公式HPはこちら

 

http://www.nelke.co.jp/stage/revuestarlight/

 

公演が行われた、AiiA 2.5 Theater Tokyoというステージは、

 

道路を挟んでNHKホールのすぐ目の前なのですね。

 

事前に下調べ等もほとんどしませんでしたので、驚きました。

 

 

念願だった、さくら学院卒業生の佐藤日向ちゃんを生で見る、という目的が叶いました。

 

去年の「秋桜学園合唱部」で日向ちゃんが出る回に一旦当選しながら、

 

私の凡ミスで機会をふいにしていたので、嬉しかったです。

 

 

教師役で出演されていた、真田怜臣、小林風花 、椎名へきるさんといった方々は

 

ちゃんとした俳優さんとお見受けしましたが

 

(真田さんは元・男性なのですね!宝塚の男役っぽいというか、もっとリアルな感じなので、

 

少し不思議な感じで見ていました)

 

メインキャストの娘さん達は、アイドル声優というのか、

 

声優アイドルというのか分かりませんが、とにかく声優としての人気はあるものの、

 

舞台俳優としてはまだまだこれから、という感じでした。

 

それでもメインのうちの4人位は、それぞれに武器があって、

 

ちゃんと見せ場を作っていましたから、きっと相当人気のある人なのでしょう。

 

 

舞台を見ていて、なんとなく宝塚的演出(階段演出を含め)だなあ、

 

あるいは「ガラスの仮面」みたい・・・

 

という感想を持ったのですが、見終わった後にパンフレットを読むと、

 

演出家の方が、元宝塚の演出部に居た方なのですね。

 

それに「ガラスの仮面」の舞台もされていた方だそうで、納得です。

 

 

1部は登場人物たちの個性を表現するミュージカル、

 

2部はライブステージだったのですが、

 

よくBS等で放送されるアイドル声優達のライブ、あれを思い浮かべると、

 

レベル的にそれほど差異はありません。

 

舞台ということで、更に良く頑張ったんだろうなあ、という出来ではありました。

 

物語自体ははっきり言って、マンネリズムの極致、よくあるアイドル志望の子達の物語で、

 

何も新味はありません・・・

 

それでも若い女の子達が凄く頑張って演じていて、一応ちゃんと演出もされていて、

 

脇を演技の出来る人が固めて、舞台音響もある中で見ていると、

 

いつの間にか拍手をしてしまいます(*^▽^*)。

 

買うつもりも無かったCDまで買ってしまいましたしね(笑)。

 

 

そして佐藤日向ちゃんですが。

 

これが一番楽しかった!

 

まずメインキャストが最初に本格的に登場する場面、

 

トップバッターで登場するのが彼女なんですね・・・驚きました。

 

あそこで舞台の雰囲気が決まりますから、これは抜擢されたなあ、と。

 

役柄もあるんでしょうが、姿勢が良くて、しかもプロポーションが一番良く

 

(役柄としてはスタイルが良すぎるかもしれませんが)、

 

多分身長も一番あるんですね。

 

声も役のせいか低い声で、ちゃんと説得力を持って通るのが良い。

 

彼女はなかなか舞台映えするんですね。

 

 

役柄的には、1部の見せ場、

 

メインキャスト同士が戦う(戦わされる)場面で最初に負けてしまうのですが、

 

ここは難しい場面で、殺陣をこなしつつ役柄の心情を語る場面、

 

この辺の後半部分は、さすがに周りの声優歴の長い子達が水を得た魚という感じ、

 

得意分野でしたが、それでも想像以上に日向ちゃんの登場場面が多かったです。

 

観る前は、もっとチョイ役というか、サブ的なキャラかと思っていたのですが、

 

全くそんなことはなく、意外な程、大事な場面も任されるし、活躍していました。

 

 

そして2部!

 

ここでは日向ちゃんが水を得た魚!

 

いやー楽しかったです・・・

 

全員で踊る場面でも、こちらが驚くほど、センター、

 

あるいは要のポジションで踊ることが多くてびっくり。

 

他にも主役級の人などはさすがに良く体が動いてはいたのですが、

 

他のメンバーが「振り付け」をこなしている感じなのに対し、

 

日向ちゃんだけ、全体の中でちゃんと「ダンス」をしている、そんな感じ。

 

彼女を見ている時だけは、自然にこちらの身体が動いてしまうのでした。

 

さくら学院を卒業してから、より一層きっちりレッスンを積んできた、それが良く分かりました。

 

ひとりだけエネルギーが有り余っているという感じで、実に楽しそう、

 

演出家からもきっちり評価されていることが良く分かる、そんな舞台でした。

 

あれを見てしまうと、もっと本格的なミュージカル、あるいはストレートプレイに

 

出させてあげたい、そう思います。

 

 

それと行く前に危惧していた、客席の雰囲気ですが、

 

いわゆるアイドルヲタ層とは違うようで、声優ヲタ、声優ファンはもっと大人しいのですね。

 

2部ではサイリウムこそ振るものの、至って紳士的で、ヲタ芸などもありませんし、

 

客席の1割強は女性ファンも居て、そういう意味でも意外な程穏やかで、

 

居心地は悪くなかったです。

 

 

舞台そのものは、うんと甘く言って、まあ楽しめましたし、

 

(それでも7,000円は、余程の声優ファンでないと正直、高いですね)

 

何より、佐藤日向ちゃんを見る、という目的では、大満足でした。

 

若い声優さん達にとっては、今後の役作りの為にも大いに役立つでしょうし、

 

何より日向ちゃんにとっても、これからのキャリアを考えたとき、

 

ここで、このメンバー(多分、声優界では有名な)で舞台をやったというのは、

 

大きな力になる筈です。

 

 

舞台パンフレット。(ブロマイドは勿論日向ちゃんを購入)