一昨日の雨。


会合。


お膳。


誰も気づかないだろう、偽物の醤油。


塩が精製塩。


そんなことに、気がついてしまう。


食生活って、なんだろう。


これが当たり前なのか、私がどうかしているのか。


昨日も雨。


今まで、自分を赦す生き方をして来なかった。


たまには必要。


教員辞めたら、そんな日が続くと思っていた。


違った、ただの性分だったのかも。


ただ、神経がすり減るような日々ではなく。


自分の決定で生きて行きたい。


と言う事で、赦しの日を作る。


ついでにハムも作る。



と言うわけで、八幡平ポークの店へ。


連休中帰省する子や孫へ、手軽にできるハムをと思い。


ヒレ肉やらを買う。


裂けるチーズみたいな、ヒレ肉のハムを。


若い頃、面白そうで作ったものを今の技術で。


どうなりますやら。


さて、温泉に向かう。


地熱発電所こそ、火山のダイナミズムを利用した発電システム。


無尽蔵の熱源。


当たり前に散見する、水芭蕉。


このスキー場で長女は滑りのコツを掴み。


インターハイに出場した。


懐かしい。


最初、秋田八幡平の「ふけの湯」。


言わずと知れた、名湯。


もう、温泉って言うより火山地帯のボコボコに湧き出す湯を間借りしている感じ。


水の不具合で、入浴叶わず。


文句などない。


次の楽しみとする。


雪代に水芭蕉。


気温5℃。


なぜなら、ここには名だたる温泉が他にも。


懐かしの、後生掛温泉。


スキー繋がりで、一体何十泊したか。


ここで、どれだけ選手に料理を作ったか。




懐かしの湯治部。


さまざまな思い出がよぎる。


車の荷台を改造して、20本のスキー板とストックを詰めるようにしていた。


そこに調理器具も、ハイエース満杯。


ここから職場に通い、買い出しして戻り。


早起きして、朝食を作った。


料理を作ると、よく言われる。


料理学校にでも?と。


いや、単純に作り続ける生活をしていただけ。


習うより慣れた、そんな感じ。


オンドル大部屋は、なくなっていた。


あれは良かった。


でも、理由は知っている。


役目を終えたんだ。


売店もない。


あの頃の景色はない。


寂しい気がするが。


時代のうねりか、だいぶ苦悩があったようで。


コロナもあったし。


それでも、存続してくれていることに感謝


※浴室内撮影禁止、コピペにて


泥湯が懐かしい。


外国人に、蒸し風呂の入り方を教える。


今日は、洗剤を使わずに身体を洗う。


そう、泥クレンジング。


肌、ツヤツヤ。


源泉、ほぼ沸騰。


自然湧出。


ヒレ肉に、燻製塩をまぶして擦り込む。


そう言えば、この製法では十数年作っていなかった。


カシラとモモ肉を焼いてみる。


塩麹、燻製塩、根昆布と煎り酒を少々。


焼き肉は、タレが命だと言う人がいる。


しかも最近は、やたらと甘くて。


私は、違うと思う。


肉の質が良いなら、甘だれで邪魔しない。


肉の旨み、広がる。


主役はあくまで肉だ、間違ってはいけない。


タレが命と言うなら、ご飯に焼肉のタレをかけて食べる侘しさは何だ?


鹹味は「かんみ」とも読むが。


「えんみ」とも古くから言う。


今では「塩味」が馴染むか。


食材に、寄り添う調味料の塩梅を。


豚肉本来の味を。


癒しの湯と、癒しの食。


ヒレ裂きハムは、手掴みで。


チマチマ、千切って食べる。


あの頃より、腕は上がっている自負。


でも、驕らず、慌てず、淡々と。


完成形なら、頭と口の記憶に。