今日は厚手のトレーナーでちょうど良かったですが、一昨日はコート、もっと前は半袖で汗をかいていたというジェットコースターのような気温の乱高下。冬服がまだしまえないのに、夏服が必要で、春服を着る時がないという…なんだか四季が無くなってますよね。
皆さん、体調崩されないようにね。
今日は『牛乳』について書きます。
「牛乳は完全栄養です。」「強い骨を作るために毎日飲みましょう。」
私たちは子どもの頃からそう聞かされてきて、「牛乳は健康にいい」という牛乳神話を信じていました。
その牛乳が身体に良くないって聞いたことありますか?
その良くないとされる理由を調べてみました。
お母さんのお乳はその赤ちゃんのための飲み物
牛乳は、牛の赤ちゃんの体重を1日1kgふやすために必要な成長ホルモンや、過剰に含まれる女性ホルモンなど子牛を育てるための成分がたくさん入っています。それは子牛にとってはありがたい成分ですが、人間にとってはどうでしょうか。
世界的な子育てバイブルとして知られる
「スポック博士の育児書」の改訂版では
「最悪の食品は牛乳・乳製品である」
「自然界には離乳期を過ぎてミルクを飲む動物はいない。
人間も同じで、離乳期を過ぎたらミルクを飲まないことが正常である。」
と書いてある。
母乳は白い血液
牛乳は牛の血液です。
乳牛のおなかにある太い血管から乳房に血液が送り込まれます。それが『乳腺細胞』に入ると、瞬時に牛乳が生み出されます。
真っ赤な血液400リットルが、真っ白な牛乳1リットルになります。
牛乳を飲むほど骨が弱くなる
カルシウム源と言われている牛乳ですが、人間にとってのカルシウム源にはならないことがわかってきています。
それどころか、骨からカルシウムを溶け出させる要因になることをご存知でしょうか?
「牛乳を飲むほど骨折が増える」のです。
杏林予防医学研究所所長の山田豊文先生は牛乳を1日2杯以上飲む人は
飲まない人に比べて
骨折リスクが2倍以上になる。
ヨーグルト(1日1杯以上)では約3.5倍
チーズは、一切れでも約4倍の骨折リスクだと報告。
米国国立乳牛議会では
1日1杯の牛乳を2年間摂取した女性は
全く摂取しなかった女性に比べて
骨量が2倍の速さで減少し
牛乳によるタンパク質のとり過ぎが原因と結論づけた。
ハーバード大学では
7万8千人の女性を12年間調査し
骨折は乳製品を摂取するほど多く
大腿骨頸部骨折の増加リスクは
乳製品由来のカルシウムに関係していると結論づけた。
牛乳に多く含まれている「リン、たんぱく質」を消化・中和するため骨からカルシウムが溶(と)けだし、骨粗しょう症や骨折の原因になっています。
世界で一番牛乳を飲むノルウェー人の骨折は日本人の五倍。
牛乳を消化できない日本人
牛乳のたんぱく質である「カゼイン」は、ガン病巣の成長を促進(そくしん)させる史上最悪の発ガン飲料です。
また、カゼインは、胃の中でミネラルの吸収障害を起こすこともわかっています。
カゼイン(たんぱく質)は3種類あり、種類によりその消化酵素が違います。
牛乳に含まれるカゼインはα型(アルファがた)で、 人間が消化できるのはβ型(ベータがた)です。(人の母乳もβ型です。)
そのうえ、人間が飲む状態の牛乳は加熱殺菌されているため、たんぱく質の分解に必要な酵素も死滅しています。
体に入っても分解できないたんぱく質は、未消化物となって腐敗し、腸内で炎症を引き起こす原因となります。
こうして、免疫細胞の70%が存在するといわれる腸が不健康になると、当然、免疫力は低下します。
腸が常に荒れているということは、慢性炎症があるということです。慢性炎症は、動脈硬化やガンなど、さまざまな病気の危険因子になります。
腸にトラブルがあると、腸粘膜が本来体内に通すべきでないものを通してしまう「リーキーガット症候群」を引き起こします。各種アレルギー疾患や、関節リウマチなどにもつながります。
リーキーガット症候群
腸管を守っているバリアが
破壊されることで
本来なら取り込まれることのない異物が
体内に侵入し
炎症・アレルギー反応を引き起こす状態のことです。
腸で炎症が起こると、十分な栄養が吸収されなかったり、便秘、下痢などの症状が現れます。
未消化のα型カゼインは、アレルゲンとなりやすいと言われています。
後半もぜひ読んでみてくださいね。
出典
いのちのガイドブック・船瀬俊介著