HideQの秘かな愉しみ -28ページ目
潮風のいたずら(1987年 アメリカ)
監督:ゲイリー・マーシャル
出演:ゴールディ・ホーン、カート・ラッセル
傲慢な大金持ちの夫人が記憶をなくしたことにより巻き起こる、偽りの家庭生活をユーモラスたっぷりに描く。
大金持ちで傲慢な夫人が、クルーザーから落ちて記憶を失ってしまう。彼女のわがままに痛い思いをした大工は、彼女を妻だと偽って引き取ると、母親のいないワンパクざかりの4人の子供の面倒をみさせることに。料理も掃除もできない彼女だが、自分の境遇に疑問を抱きながらも4人の息子と夫の世話をするうちに少しづつその生活を受け入れ始めるのだが・・・
Gホーンの人気絶頂期ではないものの、相変わらずキュートですね。ちょっと設定がデフォルメされ過ぎて、いまひとつ乗り切れませんでしたが、まぁ、コメディなのでこんなものでしょうか。カート・ラッセルとのコンビは実生活でもパートナーだけに息が合ってますね。とってもアメリカーンな二人ですが、好感がもてます。悪意のない、屈託のない、可愛いらしいカップルですね。でも観るのは一回でいいかな。ゲイリー・マーシャルは「プリティウーマン」撮ってますが、調べてみると「病院狂時代」の監督さんだったのですね、懐かしいです。まぁ、どーでもいいですが・・・σ(^_^;)
ドラゴン・ロード(1982年)
監督:ジャッキー・チェン
出演:ジャッキー・チェン
ジャッキー映画の中でスポーツ、友情をバランスよく描いたアクション映画の佳作。
名家の御曹司のドラゴンは、勉強が大の苦手。いつもサボっては親友のジムとイタズラやガールハントに夢中の毎日。ある日、郊外で怪しげな集団に追われている男を助けたことから、大事件に巻き込まれてしまう・・・
おそらく、30年振りに観ました。羽蹴りや、ラグビーみたいな競技ものがあって、それまでのカンフーを前面に押し出した感じではないですし、ジャッキーも最後まで強いわけでないので、地味な印象が強く残りますが、ロードショーの頃は人気絶頂期。キャンペーンで来日した時も整理券を入手するため始発で電車に乗って握手会に行きました。小学校を卒業したばかりの頃で、阪神百貨店の地下で飴ちゃんを買って、サインと握手の後ににそれをジャッキーに渡すと喜んでホッペをクイクイっと優しくつねられて昇天したのをよく覚えています。EST1の二階でしたね。
映画は、ラグビーみたいなのが確か映画の初めだったような気がしましたが、今回借りたDVDでは最後でした。羽蹴りの羽は通信販売で二つ買いましたが(映画の中で羽がばらけるのを見たため)、底のプラスチックが硬くて靴下では痛く、靴では繊細なコントロールができないため結局、バトミントン部だった姉にもらったバトミントンの羽のそこの部分をカッターで切って遊んでいましたね。あと、腹筋は毎日百回したり、あと、ジャッキー健康法に従ってテレビのリモコンを使わないようにしてました。それぐらい夢中にさせてくれてましたね、ジャッキーは。 スパニッシュ アパートメント(2002年 フランス・スペイン)
監督:セドリック・クラピッシュ
出演:ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ
スペイン、バルセロナに留学したフランス留学生が、ヨーロッパ各国の若者たちと一つのアパートメントで過す共同生活を「猫が行方不明」のセドリック・クラピッシュがコミカルに描いた青春ドラマ。
パリで暮らすグザヴィエは、エリート官僚になるため、親の友人の勧めで経済の勉強をしに、スペインに渡ることになる。恋人と離れて暮らすことに寂しさを感じていたグザヴィエだが、スペイン、イギリス、イタリア、ドイツ、デンマーク、ベルギーと国籍の違う男女が住むアパートに住み、苦労しながらも騒々しく楽しい共同生活が始まる。
「猫が行方不明」は大好きです。クラピッシュ監督もリアルな生活感を大事に描いてくれる監督さんです。今回の映画はフランス人が留学することになったスペインが舞台。群像劇ですが、あくまでも主人公を中心に描かれていて、そんなに社交的でない主人公が自然といろんな人と友達になっていくところが観てて楽しいし、登場人物たちも皆、楽しそうです。こういう映画を観ていると海外で生活したくなりますね。いろんな人と知り合って、楽しく過ごす時間の大切さを教えてくれます。僕も何度か海外生活を送っていますが、やはり日本にいるよりも知らない人と友達になるのが早い気もします。
また、サントラが良くて、気になった曲を「shazam」で調べたらヒットしなかったので、youtubeで調べて、「radio head」であることが判明。曲名調べたら、・・・持ってました。「No Supraise」素敵な曲でずっと聴いてます。備えあれば、憂いなしですね。σ(^_^;)
調べると、続編があるみたいですね、チェックしとこう。 パラノイドパーク(2007年 アメリカ、フランス)
監督:ガス・ヴァン・サント
出演:ケイブ・ネヴァンス
「エレファント」のガス・ヴァン・サントが描く、事件を起こした少年の心象風景を切り取った青春映画。
16歳のアレックスは何処にでもいるスケートボードに夢中の高校生。ある日、友人に誘われスケートボーダー憧れの公園“パラノイドパーク”に訪れ、すっかり魅了されてしまう。何度か訪れているうちに不良グループに貨物列車に飛び乗る度胸試しに誘われるが、その最中、誤って警備員を死なせてしまう。アレックスと事件を結びつける証拠はなく、通常の生活を送ろうとしていたが、ある日、高校に刑事が訪れ、スケートボーダーを中心に事情調査を始めるのだった・・・
映画は終始不安定さをだしたまま、宙に浮いた感じで、まるでうなされた夢を見ているかのような映画でした。
エレファントに比べるとストーリー感がもっとあるのかと思いましたが、この浮遊感がそうは感じさせてくれませんでした。この感じが飲み込めないか、否かで好き嫌いが分かれるかもしれませんが、自分が冒した過ちを忘れたい一心で、熱が出て、それが現実だったのかもわからなくなってしまった少年の不安定な気持ちがすごく伝わってきました。
観終わって、ひょっとしたら自分も過去に何か大変な過ちを冒してしまったのに、自分でも忘れようと熱にうなされ、現実と夢の境目を失ってしまったのかもしれないというような不安感に襲われました。好き嫌いの分かれるガス・ヴァン・サントですが、今回は更に好き嫌いが分かれそう。
うーん、でも僕は好きな監督さんだなぁ、やっぱり。
サラの鍵 (2010年 フランス)
監督:ジル・パケ=ブランネール
出演:クリスティン・スコット・トーマス
ナチス占領下のフランスで起きたユダヤ人迫害事件を背景に、一人の少女の過酷な運命を、その事件の真相を追う現代の女性ジャーナリストの取材を通して描くヒューマンドラマ。
フランス人の夫と娘と3人でパリに暮らすアメリカ人ジャーナリストのジュリア。夫の両親から受け継いだアパートが、1942年にフランス当局によりアウシュビッツに送られたユダヤ人家族のものだったことを知り、取材を始める。フランス警察によるユダヤ人一斉検挙の朝、10歳の少女サラは弟を助けようと納戸に隠れさせ鍵をかける。すぐに戻れると思っていたサラだがすし詰めの競技場からそのまま収容所に送られてしまう。両親も自身もひどい環境の中で離ればなれになってしまうが、サラは家に残した弟のことが心配でたまらず、脱走を試みるが・・・
ずっと気になっていた作品ですが、やっと観ました。
第二次世界大戦のユダヤ人迫害を描いた映画は沢山ありますが、子供系・・・辛いです。それ家に残した弟が心配でたまらないお姉ちゃん・・・辛すぎます。映画は戦時中のサラの過酷な状況と、現代のジュリアの取材と、家族との不安定な関係を交互に描いていきます。サラの過酷な運命にドキドキしっぱなしですが、ジュリアの取材に対しても、ジャーナリストのエゴ、信念、良心が、しっかり描かれており、どちらのストーリーも面白かったと思います。ジャーナリストがストイックに真実を追うことで人を傷つけたり、癒したりすることで、その意義を見出す姿はとても好感がもてました。 
