前回の記事「牛乳は骨を弱くするしアレルギーやガンにする」の後半です。




牛乳によるアレルギー




遅発型アレルギーと言って、症状が出るまでに数時間から数日かかり、牛乳が原因だと特定されにくいのが特徴です。


原因不明の不調から命にかかわる病気まで、原因が牛乳と関係しているかもしれないのです。


特に、鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻茸(ポリープ)など、鼻周辺のリンパ組織に反応しやすいと言われています。

 日常的な症状では、便秘、下痢、おなかの張り、肩こり、頭痛、日中の眠気、なかなかやせない、疲れやすい、鼻水・鼻詰まり、節々の痛み、生理痛、排尿トラブル、尿もれ、乾燥肌、原因不明の湿疹やかゆみ、じんましん、イライラ、落ち込みなど。

病気では、花粉症、アレルギー性鼻炎、ぜんそく、慢性関節リウマチ、慢性疲労症候群、繊維筋痛症、アルツハイマー病、パーキンソン病、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、甲状腺疾患、子宮筋腫、卵巣嚢腫、不妊症、うつ、乳がん、前立腺ガン、自閉症、多動症、アトピー性皮膚炎など。



牛乳たんぱく質「カゼイン」の中毒性


カゼインの分解が不完全だと、脳内モルヒネの働きをするペプチドが生まれます。これは、落ち着きがない、奇声をあげるなど、子供の多動症だけでなく、大人の精神的不安感なども呼び起こします。

やっかいなことに、小麦粉に含まれているグルテンと同じく、カゼインにも麻薬と同じくらいの強い依存性・中毒性・常習性があり、一度口にするとまた摂りたくなります。

ですから、なかなか辞められない方が多く、様々な健康被害を継続的に受けてしまっているケースが多いです。

脳神経に影響を及ぼして、ふらついたりめまいがしたり、物が二重に見えたり、便秘や排尿トラブル、呼吸器異常をおこすこともあります。



カゼインやグルテンは分解されずに

ペプチドに変わって脳に入り込みます。

このペプチドは

モルヒネと同じ鎮静作用

気分の高揚や快楽の増加

継続した興奮などが現れ

人によっては強い多幸感を感じることもあります。



品質の安全性

現在、多くの牛は飼料に、輸入された遺伝子組変え(GMO)の作物が与えられ、ホルモン剤などを投与されています。

安全性に不安のある飼料が牛乳の乳脂肪率を高めるために使われていて、その現在の牛乳は、牛の赤ちゃんが下痢するほど乳脂肪率が高いのです。


 

「牛乳は体にいい」という思い込みは、日本社会に深く浸透してしまっていて、専門職でさえも未だにカルシウム不足の方への牛乳摂取を勧めています。


草食動物の牛が動物性飼料を食べているのは不自然ですし、安全性に不安が多い遺伝子組み換え飼料を食べているのも不安があります。

日本人は牛乳に含まれる乳糖を消化できない人が8~9割で、腸を荒れさせさまざまな病気を引き起こします。


グルテンを抜く「グルテンフリー」という小麦粉をとらない食生活のように、「カゼインフリー」という牛乳・乳製品をとらないことも健康でいるためには大事なことです。


たとえば、お腹をこわしやすい、花粉症やアトピーなどアレルギー症状、風邪など病気になりやすく免疫機能が低下していると感じる、原因不明で体調が悪いなど思い当たる方は、グルテンフリーにプラスしてカゼインフリーの生活を少なくとも2週間試してみると、体調が改善するかもしれません。



おすすめの牛乳


山間地など野草の茂った地域に牛を放牧して、草食動物らしく生育している畜産家も複数あります。

そんなところで育った健康な牛の、ノンホモ・低温殺菌牛乳を選び、嗜好品ぐらいの感覚で、たまに楽しむようにできたらいいですね。



低温殺菌牛乳

ホエイ・カゼインの熱変性を起こさない




ホモジナイズしていないノンホモを選びましょう




ホモジナイズ

乳脂肪を砕くことで成分を均一にし

クリームが浮かばないようにするホモジナイズは

砕かれた脂肪球が

カゼインやホエイを引き込み

巨大なタンパク質へ変化することで

アレルギーを起こしやすくしてしまいます




いかがでしたか。

私は、牛乳神話がぶっ飛ぶ内容に愕然としました。

そんなものを給食で出してることに、日本の抱える闇を感じます。

でも、コーヒーには牛乳を入れたい派だし、グラタンも大好きだし、牛乳はなかなかやめられそうもありません。

なので、少しでも品質の良い牛乳を選ぶようにしたいと思います。