アンブレイカブル(2000年 アメリカ)
監督:ナイト・シャラマン
出演:ブルース・ウィルス、サミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン

「シックス・センス」のコンビ、N・シャラマン監督とB・ウィルスのコンビによる異色サスペンス。
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乗客131名が死亡した列車事故で、唯一傷一つ追わなかった男、デヴィット。なぜ自分だけが助かったのか悩むデヴィットのもとに、一通の奇妙な手紙が届く。それは彼を待ち受ける数奇な運命の幕開けだった・・・
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ネタバレになるので何も書けませんが、シャラマンの中で一番好きな一本です。僕もこういうアプローチで、こういう種類の映画を撮りたいし、観たいと思うのです。あり得ない設定の中で如何にリアルに話を進めていくか、こういう映画ってそう在って欲しいのです。自分がその設定にいたら、と想像したくなる、シュミレーション的な映画。好きですねー。
また、この映画の家庭の中での緊張感がとてもいいですね。派手さを押し殺しまくった演出というか、センスがいいですね。
アナとオットー(1998年 スペイン)
監督:フレオ・メデム
出演:ナイワ・ニムリ、フェレ・マルティネス

8歳で運命の人と出会ってしまったアナとオットー。やがて義兄妹となってしまう二人の恋の結末を、運命のうねりの中に描いた異色のラブストリー。
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友達の蹴ったサッカーボールを追いかけていたオットー(OTTO)は、公園の中を走っていたアナ(ANA)と偶然出会う。名前も分からずに恋をしたオットーは、彼女の思いを綴ったたくさんの紙飛行機を校庭に飛ばすが、それをきっかけにオットーの父親とアナの母親が恋に落ちてしまい、二人は義兄妹となってしまう。しかし、お互いの名前が後ろから読んでも同じ名前であることに運命を感じた二人は秘めた思いを隠しきれずにいた。
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あった瞬間に運命を感じることって、それが大いなる勘違いであったとしても、ありますよね。ただそれが漠然としたものでなく、何かいろんな事柄で関係付けられると、その思いが確固たるものになってしまいます。そういう特別な想いが恋から愛に昇華していく様をこの映画は描いています。その結末はどういうものだったかは置いといて、二人の特別な想いに酔いしれる不思議な空気感のある映画でした。好き嫌いはあるかもしれませんが、僕は好感が持てました。
監督はスペイン人のフリオ・メデム。この映画も1998年と少し前の映画ですが知りませんでしたが、未公開の映画が多いですね。今、ちょっと気になってる「セブンデイズ・イン・ハバナ」で7人の監督の一人のようです。

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マッハ!(2003年 タイ)
監督:ブラッチャー・ピンゲーオ
主演:トニー・ジャー

CGやワイヤーなどを一切使わずムエタイで鍛え上げた肉体のみを駆使して魅せるトニー・ジャー主演のタイ発のアクション映画。
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敬虔な仏教徒が暮らす村ノンプラドゥで、村の信仰の象徴である仏像の首が盗まれる。犯人はこの村の出身者ドンと判明し、それを取り戻すため古式ムエタイの戦士ティンをバンコクへ送る。早速バンコクに向かったティンだが、同郷の仲間を見つけるも、村人たちが出し合ったお金を騙し取られてしまう・・・
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ジャッキー・チェンの次のアクションヒーローがやっと出てきた感じでしょうか。キレのある動きに独創性のあるアクション。観ていて飽きませんでした。家族全員楽しみました。
でもスタントの下積みが長かったのか、現在36歳。もうガンガン行きましょう!
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ロッキーⅡ(1979年 アメリカ)
監督:シルベスター・スタローン
出演:シルベスター・スタローン、タリア・シャイア

アポロとの死闘を繰り広げた前作から、再戦までを描く。
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アポロとの激戦の結果破れはしたものの人々の心を掴んだロッキーは一躍時の人となる。エイドリアンと結婚し、新居を購入。しかしファイトマネーはあっという間に消え、契約したCMもうまく熟せず、左目の状況が悪くボクシングが出来ないため、仕事を探すロッキーだが肉体労働の仕事ですら手に入れるのが難しい現実。
一方、アポロはチャンピオンのプライドを傷つけられ、躍起になって再戦をプロモートする・・・
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もちろん前作ロッキーは素晴らしい映画で揺るぎませんが、ロッキーシリーズの2作目ではあるものの、このあとのシリーズとは一線を画す一本。アメリカンドリームを掴んだ後の現実感、デスクワークを望むも教養もなく一発人気だけでは何も出来ない姿に、スタローン自身を重ねて脚本、監督をします。ロッキーだけではなく、周りの人間も含めてその不器用さ、切なさ、厳しさを愛着をもって描いています。ミッキー・ロークの「レスラー」に通じる感じですかね。それを考えると「レスラー」は本当にいい映画ですが、この時点で自分を見極め、打開策を講じているスタローンは素晴らしいと思うわけです。
この後、ロッキー3、4はボクシングの試合にしか焦点が当たっていませんが、それはそれで楽しい、5以降は未見ですが、ファイナルは評判がいいので観ようと思います。

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ラスト タンゴ イン パリ(1972年 フランス・イタリア)
監督:ベルナルド・ベルドリッチ
出演:マーロン・ブランド

パリのアパートで欲望のままにお互いの体を求め合う二人。日常から外れた空間で情欲に身を任せる男女を描いた問題作。
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あるアパートの一室を借りようと部屋に訪れたジャンヌは、同じくその部屋を借りようと先にいた謎の男ポールに犯されてしまう。婚約者のいたジャンヌだが、何故かジャンヌはポールに惹かれ、何度もその部屋に訪れる。お互いの素性を明かさぬまま二人は非日常的な空間で肉体だけの関係に浸っていくが・・・
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小学生の時に映画ファンになると心に決めた頃、この映画は子供は観てはいけないと妙に納得して封印した映画です。数ヶ月前にTSUTAYAでサントラを見つけましたが、ガトー・バルビエリが担当しているので借りてみると非常に雰囲気のあるいいサントラでした。いい加減大人なのでそろそろ封印を解こうかとDVD借りて観ました。1972年にこの内容では確かに問題作だったろうと思いますが、やはり欧州の成熟を感じるしかないですね。ヴィスコンティの「ベニスに死す」が1971年。ベルイマンの「ある結婚の風景」が1974年。うーん。正直、ラストタンゴインパリが、素晴らしい映画かというと、そうでもないと思うし、お気に入りでもありませんが、こういう大人向けの映画が最近少ないですね。子供向けでもないのに妙に幼稚な映画が多い気がします。恋愛映画でも、ホラーでも、サスペンスでも、しっかりとした大人向けの映画が観たいなぁ、とつくづく思いました。
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