日本海側に近い摩耶山は以前から一度行ってみたい山だった。
日本海側に近く山頂からは日本海が望める。
山から見える海岸線の景観は素晴らしい。
鶴岡からレンタカーを使えば行ける。
バス便もあるが登山口までの往復の歩きを考えるとレンタカー一択。
山形県登山の場合翌日仙台の友達と会って囲碁の楽しみもある。
2024.9.6
小竹向原(0536)-池袋・大宮・新潟経由鶴岡(1012-25)-摩耶山越沢登山口280m(1115-22)-初心者ルート分岐(1200)-関川コース合流(1240)-摩耶山1019m(1340-1400)-摩耶山越沢登山口(1555-1605)-鶴岡(1705)
登山日を9月6日(金)でターゲットに考えた。
天気予報がだんだんと改善傾向になった。
レンタカー・ホテル・鶴岡・仙台間のバス予約等今回は予約件数が多い。
仙台在住の碁敵の都合を第1、天気を第2と考えた。
酒田始発の鶴岡・仙台間はバス移動を考えていたがネットでは満席。
山形で乗り換えれば仙台までバスが頻繁に出ている。
JRより使い勝手がいい。
宿泊予定の鶴岡は日本海側で太平洋側の仙台まで行く。
鉄道は秋田経由の新幹線は遠回りで、酒田・新庄経由も接続が悪い。
バス道路が高速で行けて距離も短く時間もバスがよさそう。
日本海側から太平洋に行くには大きな山を越える。
月山と蔵王山の脊梁山脈を迂回しながらトンネルで通過する。
鶴岡・山形間のバス利用者は少なかった。
山形・仙台間はバスが10分毎に出ている時間帯もあり利用者も多い。
新潟からJR特急いなほは日本海の粟島が見える。
曇り空ながら海は荒れてないように見えた。
新潟山形県境辺りの海岸は砂浜がほとんどなく沖まで岩礁が続いている。
吉村昭の小説”破船”を思い起こす荒々しい海岸線を列車は進む。
鶴岡駅でレンタカーを借りてナビ目的地は”まやのとまや”で入力。
”まやのとまや”は土日営業の蕎麦屋さん。
”まやのとまや”を過ぎて345号線を200m程度進むと摩耶山登山口の案内表示がある。
345号線沿いの摩耶山登山口案内
摩耶山案内
案内板からすれ違い不能な細い道を1㎞ほど進むと登山口。
細い道の中央はタイヤが通らないので草の背丈が20㎝以上伸びている。
登山口の駐車場は周囲は樹木鬱蒼としていて少し暗く草で覆われているが10-20台は可能。
登山者カード入れ箱の設置がある。
ガス模様で雨具の下とスパッツをつけて出発。
すこし暗いスギ林を進む。
小沢の渡渉
アルミ梯子は半分流されている。
板は自分の体重で沈むが水が靴に入ることはない。
暫く進むと初心者コースとベテランコースの分岐がある。
滝の横にある垂直梯子のルートはベテランコースであろう。
当然そのルートで登り帰りに初心者コースと考えていて、ストックも1本にした。
ベテランコースを進もうとしたがいきなり道が不鮮明ですぐに初心者コースに戻る
小雨降る悪天候だと梯子で滑り落ちかねない。
自分の年相応に初心者コース歩こう。
せめて初級者コースト命名してほしい所
初心者コースは梯子はないがそれなりに滑りそうな場所もあり気合を入れて。
滑りそうな登山道
ビブラムのフリクションを使って慎重に。
ブナ林の中は直接に雨を感じないが、藪や葉に触れると水分がシャツを濡らす。
関川登山口との合流地点を過ぎると避難小屋がある。
小屋の中には第..代の摩耶姫の写真が飾ってあった。
山頂手前に鼻くくり坂という急登がある。
六地蔵尊
安全祈願。
山頂は安山岩質の岩山の頂上。
小雨を遮る大きな木がなく急いで🍙をほおばる。
晴れた日に来たかったなー
山頂周辺の灌木が紅葉している。
メグスリノ木とヤマウルシだろうか。
ガスがなければ日本海が見えるのに残念。
上りで2時間30分かかった。
ベテランコースなら垂直の梯子でもっと疲労していたことだろう。
下りも滑らないように転倒しないように。
木の根は濡れていると滑りやすい。
一度滑りそうになったが手をつかずにリカバリーできた
ミヤマアキノキリンソウ
ガスの中で鮮やかな色。
この花を見ると秋の山に来たなといつも思う。
登山道の脇にあったキノコ
キノコの同定は難しい
他に美味しそうなヤマイグチを見つけたが1本ではと捨てた。
登山口付近でキツリフネ
右下に見える濃いピンクの花はミゾソバかな。
自動フラッシュで色が鮮やかに見える
駐車場に着いたのは4時前で、今日は登山者は私以外いなかった。
車の中には虫が2匹もいて遡行中に追い出した。
停車して虫を追い出しあ方が安全運転。
5時間40分程度の山行だが、このくらいでも筋肉痛。
シャツがびしょぬれでパンツにまで濡れが来ていた。
鶴岡の大浴場で疲れを取り着替えてさっぱり。
翌日山形経由で仙台の友達と再会。
仙台はジャズフェスティバルで大勢の人が街に出ていた。
標高差:739m
キツリフネ雨の帳に洗われて
終わり