しいたけの栄養とレシピ
しいたけの栄養
しいたけは生でたべるよりも、乾燥させることでうま味とともに栄養もアップ
します。
成長期の子どもにとって、とても大切なのが骨の成長。
骨をつくる栄養素といえば牛乳に代表される乳製品が有名ですが、カルシウム
は排出されやすい栄養素でもあるので、吸収を助ける栄養素とセットで摂取すると
効果的なのです。
カルシウムの吸収を促すのが、しいたけにも豊富に含まれているビタミンD。
ビタミンDには、脳神経の発達を促す作用もあるそうです。お子さんがイライラ
しがちなとき、やる気を起こさせたいときのサポート食品と言えます。
しいたけに豊富に含まれているカリウムは、体内の水分バランスを調節してくれる栄養素。
むくみの解消に効果的です。さらに、食物繊維は腸内環境を整え便秘の
解消に効果があることでよく知られています。
ただし、しいたけに含まれている食物繊維は不溶性食物繊維が多いので、
水溶性食物繊維とバランスよく摂取することが大切です。ちなみに、乾しいたけ
には、生しいたけの約10倍もの食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維が豊富に含まれている食べ物は、果物や野菜、コンブやワカメ
などの海藻類や、コンニャクに含まれているグルコマンナン。しいたけとコンニャク
を煮物にプラスしたり、毎日食べるお味噌汁の具として海藻としいたけを合わせ
てみてはいかがでしょう?
葉酸がたくさん含まれいるしいたけは、妊婦さんにも積極的に食べてほしいと
思います。
最近とても注目されるようになった葉酸はビタミンB群のひとつで、細胞の生産や
再生を助けてくれます。さらに赤血球やDNA=核酸をつくる働きもあるため、胎児の
成長に欠かせない栄養素だと言えるのです。
妊娠中だけではなく、授乳中にも積極的に摂ることをおすすめします。
蒲鉾とコンニャクと椎茸の煮物
材料
蒲鉾・・・1本(120g)
コンニャク・・・1枚(300g)
椎茸・・・6~8個
調味料
水・・・1カップ
醤油・・・大さじ1と小さじ1
砂糖・・・大さじ1
だしの素・・・1袋(4g)
作り方
1 椎茸は、一口大に切ります。
2 コンニャクは、厚さ5mmの短冊切りにする。
3 蒲鉾は8mm~1cm幅に切り、板から切り
離す。
4 小鍋に水と調味料を入れて、火にかけます。
5 鍋が沸騰したら、具材を入れます。
6 再び沸騰したら、蓋をして弱火にし、5~10分
煮る。