心霊と霊魂 | 群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

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のご相談を得意としています。

 

生命沈思録3 人生的四季風景 

       曲黎敏 著

 この本に「心霊」と「霊魂」がよく

でてくるのですが自分にはよく理解

出来ません。

角川の新字源でしらべてみました。

「心霊」:精神。たましいのこと。こころ。

     科学では説明できない不思議な

     こころの現象。

「霊魂」:たましい。肉体のほかに別に

     存在すると考えられる精神。

二つの区別がつきません。

中医学の勉強をし、お客様の相談をしていると

この精神の部分が大変大事なことが分かって

きます。見過ごし出来ません。

西洋医学でも遺伝子・ニュウロン・免疫などの

研究が進んでも解明できていない問題が

多いのが現実です。

 

 そこで「曲解詞語」の「心霊」の箇所を

訳してみようと思いますが、難解で間違い

なく訳すことは出来ないと思いますが挑戦

してみます。

 心は火であり、霊は炎、光芒である。

「心霊」の向上的特性は、超越、神性を

追求することにある。「心霊」の意義は

人をして、動物本能の上で精神の最高

目標を保持させることである。

まさしく、「心霊」の美と卓越は人類を

神の姿で彰かにし、光栄に輝かさせる。

 人が造られる神話のなかで、

神は土で人形を造り、ただ霊性である神の

息を吹きかけるだけである。

そのため、その一生の終わりに、土を土に

返し、霊性の呼吸を神明に返すだけである。

 

 神と鬼とは同じではない。

神は雷の稲妻で、創造と恒久である。

鬼は肉体内にに閉鎖されている物質で

“魂と魄”“魂は生を求め”“魄は死を求める”

すべて欲望の化け物である。

人間の一生は鬼を借り、鬼を殺している。

やつれ切って苦しみ、言葉にできない。

つまりファウストである。

(雷が落ちて死に、純粋になり、なおかつ

簡単に多くを得る。)

“ファウストを読んでないのでここがうまく

訳せません。”

霊魂は我々の生命の独立存在である。

善悪を超越し、増減しない。汚れも清さも

ない。独立したからには、霊魂はいつでも

私たちの肉体を裏切り、放棄することは

可能となる。

心霊はただ丹田の下にある地下河だけでなく、

内には虚空から運ばれた発芽前の種子があり

沐浴し、自己を育む、これを自浄、洗髄という。

この前に先立つ鍛錬は最後の昇華に比べ

はるかに重要なものを多く得る必要がある。

 

メーテルリンクはいっています。

口を開けば、霊魂の門は閉じ、口を閉ざせば

霊魂の門が開く。

 

 この世の中に正真正銘、誰かを審判できる

人はいない。現在ある審判はすべてただの

事件で、永遠に心霊に関わらないものは

冷ややかでみな救助を実現できない。

 

 相談に役立つようなヒントが見つかりません

でした。

 やはり理解できないままです。

また引き返し、「精神」と「霊魂」を比較検討し

読み直してみます。