田辺聖子「孤独な夜のココア」という本を読みました。
一作品20ページぐらいの短篇集です。
田辺作品を読んだのは初めて。


田辺聖子さんは昭和3年に生まれて
おととしに91歳で亡くなった方です。


「孤独な夜のココア」を読んでるうちに、
同世代(昭和4年生まれ)の
僕が好きな作家、向田邦子さんと
比較している自分に気づきました。


すごく対照的(対称的?)な作風だったからです。


田辺作品は柔らかく、温かく、優しさにあふれる小説。
えーと、悪く言えばややパンチが足りない感じ。
対して向田作品は、切れ味が鋭く、
人が触れてほしくない心の闇の部分をえぐる小説。


田辺さんは人の長所を探すのが得意で、
向田さんは人の短所を探すのが得意なイメージ。


僕自身が結婚するなら
絶対に田辺さんがいいけど、
小説家としては、「ドキッ」とさせられたり
背筋が「ゾクッ」とすることの多い
向田作品の方が好みかな。


でも向田作品は、なにかっていうと
男が外に女をつくる、つまり不倫ネタばかりなので
田辺作品の方が好きだと感じる方も多そうです。


「孤独な夜のココア」は1978年に発売された本で、
主人公はだいたい20代女性。
今では若干古い価値観の描写が散見されますが、
僕の母親たちの世代が
若い頃にどんな環境で恋愛をしていたかを
知ることができて面白かったです。


田辺さんはエッセイも(というかエッセイのほうが)
評判が良いので、
引き続き読んでいきたい作家さんです。



ところで、この本は数日前に
ブックオフで買ったものです。
ブックオフに行ったのは数年ぶりだったのですが、
最近はやけに値上げしてませんか?


例えば600円の文庫の場合、
昔なら300~350円ぐらいだったのに、
今では500円ぐらいです。


これってもはや古本ではないのでは?
と思うぐらい高かったです。
「もうちょい安ければ買うのに」
という本がたくさんありました。
どうにかならないもんか、、、。



近況

睡眠薬を飲んでも不眠ぎみ。
中途覚醒。
今は薬を半分に割って飲んでるので
割らずに一錠で飲んでみようかな。

頭皮を中心に体がかゆい。
4年前に皮膚科で出してもらった
かゆみ止めの薬を飲んで対処。
4年前の薬だから好ましくないんだろうけど、
一応効いてる。
でも皮膚科行きたい。

なんだかんだで、ストレス性の身体症状が出てます。
コロナのせいなのか、それとも別の原因なのか、
よくわかりません、、、。