この数日、あちこち歩いた。
ご馳走の、本来の道を辿る。
地のもの、季節のもの。
タコの頭の刺身に、山わさび和え。
磯ツブの煮付け。
この汁は、次へ。
味を変えた、大鰐温泉もやしのおひたし。
燻製塩、煎り酒、磯ツブの汁で3種。
見た目は一緒、味は違うと言う遊び心。
そうめんもずく、酢、シークヮーサー、醤油、根昆布、生姜。
県産の、食感を楽しむ。
下北産。
鯵のなめろう。
鯵ヶ沢産。
味噌は自家製。
真鯛の酢〆。
鯵ヶ沢産。
クマのロースト、発芽ニンニク、燻製塩。
イノシシロースト、燻製塩。
鹿肉の低温調理、これも塩。
そう、ジビエ肉はすべて良質の塩で整える。
塩の魔力。
その他、鹿の骨スープ。
一番最初に出して、胃を温めて欲しいと。
作りながら、考える。
今日のご飯は、明日の健康のため。
初対面の方々に、味覚の中心軸を探る。
疲れるが、これは答えのないクイズ。
誰が、どの辺を好むか。
概ね、喜んでもらえた手応えはある。
ただ、自分には100%納得したとは思わない。
自己否定ではない。
自分には、100点はない。
そう思っていないと、進化が止まる気がするから。
足らないもの。
もう少しこうすれば。
鯛の頭と骨で、すまし汁を作ろうとした。
土鍋でご飯を炊いて、小さなおにぎり。
それを、バッケ味噌で。
始まりの汁と、締めの汁と考えていた。
つまり、一口サイズの「小むすび」にと思っていたが。
気が回らず、焦がしてしまった。
一人慰労会、温泉で整って。
皆さん、ありがとうございました。
ジビエ道、これからも。
あ、スーさんありがとう。
美味い日本酒、準備しておくよ。