山行記録(五十音順) 装備

 

バリエーションルート・アルパインルートでは定番ともいえる「アプローチシューズ」

「アプローチシューズ」はクライマーが岩場までのアプローチに使用したり、ちょっとしたクライミングまで対応出来るシューズという位置付けですがバリエーションルートでの歩きやすさ・岩場での登りやすさなどを含めて使い勝手が良いので個人的にも重宝しています。

今回は私が実際に使用しているアプローチシューズの写真と個人的な感想をUPいたします。これからアプローチシューズの購入をお考えの方にとって少しでも有益な情報となれば幸いです。

 

 

フリークライミングのゲレンデまでのアプローチやビレイ時に使用

写真左・・・スポルティバのアプローチシューズ「TX4」

写真右・・・スポルティバのクライミングシューズ「ミウラVS」

 

 

 

 

マルチピッチクライミングで登攀時とビレイ時に履き替えて使用

登攀時・・・クライミングシューズ

ビレイ時・・・アプローチシューズ

写真左・・・スポルティバのアプローチシューズ「TX2」

写真右・・・スポルティバのクライミングシューズ「ミウラVS」

 

 

 

沢登りのアプローチや下山時に使用

写真左・・・スポルティバのアプローチシューズ「TX4」

写真右・・・モンベルの沢靴「サワートレッカー」

 

 

バリエーションルートでチェーンスパイクを装着して使用

積雪時や下山時などにはチェーンスパイクが重宝する時があります。

 

 

 

 

【アプローチシューズ】

 
「アプローチシューズ」はバリエーションルート・アルパインルートだけでなく一般登山でも履きやすいシューズ。とにかく履き心地が良いので靴擦れなどもしにくいように感じます。一般登山でも岩場や鎖場があるような箇所などではグリップも良く登りやすいのですぐに良さを体感出来ると思います。それぐらい機能的なシューズです。個人的には一般登山でもアプローチシューズをすすめたいぐらいです。
人気のアプローチシューズといえば、スポルティバの「TXシリーズ(トラバース)」や「ボルダーX」が有名です。
ローカット・ミッドカット・ハイカットがありますがスタンダードなのはローカット。落ち葉や土が靴の中に入るような山行の場合はゲイターを装着したりミッドカット・ハイカットのアプローチシュースを選択するのが良いと思います。
あくまでも個人的なオススメはこちらです。
ローカットならスポルティバの「TXシリーズ」
ミッドカットならスポルティバの「ボルダーX」
 
 
【つま先にクライミングゾーンがあるのが特徴】
アプローチシューズに似ている靴としてトレランシューズがあります。トレランシューズとの大きな違いは「クライミングゾーン」の有無です。クライミングゾーンがあることによって岩場での登攀に差が出ます。
 
 
スポルティバ「TX4(トラバースX4)」
岩場と長時間歩行のバランスがとても良いアプローチシューズ。靴が濡れることはまず無いので軽量な「ゴアテックス無し」のタイプをあえて選んでいます。
私の場合、バリエーションルートは靴が汚れるので靴は基本的に毎回洗ってます。「ゴアテックス無し」は靴を洗っても乾きやすいという点も気に入ってます。
土踏まずの部分がへこんでいるのでゲイターの装着にも適しています。
重さ(片足)・・・380g
 
 
スポルティバ「TX2(トラバースX2)」
靴が軽いのでマルチピッチクライミングでクライミングシューズとアプローチシューズを何回も履き替える時に重宝しています。
軽いのでハーネスにぶら下げていてもそれほど違和感なし。
スニーカー(ランニングシューズ系)に近いソフトな履き心地ですがソールのグリップ力はしっかりしています。
土踏まずの部分が平らなのでゲイターの装着には不向き。
重さ(片足)・・・280g
 

 

 
ファイブテン「ガイドテニー」
岩場歩きがメインのバリエーションルート・アルパインルートに非常に適しているアプローチシューズ。ソールはグリップ力に定評のある「ステルスラバー」
靴全体は硬くて剛性がしっかりしています。
土踏まずの部分が平らなのでゲイターの装着には不向き。
重さ(片足)・・・370g ※US7.5 実測
 
 
※写真は旧モデル
 
 
 
 
モンベル「クラッグホッパー」
つま先部分全体がクライミングゾーンになっているのが特徴。靴全体がソフトなので足入れ感も良くて快適。
グリップの良い軽登山靴に近い履き心地です。
ソールパターンが登山靴に近いので落ち葉や土でも歩きやすい。
土踏まずの部分がへこんでいるのでゲイターの装着にも適しています。
重さ(片足)・・・390g ※メーカーHP25.5cmの場合の重さ
 
 
 
 

スポルティバ「ボルダーX」

ミッドカット派の方には圧倒的な人気のアプローチシューズ。雨が降る可能性のある山行時には特におすすめです。