7月7日。
何十年か前に沼津にあった“ユムユム”というスナックに通っていた。ジャズが流れるいい店だった。かっこいいマスターと色っぽいママがいた。ちょうどママに赤ん坊が生まれたころで、マスターとママがかわりばんこに店にいた。夜の担当はマスターで、ある晩マスターにいいレコードがあるからいっしょに聴こうとジョニー・ソマーズを持っていった。ジョニー・ソマーズは、60年代に男たちの心を虜にした甘い歌声とキュートさが売りの女性ボーカリストだ。
Johnny Sommers
SOFTLY, THE BRAZILIAN SOUND (1964.11 Warner Bros.)
Side A
1.Meditation
2.Dear Heart
3.Watching The World Go By
4.Quiet Nights
5.Once
6.Softly, as I Leave You
Side B
1.I Could have Danced All Night
2.I'll Remember April
3.You Can't Go Home Again
4.Carnival
5.Old Guitaron
6.That's All
ギター奏者ローリンド・アルメイダの編曲・演奏でボサノバばかり集めたこのアルバムは、当時を懐かしむおっさんや当時に憧れを抱く若者は必ず聞いたほうがいい。ヒーリングもんだぜ!それから、当時を知らない駆け出しの女性ボーカル志願者は、ボサノバと色っぽい歌い方の参考になるので、ぜひ聴く機会を得てもらいたい。
さて、ユムユムのマスターにこのレコードを持っていきいっしょに聴いたときのマスターの感想が、「星が降るみたいだ」というセンチメンタルなコメントだった。そう、このレコードはセンチメンタルなのだ。とくに、「You Can't Go Home Again」と「That's All」には参ってしまう。胸がキュンとして鼻のあたりがツンとくる歌い方なんだよ。(などと書いていると、こいつはやっぱりアイドル好きのミーハーなところが<いくつになってもなおんねぇと言われるだろうが。。。。)
ところで、胸がキュンとする星が降ってくるお話が、たまたま七夕の今日なんで、もう一個おまけで書いておく。たぶんもう誰かとこの件で話す機会もないだろうからな、記録しておくつもりでと。。。。何かというと「7月7日、晴れ」という映画のことだ。
1996年に観月ありさが主役で作られた映画で、七夕が誕生日の「ひなた」という世界に名前が売れているアーティスト(タレント?)が、普通の会社員と恋愛する内容なのだ。超売れっ子なのでなかなか彼氏とデートもできない。公然とお付き合いしてますなどと人前に現れることもままならない。そんなこんなのドラマが展開されて、(かなりハショルが)彼と天の川を見ようねと約束していた七夕の晩に仕事が入り、翌日はそのままアメリカへ飛ばなきゃならないというときに、自分のラジオ番組から彼とのことを告白して「会いたい」と泣き出すと、都心の街中の電灯やご家庭の灯りが次々と消えて行き、空には天の川が見えてくるという終わり方なのだ。
ミーハーでアイドル好きな諸君には、もってこいの内容なので見てください。
今日は、曇りで雨も降りそうだから、街中の灯りが消えても天の川は見えないので、その気になって電灯を消したりしないように!まっ、ジョニー・ソマーズを聴いてよ。
何十年か前に沼津にあった“ユムユム”というスナックに通っていた。ジャズが流れるいい店だった。かっこいいマスターと色っぽいママがいた。ちょうどママに赤ん坊が生まれたころで、マスターとママがかわりばんこに店にいた。夜の担当はマスターで、ある晩マスターにいいレコードがあるからいっしょに聴こうとジョニー・ソマーズを持っていった。ジョニー・ソマーズは、60年代に男たちの心を虜にした甘い歌声とキュートさが売りの女性ボーカリストだ。
Johnny Sommers
SOFTLY, THE BRAZILIAN SOUND (1964.11 Warner Bros.)
Side A
1.Meditation
2.Dear Heart
3.Watching The World Go By
4.Quiet Nights
5.Once
6.Softly, as I Leave You
Side B
1.I Could have Danced All Night
2.I'll Remember April
3.You Can't Go Home Again
4.Carnival
5.Old Guitaron
6.That's All
ギター奏者ローリンド・アルメイダの編曲・演奏でボサノバばかり集めたこのアルバムは、当時を懐かしむおっさんや当時に憧れを抱く若者は必ず聞いたほうがいい。ヒーリングもんだぜ!それから、当時を知らない駆け出しの女性ボーカル志願者は、ボサノバと色っぽい歌い方の参考になるので、ぜひ聴く機会を得てもらいたい。
さて、ユムユムのマスターにこのレコードを持っていきいっしょに聴いたときのマスターの感想が、「星が降るみたいだ」というセンチメンタルなコメントだった。そう、このレコードはセンチメンタルなのだ。とくに、「You Can't Go Home Again」と「That's All」には参ってしまう。胸がキュンとして鼻のあたりがツンとくる歌い方なんだよ。(などと書いていると、こいつはやっぱりアイドル好きのミーハーなところが<いくつになってもなおんねぇと言われるだろうが。。。。)
ところで、胸がキュンとする星が降ってくるお話が、たまたま七夕の今日なんで、もう一個おまけで書いておく。たぶんもう誰かとこの件で話す機会もないだろうからな、記録しておくつもりでと。。。。何かというと「7月7日、晴れ」という映画のことだ。
1996年に観月ありさが主役で作られた映画で、七夕が誕生日の「ひなた」という世界に名前が売れているアーティスト(タレント?)が、普通の会社員と恋愛する内容なのだ。超売れっ子なのでなかなか彼氏とデートもできない。公然とお付き合いしてますなどと人前に現れることもままならない。そんなこんなのドラマが展開されて、(かなりハショルが)彼と天の川を見ようねと約束していた七夕の晩に仕事が入り、翌日はそのままアメリカへ飛ばなきゃならないというときに、自分のラジオ番組から彼とのことを告白して「会いたい」と泣き出すと、都心の街中の電灯やご家庭の灯りが次々と消えて行き、空には天の川が見えてくるという終わり方なのだ。
ミーハーでアイドル好きな諸君には、もってこいの内容なので見てください。
今日は、曇りで雨も降りそうだから、街中の灯りが消えても天の川は見えないので、その気になって電灯を消したりしないように!まっ、ジョニー・ソマーズを聴いてよ。