株式投資の話題で「9月は株が弱い」という言葉を見かけます。
そんなとき、「9月だけ積立をやめようかな」「10月まで買うのを待ったほうが得?」と思うことがあるかもしれません。
ただ、過去にそうした傾向があったとしても、今年も同じ値動きになるとは限りません。投資の話題に触れたときこそ、自分の家計と、いつ使うお金なのかを確認することが大切です。
今回は、HideWorksの「資産形成ナビ」に掲載した記事を参考に、「季節性」「もっと稼ぐ」「もっと使う」という3つのテーマを考えてみます。
紹介記事:
「S&P500はなぜ9月に弱い?季節性と『もっと稼ぐ・使う』の判断基準」
https://shisan-keisei-navi.com/articles/2026-10-13-youtube-live-sp500-seasonality-earn-or-spend/
◆ 「9月に弱い」は統計の傾向。未来を予言する言葉ではない
S&P500のような株価指数の長期データを月別に見ると、平均リターンが他の月より弱くなる月があると説明されます。
ただし、平均値の話を「その月の下落が確定している」と読み替えるのは危険です。統計を取る期間、配当の扱い、通貨などによって結果も変わり得ます。
短期の売買を繰り返すと、売った後に上昇して買い戻せないことや、取引コスト・税金・為替の影響もあります。「売買で当てにいく話」と「自分に合った長期積立を続ける話」は、分けて考えたいところです。
◆ 迷ったら、お金を4つの置き場所に分ける
具体的には、家計のお金を次の順番で整理してみます。
① 毎月の生活費
家賃・食費・通信費・光熱費など。ここが安定していないと、投資を続けること自体が負担になりかねません。
② 借入や返済のためのお金
ローンや分割払いなどの返済予定を確認します。金利と返済条件によって、投資より返済を優先して検討したほうがよい場合があります。
③ 近い将来使うお金
家電の買い替え、病院・車・引越し費用、冠婚葬祭など。数年以内に必要になる資金は、値動きの大きい投資と混ぜないほうが管理しやすくなります。
④ 長期で育てるお金
①〜③の見通しを立てた後に、リスク許容度と目的に合う範囲で長期投資を検討します。
こうして置き場所を分けておくと、株価が一時的に動いたときも「今必要なお金まで投資していないか」を確認できます。
◆ 「もっと稼ぐ」と「もっと使う」は、どちらも大切
収入を増やす方法を考えるのは、家計を改善する一つの手段です。ただし、働く時間が増えれば、体力や家族との時間との兼ね合いも生まれます。
反対に、お金を使うことにも意味があります。時間を生む家電、生活を整える道具、学びや経験、大切な人との時間。将来のために貯めるだけで、今の暮らしに必要な支出を先延ばししすぎるのも、考え直したいテーマです。
迷ったときは、「今月いくら余るか」だけでなく、次の4つを自分に聞いてみると整理できます。
・生活費と返済を無理なく払えているか
・予期しない支出に備えられているか
・数年以内の予定に必要なお金を分けているか
・使うことで得られる時間や健康、経験を軽視していないか
正解は人によって違います。年齢、家族構成、借入、働き方、収入、生活上の事情などで優先順位は変わります。
◆ 例えば、家計に毎月の余裕ができた場合
余剰資金が生まれたときも、すぐに全部を投資に回す必要はありません。
返済が重いなら返済計画を確認する。生活防衛資金が薄いなら現金を確保する。近い将来の支出が見えているなら積み立てる。その上で長期投資を検討する。
この順番を自分なりに決めておくと、「今月の相場ニュース」だけでお金の置き場所を頻繁に変えずに済みます。
もちろん、積立投資にも元本割れや大きな値下がりの可能性があります。投資経験や目的に応じて判断し、生活費までリスクにさらさないようにしたいものです。
◆ 今日できること
家計簿アプリや通帳の残高を見る前に、次の3つをメモしてください。
「毎月必ず支払うお金」
「1〜3年以内に使う予定のお金」
「長期で使わずに置けるお金」
その区分を見直したうえで、投資ニュースを読むと自分に関係する部分がはっきりしてきます。
S&P500の季節性や、稼ぐこと・使うことのバランスについて詳しく知りたい方は、資産形成ナビの記事もぜひ読んでみてください。
資産形成ナビの記事を読む:
https://shisan-keisei-navi.com/articles/2026-10-13-youtube-live-sp500-seasonality-earn-or-spend/
※本記事は公開情報に基づく非公式の個人整理です。特定の金融商品を推奨するものではありません。過去の運用実績は将来の成果を保証しません。投資には元本割れがあり、必要な場合には公的機関や専門家の情報も参考にしてください。