基準指標すでに2つの項目が超過!

▷感染経路不明者のうち半数は、首都圏、関西圏、近隣県などで行動歴あり。

▷今後は「4連休」「夏休み」「お盆休み」「Go Toキャンペーン」への対応が課題。

 本県の基準指標は80日間ぶりに「新規感染者数」が超過し、現在、「感染経路不明者」とともに、2つの指標が基準値を超過している。
 7月に入ってからの陽性患者数は30人に達し、感染拡大局面に入っているのは明らかだ。
 まずは目前の「県立高校クラスター」の撲滅するため、PCR検査やこれに伴う対策徹底的に行う。
 同時に、行政、事業所、県民ひとりひとりがそれぞれの立場で、過去の経験を思い出し、緊張感をもって一段上の対応をする必要がある。

〇県立高校クラスターへの対応
・県岐商の全教員、生徒に対しPCR検査を実施する。合計1,317人(現時点で1,097人に実施済み)
・大垣商においても接触者を幅広くピックアップし、107人にPCR検査を実施した。
・健康状態チェックシートの運用改善が必要。

〇Go Toキャンペーンへの対応
・首都圏、関西圏へのビジネスを除く旅行について慎重な対応を呼びかける。
・県の「感染警戒QRシステム」、国の「接触確認アプリ」の積極的な登録・活用を働きかける。
・県観光業の感染防止対策を徹底するため、県指針と業界ガイドラインに示した対策の実施確認とステッカーの掲示の推進。
・県が行っている「安心ステイ~ほっと一息、ぎふの旅」第三弾の全国向けクーポン発行を当面見合わせる。

〇医療提供体制
・PCR検査464件/日を確保、10月には686件/日まで拡充。
・病床を281床確保、入院患者が60人を超えた時点(フェイズ1)で387床に、120人を超えた時点(フェイズ2)で625床まで拡大する。
・軽症者、無症状者を受け入れている後方施設は、今年度末まで、全圏域で466室を確保

於:第7回岐阜県新型コロナウイルス感染症対策本部員会議