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そろソロ一歩

ブログタイトルの“そろソロ一歩”とは、遅ればせながら人生の再スタートで一歩を踏み出そうという気持ちを込めました。
そして、日頃単独行動が多いため「単独=ソロ」という意味合いもあります。

数鹿流ヶ滝の訪問を終えた私は、平成の名水百選「南阿蘇村湧水群」と名水百選「白川水源」に向かった。

この2つの名水であるが、「南阿蘇村湧水群」はいくつかの湧水の総称であり、その数何と10箇所もあるらしい(^▽^;)

近在する「白川水源」は先に名水百選に選定されているが、この湧水群の1つと見てもいいかもしれない。

つまり、湧水の数はトータル11箇所(^_^;)

作戦としては西から東へなるべく効率よく移動することにし、時間切れで回れなかったらいくつかの湧水をパスして最東端の白川水源に向かうことにする。

果たして、すべての湧水を回りきれるか?


国道325号沿いのガソリンスタンドで給油を済ませ、まず湧水群西端の「塩井社水源」を目指す。

しかし、場所が分かりづらい。

手元の資料とカーナビの地図を見比べながら、国道から外れてそれらしき小路を進む。

分からなきゃ地元の人にでもきくか‥、と思ったらとある路地の交差点に小さく案内標識があった。

標識に従って進むと小さな駐車場があり、塩井社水源まで200メートルと表示された案内板がある。

なるほど、車はここにとめて歩くわけか。


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「塩井社水源」入口の駐車場と案内標識


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駐車場脇には水源から流れる水と触れ合える小さな公園がある


のどかな田園をワンコに吠えられながら狭い歩道を進む。

その先の森の中に塩井神社があり、水源はその境内に神秘的な藍色を放ってたたずんでいた。

神社も境内にあるだけに霊験あらたかな雰囲気のある湧水である。


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塩井神社と塩井社水源。備え付けのひしゃくでお水をいただく


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不思議な色をたたえる塩井社水源の湧水池


続いて2箇所目の「川地後水源」であるが、これは塩井社水源に来る途中に案内標識を見たので、場所はすぐに分かった。

標識に従って細道を進み、田園から住宅街に入って旧国道325号に出るすぐ手前に水源の案内板を見つけた。

駐車場はなく、道脇の空地に車を置く。

東屋があり、その脇の一段下がった位置に水源の湧水池があった。


しかし、水面には油分らしきものやゴミが浮かんでいて、生水で飲むには気が引ける。

母娘らしい2人が水遊びをしていたので、母親の女性に煮沸なしで飲めるか聞いてみたが、地元でないので分からないと言う。

場所が旧国道のすぐ裏で周囲は住宅が密集していることを考えても、そのまま飲むのは控えたほうが良さそうだ。


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「川地後水源」の解説板。よく読むと「飲用水として利用されていない」の一文が‥


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「川地後水源」の湧水池。見た感じ水質はあまり良いとは言えない


ともかく、「南阿蘇村湧水群」の湧水2箇所目をゲット。

次に向かったのは「寺坂水源」

「川地後水源」から近く、南阿蘇鉄道のガード下にあるので分かりやすかった。

駐車場はなく(探せばあったのかもしれないが)、近くの空き家っぽい民家の敷地に車をとめさせていただく。


ここも川地後水源同様、見た目が生で飲むのはちょっと‥、という感じだ。

湧水池脇の木にひしゃくが掛けられているので、飲もうと思うえば飲めるのかもしれないが、ちょっとためらわれる。

残念だが、ここも飲用はパスすることにした。

せっかく上を鉄道が通っているので、列車が通過するタイミングで写真を撮りたかったが、ローカル線なのでなかなか来そうにない(^_^;)

時間も押しているので、次の水源へ移動する。


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「寺坂水源」の解説板


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場所は南阿蘇鉄道のガード下なので分かりやすい


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湧水池のすぐ下にある洗い場


次の「湧沢津湧水」も寺坂水源から近くて比較的分かりやすい。

数台とめられる駐車場があり、1台の車があって2人の男女が水汲みに来ていた。

それも10リットルほどのポリタンクをいくつも持ってきているので、飲食関係の業者だろう。

念のために生で飲めるか伺うと「OK」とのことなので、遠慮なく飲んでみる。

適度に冷えていてとても美味しい水だ。


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のどかな田園の中にある「湧沢津湧水」


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流れる湧水を汲みに来た人


ようやく4箇所回ったが、ちょっと弾みがついてきた(^-^)/

RPGで難関を次々にクリアしていく気分?

勢いに乗って「池の川水源」に向かう。


「池の川水源」は旧国道と県道39号交差点近くの県道沿いにあった。

県道の交通量がかなり多いので水質が心配だったが、ここにも大型ポリタンで水汲みする業者らしき男性がいたので大丈夫そうだ。

帰りがけの男性に尋ねたところ、やはり飲用OKだった。

今日は水の飲み過ぎで胃がもたれそうと思ったが、いくらでもイケる美味な天然水はまさに“鉄管ビール”(笑)。

今時期の蒸し暑い最中には爽快な喉越しである。


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県道39号沿いにある「池の川水源」


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「池の川水源」の案内板。駐車場も完備


さあ、半分の5箇所制覇したぞ(白川水源を入れるとまだ半分ではないが)。

続いて「小池水源」であるが、池の川水源から距離はあるものの道は分かりやすい。

場所は南阿蘇鉄道の中松駅、阿蘇白川駅のほぼ中間、沿線北側にある。

不思議なのは水源近くに駅舎らしい建物とロータリーがあるのだが、地図にはなぜか駅の表示がない。

廃駅になったのだろうか?(後日調べたところ「小池水源駅」が開業予定だったが、“ある事情”により廃止になったらしい)


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「小池水源」入口の解説&案内板。真ん中の階段を下ると湧水池に下りられる


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湧水池はかなり広い


水源入口に数台の駐車場と東屋があり、東屋からすぐ下の湧水池を見下ろすことができる。

東屋から階段を下って湧水池を一周してみる。

池はかなり広く、北側に遊歩道で区切られた湧水口を思われる小池があり、小さな石仏が祀られていた。

直接飲めそうな気もするが、ちょっと確信が持てない。

南側は細い車道で、ここから眺めると周囲の木々が鏡のように水面に映り、底にビッシリ生えた水草があやしく揺らめいていた。


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湧水池北側に石仏が祀られた湧水口と思われる一画がある


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南側の車道から眺める「小池水源」の湧水池


小池水源の近くに「吉田城御献上汲場」があのだが、南阿蘇鉄道の線路を越えなければならないので少々遠回りしてしまった。

名の通り、昔この地にあった吉田城の使用水をまかなったという由緒ある水源。

何人かが水汲みに来ていたので、人気の水汲み場なのだろう。

では、私も吉田城主も愛飲したであろう名水をありがたくいただく。


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「吉田城御献上汲場」で水汲みをする人


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水汲み場はきれいに整備されていて、広い駐車場もある


よし、次は8箇所目の「明神池名水公園」だ。

南阿蘇鉄道を踏切で越え、旧国道325号線をやや東に走りるとすぐ右手に公園入口があった。

公園だけあって広い駐車場とトイレが整備され、子供が水遊びできる池もある。


入口には産神を祀った群塚神社があり、神社脇の木立に囲まれた中に、ひっそりと明神池がたたずんでいた。

この水は「誕生水」として安産に効果があるらしく、先の吉田城主もこの水源のご利益によって子宝に恵まれたそうだ。

また、西南の役の際に会津藩家老佐川官兵衛がこの水で身を清めたとされ、近くにはそれを記念した「鬼官兵衛記念館」がある。

ほかには男女の河童の悲恋にまつわる「明神池の河童伝説」もあったりと、数々の歴史のロマンに満ち溢れた名水のようだ。


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「明神池名水公園」の明神池。左手が水汲み場で安産にご利益のある「誕生水」として知られる


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様々な伝説があることが記された「明神池名水公園」の解説板


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明神池と石橋を隔てて子どもが水遊びできる池がある


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明神池の河童伝説のついての解説板


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池には河童伝説を今に伝える恋人を待つ河童の像が


さて、ここまでの「南阿蘇村湧水群」8箇所の湧水は南阿蘇鉄道沿線にあるが、残り2箇所は阿蘇カルデラ南部を流れる白川の南側にあるので、アプローチはちょっと大変だ。


まずは「妙見神社の池」

ここは白川に沿った県道28号沿いにあるようだ。

カーナビ地図で最短距離で白川を渡れそうな橋を目指して、田園と集落内の細道をたどる。

ほどなく案内標識があってホッとしたが、とにかく道が細い。

たどり着いた「妙見神社の池」も、車がやっと通れるほどの狭小な道の脇にあった。

駐車場はなく、道が田んぼ側に張り出したわずかなスペースギリギリに車をとめる。


池はさほど大きくなく、名の通りほとりに妙見神社の祠がある。

見た目はきれいな水だが、生で飲めるのだろうか?

ためらっているうちに雨が落ちてきたので、慌てて車に戻った。


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「妙見神社の池」の解説板


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狭い車道すぐ脇にある「妙見神社の池」


さあ、「南阿蘇村湧水群」のいよいよラスト、10箇所目の「竹崎水源」だ。

集落の細道を上がって県道28号に出て、東に向って車を走らせる。

ほどなく「竹崎水源」入口を示す案内標識があり、それに従って細い川沿いの道に入った。

だが、しかし、場所が分からない?

オカシイな~と思いつつ田園の細道をさまよい、県道に戻って標識を再確認。

間違いなくこの辺にあるはずだが‥?


あ、もしや!?

標識からしばらく入った場所に、一般車が入れない小さな橋があった。

たぶん、その橋を渡った先にあるのでは?

予感は的中した。

橋のたもとに車をとめて橋を渡ると、その先に続く小路の先におなじみの水源名を記した看板が(・ω・)b

県道からの入口にちゃんと標識があるのなら、直近にも何かしら案内を設けてほしいものである。


ここは文字通り“水源”と言っていいほど、豊富な湧き水が底の砂を舞い上がらせながら湧いている。

それが川の流れのように水草を揺らしながら、さっき渡った橋下の小川(両併川)に流れ込み、白川へ注いでいる。

飲もうと思えば飲める水だが、遠慮して写真だけ撮って水源を後にした。

まあ、今日はかなり水を飲み過ぎているので(笑)。

先ほどまで降っていた雨はいつの間にか止んでいた。


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「竹崎水源」は湧水池と言うより、伏流水がそのまま小川となって流れている感じ


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ここが湧水口のようだが、素晴らしい透明度!


これで「南阿蘇村湧水群」の水源10箇所すべてを訪ね終えた。

過去にも「○○湧水群」と名のつく名水百選で複数の湧水を回ったことがあったが、一度にこれほどの数をこなしたのは初めてである。

しかも、アプローチは集落内の細道が多く、今回、旅の足が小回りの利く軽自動車(タント)でかなり助かった。


さて、残りは名水百選「白川水源」だけである。

引き続きそのレポを書きたいところだが、さすがに長文になり過ぎてしまった(^_^;)

10箇所もあれば、そりゃそうだわな~(笑)。