前回昼闇山に行ったときに見た鉾ヶ岳(ホコガタケ)1316mが次に行く山候補になった。

鉾ヶ岳に登るには前日泊が必要で、一泊するなら近くの青海黒姫山1221mも一緒に登ろうかと。

バス時刻や列車接続を考えて青海黒姫山を初日に、2日目に鉾ヶ岳の順にした。

大人の休日クラブ割引がGWは不可でGW前の2日間天気予報の良い日を狙った。

 

青梅黒姫山は青海駅から登山口まで5.2㎞あり歩くのはちょっと躊躇。

前日までに列車・ホテル・タクシーの予約を入れた。

 

2024.4.25

小竹向原(0553)-電車新幹線前池袋・大宮・糸魚川経由青海(0907)-車リサイクルセンター88m(0920-23)-一本杉峠390m(1030)-金木平850m(1200)-青海黒姫山1221m(1340-1407)-リサイクルセンター(1631-38)-青海駅10m(1745-1807)-電車糸魚川(1813)

 

家を出る時は前日の雨が残っているような曇り空。

新幹線で長野駅を通過するころから青空が広がった。

糸魚川駅で越後ときめき鉄道に乗り換えて青海駅で下車。

無人駅の北口で予約のタクシーに乗車。

 

糸魚川近辺は今年は雪が少ないとの話。

能登地震の時の津波が10分で到達の情報に右往左往したとのこと。

実際は10㎝の津波で影響なかったとのこと。

糸魚川はデンカの町でデンカ様様。

デンカはセメント事業から撤退するとのこと。

 

青海川の橋を超えてリサイクルセンターの横の登山口のベンチで

スパッツとストックの準備。

重登山靴で出発。

結局アイゼン・ピッケルは未使用。

 

強い春の日差し

朝の光を受けて里山の植物はspring。

汗をかかないようにゆっくり歩く。

 

オトメスミレ

距に少し紫味が見えたのでオトメスミレとしたが。

左下はスミレサイシンのようだ。

 

タチツボスミレ群生

中央右に上の写真のオトメスミレ。

 

他にツボスミレ、カタクリ、ジロボウエンゴサク等のスプリングエフェメラル。

ギフチョウがカタクリの花の周りを飛んでいた。

 

ミスミソウ

青海黒姫山は石灰岩の山で紫色が鮮やか。

他に白・ピンクもあった。

弥彦山で初見し、コシノコバイモがあるかと探したが見当たらず。

 

金木平付近で300名山を歩いている人に出会う。

トレースが雪上で使えるが暑さでトレースの融けるのも早い。

赤ペンキやテープ類は多く残雪期でも迷わないように工夫されている。

雪の上はステップキックで滑らないように進む。

アイゼンを出すこともない角度だが慎重に。

 

青梅黒姫山の山頂一角から糸魚川市街

糸魚川港と海岸線が綺麗だ。

芽吹きの淡い緑色と海の淡い青色。

山頂一帯は石灰岩の岩石がゴツゴツ。

 

青海黒姫山から南南東方面

明星山1188mの存在感。

登山道がこちら(見えている)側にあるようだ。

中央奥左側が雨飾山方面。

姫川を挟んで右に白馬岳方面。

北斜面を見ているので残雪が多い。

 

南方面

白馬岳方面は雲が取れない。

 

西方面

山頂一帯は石灰岩の岩が多い。

日本海の雲の下に薄っすらと能登半島が見える。

 

東方面

明日登る予定の鉾ヶ岳が正面に見える。

 

白鳥山1287m

栂海新道の最北端の山の上に上昇気流?の雲。

 

山頂は天気予報通り少し風があったが fresh breeze の範囲内。

14時過ぎたので怪我しないように帰ろう。

 

雪解けしたばかりの場所にキクザキイチゲ

 

金木平付近から

中央右の枝左が犬ヶ岳だろうか。

 

登山口のリサイクルセンターに16:31に到着。

タクシーを呼ぶか迷ったが歩いても1時間と教えられ歩いた。

 

登山口付近から青梅黒姫山

見上げる岸壁だが山頂はもっと右にある。

 

駅まで1時間かけ歩いたが長かった。

途中大沢でバス便があったが出た直後。

ネット検索で大沢・糸魚川のバス便はもっと少なかった。

 

青海駅の改札口に登る階段がきつかった。

広い青海駅待合室でスポーツタイツを脱いだ。

糸魚川のホテルの小さなバスタブで汗を流して和食の”くろひめ”へ。

海鮮丼とコゴミの胡麻和えを頂いた。

月不見の池というお酒が美味しかった。

 

水分不足からか最後の道路歩きが効いたのか夜足を吊ったえーん

 

標高差:1133m

ゆったりと春の兆しが煌めいて

 

終わり