6月19日(土) 15時より、染織家、志村ふくみさんの「織と文」の中からクレーについて洞察している文章などをご紹介します。またこれからは定期的にリルケの詩も朗読していきます。
https://twitcasting.tv/c:tohman
水の音を素材にした音源に合わせて即興の詩誦のパフォーマンスも試みます。ご期待ください!
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志村ふくみさんは中学の教科書で大岡信さんの「言葉の力」という文章で桜の樹皮からピンク色に糸を染め上げているエピソードを紹介している文章でご存知の方も多いかもしれない。
植物のいのちの裏側にかよう色を見出して、それをいただくことの神秘に向き合い続けた彼女は、その実作業と生成の「陽」の活動の反対側で、言葉と共にいのちの色を見出す自身の魂の眼を磨き続ける「陰」の内省を深く行い続けてこられた。
ゲーテの色彩論に深く通じ、リルケの詩と書簡に向き合われた著作もある。「芸術とは、目に見えているものを再現するのではなく、目に見えるようにすることだ」というクレーの言葉も引用しながら、クレーが最晩年に残した一連の天使の線画についても本当に美しく、深い洞察を行っている。
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哲学者のハイデッカーはリルケの詩について、「私が哲学的思索の道で考えているのと同じことをリルケは詩で表現している」と語ったそうだ。
リルケに何らかのかたちで継続的に向き合っていきたいと思ったので、これからも定期的に朗読してみることにします。
筆跡も美しく、感じ取れることがたくさんあります。
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さて先週は自作の子守歌?!のようなもの「おやすみ、大好きだよ」を変形(?!!)して昼間のみなさんへの想いを歌にしてみる試みなどやってみました。
以下のツイキャスの録画の20分以降の後半で歌ってます!
ささやかに、地道に尊い想いを胸にがんばっておられる方々のために、おもってます、祈ってます。。というメッセージも歌ってみました。