山形神室岳に行きたいと案を練っていた。

山形の山と人・食べ物が大好きで年に4回ぐらい山形県に遠征している。

登山口の関沢は山形・宮城県境の笹谷峠の山形県側の集落でバスが土日を除いて運行している。

朝1番のバス利用には夜行バス利用又は前日山市内泊が必要。

夜行バスは疲れるので躊躇。

 

近隣のスキー場の送迎バスを探した。

蔵王坊平スキー場にかみのやま温泉駅から無料送迎があった。

新幹線到着にうまく接続。

蔵王樹氷群も見てみたい。

蔵王樹氷群の観光客で中央RWが2時間待ちのニュースがあった。

蔵王温泉スキー場と少し離れた坊平スキー場はリフト2本乗り継いで標高1450mまでいける。

 

初日に苅田岳に行きその日は山形市のホテル泊。

翌日バスで関沢に行き、山形神室岳を登って新幹線で帰京。

天気が2日連続で良い日を狙った。

 

2024.2.18

小竹向原(0516)-電車新幹線前池袋・大宮経由かみのやま温泉(0848-0920)-バスライザワールド蔵王(0951)

-カチンコリフトtop1450m(1016-25)-刈田岳1757m(1130-1215)-ライザワールド蔵王(1400-1600)-バスかみのやま温泉(1640-1704)-電車山形(1720)

 

天気予報は晴天で4月並みの高気温を予想している。

蔵王の樹氷群は2月15日の雨でほとんど解けてしまったようだショボーン

かみのやま温泉駅で運動靴をロッカーに預けてトイレ。

26人乗りバスは20人近く乗り込んだ。

駅周辺には雪は見当たらずだいぶ山に入ってから道の周りに積雪があった。

スキー場直前まで道路上は雪はない。

 

スキー場Pは標高1100m程度ですばらしい雪山が目の前に広がる。

晴天で青空がまぶしい。

久しぶりに乗るリフトはスキーを乗せる補助デバイスがなく、手で掴むデバイスだけでは少し不安。

1600円で歩けば2時間程度かかりそうなところを一気にリフトトップへ。

 

 

リフトトップ付近から飯豊連峰

山頂付近が雲隠れしていて山座同定ができない。

 

スパッツとワカン着用で出発。

ツアーと思われる団体もいてトレースは十分ある。

 

残念ながらスノーモンスターは2月15日の雨で解けてしまったとのこと。

絶好のトレッキング日和で気持ちが良い。

 

避難小屋

20分ほど歩くと可愛い避難小屋が見えてくる。

右奥が刈田岳山頂の神社殿のようだ。

 

風もほとんどなくすばらしい天気。

皆さん楽しそう。

 

振り返ると飯豊連峰

右のこんもりした雲の下辺りがエブリ差岳辺りか。

中央の道路の?表示柱の右が北股岳辺りか。

 

登るにつれて風が強くなり稜線に出ると強風。

フードを被り帽子が飛ばされないようにする。

強風で5m先が見えなくなることも。

トレースを見失うことなきよう右方向に前進。

山頂神社殿に着いた。

 

山頂神社

風が強くて風下の弱そうな場所を探すがどこも強風。

それでもあきらめずに天候回復を待つ。

 

神社鳥居に張り付いた氷雪

青空が時々覗く。

手袋は2重にした方が安心だがザックを開けると吹き飛ばされそう。

 

お釜が見えた

夏場は黄緑色のお釜が凍っているのか。

 

南方面 後烏帽子岳と杉が峰、屏風岳方向

風が息を止めた時は青空が広がる。

 

北方面

中央に雁戸山、右奥に泉ヶ岳、船形山、中央奥に栗駒山が望める。

山座同定はあっているかなニコニコ

 

太平洋も見えた気がするが?

時間はあるが風が強いので退却。

 

エコーラインと交差する1545m付近

風が弱まったところまで戻って昼食。

朝日連峰を見ながらの贅沢な時間。

左奥の鋭鋒は祝瓶山か。

 

青空が綺麗

モンスターは見れなかったが雲がぽかり。

晴天は大当たりだったがちょっと気温が高すぎた。

蔵王ライザワールドの食堂でビールを飲みながらゆっくり時間を過ごした。

外人客が多い。

 

2024.1.19

山形(0815)-電車関沢バス停600m(0850)-関沢IC駐車場(0900-10)-笹谷峠906m(1011-26)-ハマグリ山1146m(1147-59)-トンガリ山1241m(1224-30)山形神室岳1344m(1324-48)-ハマグリ山(1428-56)-笹谷峠(1547)-関沢バス停(1630-1705)-バス山形(1750-1804)-新幹線前電車大宮・池袋経由小竹向原(2130)

 

昨夜 駅隣接の平田牧場の食堂は外国人で待ち時間が長そうで近くの居酒屋に。

名物の玉こんにゃくと炙りしめさばで日本酒”十水”を頂いた。

 

すこし朝寝坊して朝食を掻っ込み、すぐに出発。

山形1日バス乗車券を購入した。

コインロッカーは面倒なので靴は持つことに。

トイレは行きそびれて山形駅に戻ってから。

 

バスは笹谷峠の下の集落まで行っている。

ヤマップを見ながら国道286号線を登り高速道IC方向に向かう。

駐車場に4台Pしている。

登山靴に履き替えてスパッツをして出発。

蛇行する少し雪の残る国道を滑らないように進む。

登山道は沢沿いに進み滑りそうなので慎重に。

笹谷峠に到着。

 

笹谷峠から朝日連峰

今日一杯は天気は持ちそうだが薄い雲。

 

笹谷峠駐車場

北のハマグリ山方面。

登山道がどこにあるか探したがわからず。

大きくジグを切っていた。

雪が少ないようだ。

 

帰りのバス時間は1705なので1400で引き上げることとする。

笹谷峠からアイゼン着用。

気温が高く、登山道の雪が柔らかく先行者の踏み抜きの後もある。

私も3回ほど踏み抜いた。

 

ハマグリ山で山形のご夫婦と談笑。

雪が少ないというよりない。

冬用タイヤを準備したが雪道を走ってないそうだ。

 

なぜこのような地味な山にわざわざ東京から来たのかと質問されて

答えに迷ったが山形の山が好きだからとウインク

数えたら山形100名山の25峰に登っている。

 

トンガリ山から山形神室岳

 

雪が腐っていて藪も多く春山の様相。

 

山形市街と朝日連峰

山形県庁、駅近くのセントラルビルがわかる。

雪の峰は中央が大朝日岳。

 

天童市街と月山、右に村山葉山

月山はこの辺りから見るのが格好いい。

 

ひと登りして山形神室岳山頂に。

時間があれば仙台神室岳も目指したかったがちょっと体力不足。

 

山形神室岳から鳥海山遠望

右奥の山は昨年12月に行った面白山辺りか。

 

怪峰 仙台神室岳

 

(自分で勝手につけた怪峰という呼称だが)

(怪峰というと六日町奥の小兜山と大兜山の間にある1339m峰を思い出す)

帰りは気温も下がらず踏み抜きが多いのでアイゼンからワカンに変更。

山頂付近で出会った山形3人組とハマグリ山で合流。

美味しい苺を頂き、山ならではの出会いと山菜談議を楽しんだ。

 

帰りのバスを待つ間に靴を履き替えた。

運動靴持参も悪くない。

新幹線でビールと駅弁の不足を車内販売で頼んだ日本酒出羽桜が旨かった。

 

標高差: 18日:307m 19日:834m

 

雪山のお国訛りのお裾分け

 

終わり