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そろソロ一歩

ブログタイトルの“そろソロ一歩”とは、遅ればせながら人生の再スタートで一歩を踏み出そうという気持ちを込めました。
そして、日頃単独行動が多いため「単独=ソロ」という意味合いもあります。

山に登る者として、普段から山岳遭難に関するニュースには関心が高い。


「YOMIURI ONLINE」のニュース記事

「残雪で道に迷いやすい状況」…父子の捜索続く

 

五頭連峰には登ったことはないが、付近の山には登ったことがあり、1000m以下の低山でもこの時期はかなりの残雪があったことを覚えている。

記事にもその事が書いてあるので、おそらく残雪で道に迷ったのだと思う。

登山をしたのが5日で、道に迷ってビバークして「これから下山する」と連絡があったのが6日の朝だった。

それから連絡が途絶えてしまい、行方不明になってから今日で1週間になる。

悔やまれるのは、最後の連絡があった時点で行動せず、救助を待っていれば早く救出された可能性は高かっただろう。

 

1週間も経って見つからないとなると、生存が危ぶまれることを考えざるを得ないが、実は山で遭難して長期間生存していたという例はかなりある。

過去に富士山で大雪に降られて下山できなくなり、山小屋で雪だけ食べて40日後に助け出されたという例があったが、私が知る限りではこれが生存の最長記録だと思う。

ちなみに、この遭難者は49歳の男性でスーツ姿に短靴、食料も持たないという軽装だったというから驚きだ。

これは極端な例だが、1週間から10日程度生き延びて救出されたという事例は数多い。

 

遭難者が長期間生き延びて助かった事例で共通するのは、水が確保できたこと、夜間の冷え込みや雨露をしのいで体温を奪われなかったこと、さらにむやみに動き回らず体力を温存できたこと、この3点に尽きると思う。

この親子も父親から「ビバークする」と連絡があり、実際にそれを実行できていたことから、ある程度登山の心得はあるようだ。

最後まで望みを捨てずに、どうか無事に救助されることを願うばかりだ。

 

【追伸】

5月29日、五頭連峰の松平山付近で、遭難した親子とみられる遺体が発見されたというニュースが入った。

最後まで頑張っていたのだろうと思うと心が痛む。

また、これまで救助に尽力されてきた方々、ご遺族にとっても大変残念な結果になってしまった。

 

お亡くなりになったお二人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。