今回のブログは…
「国語の記述問題は集団授業で教えることができるか?」
という、きわどい(?)テーマで書きたいと思います。
↓約45年後にこんなブログを書くとは…(笑)。
記述答案のスキルアップに不可欠なことは、以下の2点です。
① 自分の答案のどこが間違っているか把握する
これは当たり前のことですが、自分の点数を知るだけで、自然と記述力がつくわけではありません。健康診断にたとえるなら、「あなたは胃と肝臓が悪いですよね」と医者に言われても、患者はどうすれば良いのか分からないからです。
ところが、大手塾主催のテストでは「15点中△5点」など点数だけが記されているものも少なくありません。これだと「自分の解答の何が良くないから減点されたのか」が、生徒本人では(※場合によっては親御さんが解説を読んでも)分からないのです。復習しようとする立場からすると、とても不親切なシステムと言えます。
結果として、点数のみに一喜一憂し、解説を読んで「あぁ、なんとなくわかったような、わからないような…」という、なんとも言えないもやもやとした感じで、その問題は流されてしまいます。これは非常にもったいないことです。
② 自分の答案のどこを直せば合格答案になるか知る
テストや問題集の模範解答は、大人、しかも国語講師が書いた文字通り「模範的な」解答です。小学生が制限時間内に「立派な」解答を書かなければ合格できないということは、まずありません。
では、自分が最初に書いた解答のどこを手直しすれば合格ラインに達するのか、それが実は記述問題攻略の肝なのですね。小学生でも書ける合格答案を知ることは、とても勉強になります。このためには「先生による添削」が不可欠であるのは、お分かりいただけるかと思います。
①と②をしっかりとカバーするには、集団授業では限界があります。いや、もう少し正確に言うと、集団塾で①と②をやろうとすれば、「生徒の答案をその場で採点せずに、自宅に持ち帰る」という作業が必須となります。
※大手塾では答案を自宅に持ち帰ることはNGのところが多いかも…。
「授業中に講師が歩いて回って、一瞬にして採点をし、その後、全体に向けてさらっと解説して終わり」という、集団授業によく見られる、画一的な指導では効果はありません。繰り返しますが、集団授業内での厳密な採点や添削は不可能なのです。
お子さんが集団塾にお通いで、一人ひとりの答案を添削してくれる講師に、運よく巡り合ったらならば、それはラッキーだと思います。実際はそのようなことは稀です。
とすれば、家庭教師をつける、もしくは個別指導塾に通うか、親御さんが添削してあげる必要があるわけですね。
今回アップしたYouTube▷動画は「記述問題の攻略① 基礎編」として、最も大切な4つのポイントを挙げました。記述問題が苦手な生徒さんのみならず、親御さんや同業者の方にとっても役立つ内容となってます。是非、ご覧ください。
※最近、YouTubeの生配信をやってみました。視聴者の方々とリアルタイムでやりとりできるので、とても楽しかったですね。また、近々やりたいと思います。生配信をする際にはTwitterで告知いたしますので、フォローをお願いいたします。なお、先日の生配信のアーカイブはYouTubeチャンネルに、そのまま残してあります(編集なし・チャットあり)。生ならではの雰囲気も楽しめます(笑)。
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