年内最後の山をどこに行こうか。

雪の少ない奥多摩にしよう。

鷹ノ巣山1736mの南側から榧ノ木尾根を登り、稲村岩尾根を下るルート。

稲村岩尾根は2019年の台風19号の影響で未だ通行禁止。

石尾根を下ってもいい。

 

積雪時に石尾根を下ったことがある。

雪がないと全く初めてのコースかと思った。

ヤマップのルート案内で累積標高差1500mを超える。

軽量化して行くのでコースタイム内で行けると踏んだ。

もし計画より大幅遅れならピストンでもいいかと。

 

2022.12.25

江古田(0505)-電車所沢・東村山・小川・拝島・青梅経由奥多摩(0724-0730)-バス女の湯540m(0750-56)-倉戸山1169m(0929)-榧ノ木山1485m(1025-48)-鷹ノ巣山1736m(1144-1224)-将門番場(1316)-六石山登山口(1501)-もえぎの湯330m温泉生ビール(1527-1630)-奥多摩駅(1640-53)-電車拝島・小川・東村山・所沢経由小竹向原(1900)

 

西武線・JR・西東京バスも土日曜は平日とダイヤが違う。

前日に調べ直してなるべく早いバスに乗るために江古田発。

所沢、東村山はそれぞれ2分、小川、拝島ではそれぞれ3分の乗り換え時間。

乗り換え時間2分だとPCでの乗り換え案内表示がない。

自分でそれぞれの時刻表を調べる。

駅のホーム間移動は階段を駆け上がる。

予め乗り換えに便利な何両目の車両に乗るかを調べたウインク

(西武線では車内放送で乗り換え案内をしていた)

登山靴もZamberlanではなくLowcutのGarmontを選択。

予測では今回登山の最大のキーポイントかも。

最新の登山記録を見て雪が少ないことは承知していた。

スパイクアイゼンは持った。

 

倉戸口で2人降りたが、女の湯バス停で降りたのは私1人。

靴ひもを締め直し、ストックを用意して出発。

バス停から少し戻り尾根を登るため奥多摩湖側に登山口があった。

 

広葉樹の枯葉が多く積もった登山道を進む。

登山道は枯葉とどんぐりの積み重なり。

登山道は東京都の水道局の表示が頻繁にあり周囲を見ながら進めば迷うことはない。

基本尾根を進む。

空気が冷たく鼻水が出てくるが順調に高度を稼ぐ。

青梅街道のバイクの通過音がだんだん聞こえなくなる高さになる。

倉戸山手前の北斜面になると少し風が出てくる。

日差しのあるところで一休み。

 

倉戸山は山野井泰史がクマに襲われた山。

登山道で熊の糞らしきを1か所見た。

 

しばらく進み休んでいる1人を追い抜いた。

登山道は榧ノ木山山頂1485mを西に巻いている。

下る手前の西側の展望の効くところでザックを下した。

 

榧ノ木山より南アルプス 

中央中景に鶏冠山1716mの左に北岳、雲にかかった間ノ岳、2本の尾根が見える農鳥岳、

鶏冠山の右に仙丈岳、その右に薄く△甲斐駒ヶ岳。

おにぎりを食べながら雲が取れて晴れないかなと粘ったがダメショボーン

高気圧に覆われて雲一つない晴天を期待していた。

3000mを超す標高では寒気の影響が強く強風であろう。

アルプスは高層天気図700hpの世界だ。

 

キツツキのドラミングをしている方向を見上げると

黒と白模様で頭が赤いアカゲラがいた。

シジュウカラ、エナガなどの野鳥より一回り大きい。

写真を撮る間もなく近所の木に移動した。

カラスが鳴いて邪魔をしていた。

 

だんだん高度を上げていくと少し雪が出てきた。

鷹ノ巣山手前の急登は霜柱が半分融け気味で登山道が泥化していて歩きにくい。

霜柱のかさ上げした登山道が体重で崩れる。

山頂には数名の登山者がいた。

 

鷹ノ巣山山頂標柱

 

風はほとんどないが気温はおそらく氷点下。

皆さん湯を沸かしてラーメンを作り昼食をとっている。

私は軽量化のため火器類は持ってきてない。

稲村岩尾根方面は通行禁止だった。                                                                                                                                                                                                  

 

山頂から相模湾に浮かぶ江の島

榧ノ木山付近で木の間からの海が光っていた。

 

南方面 丹沢山塊

手前の尾根が登ってきた榧ノ木尾根。

中景中央に三頭山、遠景三頭山の後ろに箱根山、右に△大室山、左に△大山も見える。

 

西方向の南アルプス方面

左の大菩薩嶺の右に赤石岳と荒沢岳。中央木の右枝上に塩見岳。

 

東側

東京の高層ビル群が左奥に見える。

写真拡大してスカイツリーも確認できた。

冬の空気は澄んでいる。

標高1700m超えると遠くまで見えるなー。

手前の尾根がこれから下る石尾根。

 

富士山

左に鋭鋒大室山、その中央寄りに御正体山、間に愛鷹連峰、富士山右に三ツ峠山。

富士山手前は楢ノ木尾根の大峰辺りかな。

 

霜柱の登山道は予期せぬところで登山道が沈んだり、少し足元を滑らせるので違う筋肉を使う。

タイツを履いてきたのに足を吊りそうになった。

標高差も歩いた距離も多めだニコニコ

 

六石山分岐で距離の短い奥多摩湖側に降りるか少し考えたが、

時刻も早いのでそのまま奥多摩駅方面に向かう。

途中で林道にぶつかったが暫くすると登山道になり奥多摩駅に着いた。

そのままもえぎの湯まで歩き風呂に入った。

露天風呂の温度が高いと思ったら温泉を沸かしていた。

ロッカーの数しか入れないので適度な混雑さ。

 

休憩室の広間でビールを飲んで一休み。

 

奥多摩駅

白壁・丸窓など駅舎が昭和の匂いに包まれている。

2階が明るいので調べたら喫茶店になっていた。

 

ホリデイ快速に乗って拝島までは速い。

ザックに残ったパン・ミカン・ポカリを消費。

西武線の乗り換えもスムース。

暖房のついた椅子でウトウトニコニコ

 

奥多摩駅近くで羽黒三田神社で山行無事の御礼に手を合わせた。

今年1年無事に山行できたことに感謝。

来年はそろそろ山の引退と思っていたがなかなか引退できない。

 

標高差:1196m

キツツキの動き忙しく餌探し

 

終わり