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そろソロ一歩

ブログタイトルの“そろソロ一歩”とは、遅ればせながら人生の再スタートで一歩を踏み出そうという気持ちを込めました。
そして、日頃単独行動が多いため「単独=ソロ」という意味合いもあります。

本州最北端にある日本の滝百選の「くろくまの滝」を訪問しました。

この滝は青森県鰺ヶ沢町を流れる赤石川の上流、世界自然遺産に登録されている白神山地の山中にあります。


思えば、昨年の5月連休に弘前城の桜を見に行った翌日、くろくまの滝を目指して車を走らせたものの、赤石川沿いの林道が通行止めのため断念‥。

約1年半ぶりにリベンジを果たしたのでした。


13日に岩手県の早池峰山を登り、それから車を飛ばして盛岡インターから東北道を北上。

青森県入りして浪岡インターから五所川原市を経て鰺ヶ沢町へ。

赤石川沿いの林道の通行止めもなく、深夜に無事にくろくまの滝入口の駐車場に到着しました。

かなりのロングドライブを強行しましたが、こんなところが私らしい(笑)。

翌日の滝探訪に備えて車中泊します。


翌朝は天気予報通りの快晴晴れ

期待に胸膨らませて駐車場を発ちます。


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くろくまの滝入口駐車場の看板


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くろくまの滝遊歩道の案内板。ただし「第2、第3の滝」をめぐるコースは登山道に近いハードコース


滝は赤石沢に流入する滝ノ沢という支流の上流にあります。

駐車場にあるトイレ棟わきからまず滝の沢を橋で渡り、右岸沿いの遊歩道を進むと「第2の滝」「第3の滝」を巡る遊歩道(実質は登山道)との分岐があります。

分岐からさらに15分ほどたどれば滝に着くことができます。


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くろくまの滝に直接向かう遊歩道の道標


あまり、起伏がないので一般の観光客でも問題なく行けるでしょう。

ただ、靴はウォーキングシューズ程度は履いた方がいいと思います。


滝の沢の左岸に渡って5分も歩けばもう滝の音が聞こえ、視界が開けてくろくまの滝が目の前に現れました滝


「うわ~~」


意外と大きな滝に思わず声が出てしまいます。

落差85メートル、幅15メートルの滝は青森県下最大というだけあって見事なものです。

直瀑のように断崖を落下する姿は迫力があり、それでいて岩壁に水流が当たって放射状に広がる様は繊細な美しさも兼ね備えて優美でもあります。


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落差85メートルを誇るくろくまの滝。まだ滝に日が当たらない時間帯



さて、滝壺にできる限り近づくことにします。

滝壺の手前で右岸に徒渉しなければなりませんが、飛び石に足を滑らせて片足を膝下まで水没させてしまいました(TωT)

水量の多いときは長靴があったほうがいいかもしれません。


飛沫がスゴイので、滝壺の10メートルほど手前まで行けませんでしたが、それでも下から見上げる滝はダイナミックで掛け値なしに素晴らしい\(^_^)/

白神山地の奥にこんないい滝があるなんて‥。


紅葉は滝の落ち口付近が色づいていますが、最盛期はまだ先という感じでした。

それでも、念願の滝を目の当たりにした私は大満足です。


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滝壺にギリギリ近づいて見上げるくろくまの滝。日差しが当たり始めた晴れ


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朝日を受けて虹を架けるくろくまの滝


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落ち口のアップ。飛び散る飛沫がキラキラ輝くキラキラ


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滝に架かる虹


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滝壺は浅いようです


しばらく滝壺付近で待っていると、朝日が差し込んできました。

滝の水流がにわかにキラキラと輝き出し、その中ほどには虹が架かりました虹


「美しい‥、美しすぎる!」


もう、何も言うことはありません。

虹を架けた滝というのは“滝からの最大のプレゼント”だと思います。


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念願のくろくまの滝前で記念撮影


存分にくろくまの滝を堪能して、このまま駐車場まで引き返そうと思いましたが、時間も十分あるし、せっかくなので「第2の滝」と「第3の滝」を訪ねることにします。

ところで「第1の滝」は?と思いましたが、おそらく「くろくまの滝」が「第1の滝」に相当するのでしょう。


くろくまの滝手前には神社のお社が建っていて、その脇から「第3の滝」「第2の滝」、そして、「くろくまの滝」を上から眺められそうな「滝見広場」と回って駐車場手前で往路に合流する周回コースがあります。

まあ、案内板には“遊歩道”と記されていることだし、山ヤの私には楽勝、とタカをくくっていたのですが‥。

これが、結構ハードな道でした(^▽^;)

道はよく整備されている方だと思いますが、アップダウンがキツイ‥。


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「第3の滝」へは周回コースを外れて急下降する


「第3の滝」は滝ノ沢とは別の北隣の支沢にあり、まずその沢との間の尾根に突き上げる急登をこなさなければなりません(^_^;)

やっと尾根上に乗りますが、今度は「第3の滝展望所」の道標に従って周回コースから離れ、支尾根上の道を急降下。


“展望所”といっても朽ちかけた丸太が筏状に組んであるだけ。

上からの俯瞰ですが、ようやく「第3の滝」とご対面です。

落差30メートルほどで水量はそれほど多くなく、静かに岩壁を流れ落ちている落ち着いた滝です。

急降下の逆は急登ということで、あえぎあえぎ周回コースへ登り返し(><;)


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展望所から見下ろす「第3の滝」。水が岩壁を静かに流れ伝う


尾根上の道をたどってくろくまの滝上流の滝ノ沢へ急下降。

下りきると滝の沢に架けられた橋に着き、「第2の滝」はここから全景が眺められます。

この滝も落差は30メートルほどですが、水量が多くてストレートに落ちる姿はいかにも正統派の滝という感じ。

滝下に行けるかもしれませんが、ルートが不明瞭なので、橋付近から眺めるだけにしました。


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くろくまの滝上流に架かる「第2の滝」。滝ノ沢に架かる橋から望む


「第2の滝」から今度は滝の沢右岸側へ登り返します。

「第3の滝」への急登ほどではないにしても、なかなかキツイ登り。

登りが終わって山腹を絡むような道を穏やかにアップダウンを繰り返しながら進むと、「くろくまの滝展望所」への標識が。

周回コースを離れて平坦な樹林帯を展望所に進みます。


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「くろくまの滝展望所」の案内に従い、周回コースを外れて向かいますが‥


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展望所らしきポイントからは樹間越しに滝の上部が望めるだけ。ちょっと期待外れ‥


道が途切れて急斜面の山腹の縁に出ますが、展望所らしきものは何もなし。

滝ノ沢を囲む谷間を上流側に目を凝らすと‥。

あれかい?くろくまの滝‥。

100メートルほど先、木々の間から滝の上部が望めるだけで、これは完全に期待はずれでした(^^ゞ


ブナ林に覆われた道を進み、ジグザグに切られた道を一気に下降して、くろくまの滝に向かう道との分岐に下り立ち、後は往路を戻って駐車場に帰り着きました。


くろくまの滝だけを見に行くなら比較的軽装で十分ですが、「第2の滝」「第3の滝」を見て回る周回コースですが‥。

駐車場の案内板には“遊歩道”とありますが、ハッキリ言ってこれは立派な“登山道”です(キッパリ)。

私はスニーカーで歩き通してしまいましたが、3つの滝をすべて巡るならばトレッキングシューズなど山歩きできる足ごしらえは必要でしょう。

ほとんど紅葉してなかったのが残念でしたが、白神山地のウリであるブナ林も一見の価値アリです。


祝日の好天でしたが、朝早い時間ということもあって、誰にも会わずに滝を独り占めできました。

滝百選のなかでも評価が高いだけあって、本当にいい滝でした。

“日本の滝百選”の看板に偽りなしですね。


念願の「くろくまの滝」探訪を果たして上機嫌の私は、この後車をさらに赤石川上流に走らせ、白神山地を東西に横断する白神ラインに出て深浦町に抜けました。

十二湖を観光し、不老不死温泉に浸かり、日本海沿いの国道101号をドライブして鰺ヶ沢町に戻り、たわわに実ったリンゴ畑が広がる岩木山麓を走り抜けて、黒石インターから東北道に入って盛岡へと戻ったのでした。


〔訪問日:2013年10月14日〕