今日のジャスダックでの値上がり率ランキングでエスコムに次ぐ2位だったので、「何この会社?」と思った人も多いことと思います。

私も突然、ランキングに飛び込んで来たのでびっくりしましたが、実は20年近く前に私が勤めていた会社なんです。こんなこと昔の話なので忘れてましたが、今日の株価爆上げがきっかけでいろいろ思い出しました。かつて籍を置いてたものとしても好業績に伴う株価高騰は嬉しいものです。


かつてこの会社は「ボディソニック株式会社」という社名で、音響映像メーカーパイオニア全額出資の姉妹会社でした。私がいた頃はボディソニックシステム(体感音響)の技術者として働いてましたが、退職後にLBO(※Leveraged by Out)によって買収され、オメガ・プロジェクトとして再スタートしたようです。

そもそもボディソニックとは音楽の低音域を振動に変換する装置で、クラシック等の音楽であれば低音が体に心地よく響くことで、アルファ波によるリラクセーションが得られる機器です。カプセル付きのチェアーに座ると10分程度で眠くなるので昼寝には最高でしたね。

逆にロックやアクション映画ではなかなかの臨場感となり、迫力バツグンでそういう使い方も面白かったです。テーマパークアトラクションや映画館、店舗等の導入事例も多かったのでご存じの方も多いかと思います。そう言えばジュリアナ東京のダンスフロアにも振動ユニットを埋め込みましたね。床からリズムが振動になってずんずん来ます。ワンレンボディコンが流行ってた頃の話(爆)。

もし機会があればボディソニックチェアーは今でもサロンや劇場で目にする機会があると思うので是非座ってみて下さい。

それこそ店頭公開したのが、丁度在籍していた頃なので確か1990年くらいです。株価が4倍にもなり,

当時の上司は「まだ売るなよ」と人には言いつつ、自分はすぐに売って小ベンツを買ってました。その年は社員旅行で香港に行く景気ぶりでしたね。バブル真っ盛りの頃の話です。


しかし時が経てば、会社も業務内容も変わるもので、主力商品のボディソニックの取り扱いは他社に変わり、映画製作等をしてると知って驚いたものです。映画「リング」「らせん」もこの会社の製作なので、多角化による業績不振は「貞子の怨念」と冗談言ってました(笑)。

かく言う私も今はすっかり違う仕事をしていますので時が変われば人も変わるのでしょう。また当時の社長:山田恭太氏は長いこと会ってませんが、後で知れば現在クオンツ(6811JQ)の社長だし、今の社長も役員にも知っている人はいません。人や業務内容は変わっても、会社の歴史は変わらないと言ったところでしょうか。



ところで肝心の株価は、いきなり大きな窓を空けて長い上ヒゲを付けたので、今すぐ手を出すには抵抗がありますが、今後もOBとして温かい目で見守ってみたいと思います。再び株主になるのも悪くないかと・・・。


※ LBO(leveraged buy-out) レバレッジド・バイアウト
 企業買収手段の1つで、買収対象企業の資産あるいは将来キャッシュフローを担保にした負債(借入金・債券)を買収資金にして行われるもの。