燻製塩、できた。
昔近所付き合いしていた人の、個展を見に行く。
お土産は、いつもの燻製にて。
こう言うのって、エネルギー使うよなって勝手に思っている。
初対面の人も多いし。
想いを伝えるのって、難しいし。
私も物書きだから、多少は分かるが。
根気の作業。
だからこそ、想いを表現するって価値があるかと。
その中で、一際目を引く一つの作品が。
※個人の感想です
私を、吸い込む気がする。
漆黒の作品に、縄文の祈りを見た気がした。
焼かれた土器に含まれたガラス質が、光で煌めくような。
縄文人は、黒が好きで赤も好き。
昼、豚骨ラーメンを食べながら考えてみた。
この店は、相当な手間をかけてスープを作っているだろう。
鹿の骨でスープを作るから、このコクの意味は分かる。
尊敬します。
黒と赤は、縄文の祈り。
赤を、考えてみた。
古くから、ベンガラを使っていたと言う事実。
なぜ、全国の神社にベンガラがと言う縦の繋がり。
日光東照宮のベンガラに、青森県産が使われていて。
※今は、採掘禁止です
その場所は、世界最古の縄文土器、大平山元I遺跡の近く。
偶然なのだろうか。
いや、これは縄文時代から続く日本人の祈りの繋がり。
そう考えた方が、しっくりくる。
私は、長年書道をしてきたので。
黒を、文字としてだけではなく。
どこに点を落とすかで、ずいぶん悩むことがある。
賞状を書いても、近代詩文書も同じく。
現代を生きる私たちの願いや祈りは。
この国で、悠久に繋がっているに違いない。
そう思って、今日を始めよう。