽しかったね〜!
夕食
さつま揚げ焼き・たらこスパゲティ・チーズのせハンバーグなど
今回のコースです。
ご一緒させて頂いたhirosioさんのYouTube動画です。
山行記録No.444
2022年8月6日(土)
八ヶ岳大同心南稜ルート→雲稜ルート
コースタイム
6:29 やまのこ村
↓
8:43 赤岳鉱泉
↓
9:35 赤岳鉱泉
↓
11:32 大同心南稜取り付き
↓
14:24 大同心登攀完了
↓
16:08 赤岳鉱泉
【グレードの目安】
トップ・・・室内ジムのリードで5.10cか5.10d以上
セカンド・・・室内ジムのリードで5.10aか5.10b以上
※A0する場合は上記よりも下のグレードでも登攀可能です。
※あくまでも私個人の体感グレードですので参考程度にご覧頂ければと思います。体感なのでその時によって変わる可能性大です。
【ロープシステム】
ダブルロープシステム
8.6mm 50m 2本
※べアール「コブラ2 」
【カム】
使用せず(持参せず)
【ヌンチャク】
実際に使用したヌンチャク・・・5本
実際に使用したアルパインヌンチャク(60cmスリング)・・・4本
※雲稜ルートの最終ピッチは12本以上を推奨
【靴】
アプローチシューズ・・・スポルティバ「ボルダーX」
【無線機】
デジタル簡易無線機・・・アイコムDPR7S