ジビエ料理に携わり、20年。
やれ、鹿だ、熊だ、猪だと。
赤身の天然肉を、調理してきました。
東日本では、震災の影響により出遅れていますが。
給食にと言うのが、食育や命のあり方を考えるのにはよろしいかと。
栄養価は、すこぶる高いし。
ここ津軽でも、機運はあります。
有害鳥獣として、ただ殺されて捨てられるより。
マタギの流儀により、美味しくいただくほうが。
本物の「エコ」だと。
さて、毎日田んぼ。
草刈り後の水路に落ちた雑草も、抜かりなく拾い。
昼ごはんにと、藤幸製麺さんへ。
かけそばと、ミニ天丼。
かけそば550円、ミニ天丼400円。
これなら納得。
で、最近騒がれている「無添加表示」できなくなる問題。
これ、確かに消費者から見ると一つの指標でした。
ですが、厳密には。
ハムの漬け込みに使う塩も、添加物です。
だから、闇雲に無添加と言うのもどうかと思っていました。
人工着色料無添加!、しかし大量の水あめ投入ってのも、まやかしの一つです。
水あめは、品質保持に役立ちますから。
でも、その糖質の産地や組成の表示はありません。
私のように、沖縄の天日塩と黒糖を惜しげもなく使っています、だからお値段高めなんですごめんなさい。
でも、今日の美味しいは、明日の健康のためです。
と言うわけで、お値段以上ですと。
どこ産の肉で、その飼料のことも話せる。
クマは冬眠から目覚めたら、ブナの芽から食べるとか。
沖縄の、浜比嘉島の天日塩は、こう言う製法で作られている、ミネラルはこの数値。
波照間島の黒糖も、こう言う製法で、ミネラルはこの数値。
ここまで説明した上で、栄養価も説明できるようにしています。
そうです、食の「見える化」なんです。
誤魔化さない、と言うことです。
無論、インジェクション肉のように、カサ増しなどもってのほか。
逆に、どれだけ水分削って自由水減らそうかと。
先日の燻製天国にて、こんな会話がありました。
こう言う豚で、こう言う製法でと説明。
一口食べた方の感想です。
「あの、人工の調味料、保存料、着色料なしでこの味なら、安いよこれじゃ」。
一つの回答でした。
分かってくれる人がいることが、何より。
養豚家、りんご農家、製塩所、製糖所の魂を一つに。
それぞれの想いが、一つになる。
そんなめんどくさい、燻煙変態イブスンジャー。
さて。
ここは一つ、原材料名を見る習慣が必要かと。
この辺の意見が、真っ当です。
無添加と書かれた、だしパックは使いやすいし私も使っていました。
違和感は、舌が感知しまして。
アミノ酸の旨みがエグくて。
見ると、無添加と書かれていたら無化調だと思いがちですが。
以外と、アミノ酸、つまり化学調味料が入っているものがありまして。
私は、原材料名を見て買う方なので、いつも「逆に紛らわしい」と感じていました。
無添加表示が消える!大変だ!と言う方もいらっしゃるようですが。
これ、食品衛生管理者の資格試験を取りに行った時のこと。
参加者は、同胞です。
そして、こう言う話になります、当然。
無添加のロースハムって厳密に言うと、ただの生肉だよね。
うん、塩も砂糖も添加物だし。
「無添加!」って謳ってるけど、まやかしも多いよね。
無添加って、何が?というハッキリした表示がない方が曖昧だよね。
消費者に誤解を与えるような表示は、禁止されています。
なので、この措置は真っ当だろうと見ています。
津軽のスーパーで、老眼よろしく原材料表示を睨みつけているヒゲ爺。
それが、私です。