以前、本ブログで「中学受験は親御さんの協力・サポートが不可欠です」という趣旨のことを申し上げました。幸いなことに、多くの保護者様から賛同の声をいただきました。ありがとうございます。
今回は「親御様がお子さんにどのように関わっていくと良いのか」という少し掘り下げたテーマで、私なりに4点ほど考察していきたいと思います。
中学受験の勉強は、受験情報誌に載っている成功例のようにはうまくはいかないのが常です。少なくとも、私はそう認識しています。
受験情報誌には、
「僕は親から『勉強しなさい』と言われたことがありません」
と書いてある。
私からしたら、
「ふ~ん、それはすごいね…」
っていう感じです。
はっきり言って、例外は多くの人には参考になりません。
世の親は、多かれ少なかれ子どもの不勉強さにいらだち、時には叱りすぎて自己嫌悪に陥りながらも、なお口うるさく「勉強しなさい!」と怒鳴るものです。親だって悩み苦しんでます。そして、これは今後もずっと変わらない光景だと私は思います。
私も「子を持つ親」の1人ですから、この切実な気持ちは痛いほど分かります。
ここで私がぜひ気を付けていただきたいのは、ご両親が両方からお子さんに強烈なプレッシャーをかけてはいけないということです。
ご両親からガミガミ言われると、ほとんどの子は逃げ場を失います。嫌気がさし、勉強への志気が下がります。
これでは子どものためを思って助言したのに、「百害あって一利なし」ですね。
ですから、ご両親で「口うるさく言う役割」と「フォローする(褒めてあげる)役割」の分担をあらかじめ決めておきましょう。
「ウチは主人が子どもの受験にあまり熱心ではなくて、私ばかりが小言を言ってしまい…」というくらいがちょうどいい場合があります
(ただし、「主人が中学受験には反対です」というのはよろしくないですが)。
補足しておきますと、今日の日本では母子家庭・父子家庭は珍しくありません。
では、そういった場合はどうするのか?
お母様、もしくはお父様がお一人で「アメとムチ」を使い分けるしかありません。時には厳しく、時には甘く(というかお子さんの頑張りを認めてあげる)ということを意識しましょう。
くれぐれも「アメ」を渡し忘れないようにしましょう!
塾の授業内容については、どこまで親御様が関与するかは意見が分かれます。
多くの塾は保護者会などで「勉強内容までは教えなくていいです」と説明すると思います。
「ぜひとも教えてください」とは言いにくいですからね。
ところが、実際には「日曜の〇時からはお父さんの算数」というようにガッツリ教えてしまっている方も多いでしょう。
個人的な意見を申し上げると「全くの野放しではうまくいかないが、手取り足取りフォローする必要もない」ということです。
子どもは「勉強が分からない」ということをわざわざ自分からは言わないことが多いです(もし言ってきたとしたら「末期症状」かもしれません)。むしろ「分かったふり」をします。
ですから、「今日、塾でどんなことを勉強した?」くらいの声掛けはされると良いと思います。お子さん自身に説明させることで勉強内容が整理されます。特に国語はこれをやっていただきたいですね。
適度な距離感がポイントです。
ここでいう塾の課題とは宿題のことです。
多くの進学塾では大量の宿題が出ます。すべてをまじめにやっていてはこなせないくらいの分量です。それを自ら進んで完璧にこなす子はそれほど多くはありません。
ですから、最終的に難関校に受かるレベルの子であっても宿題をさぼる子はいます。世間のイメージだと「御三家合格者=手がかからない優等生」かもしれませんが、そうとは限らないのです(少なくとも私の関わった子たちは!)。
「宿題やったの?」
「うん、やったよ」
実際はやっていないというのは「中学受験あるある」です![]()
私がかつて勤めていた塾では保護者会のときに平常授業内での成績表とともに必ず宿題の提出状況を配付していました(ホントは禁止されていたのですが)。
それを目にした親御さんはたいてい、どよめきます。
「え~? うちの子、『宿題はやっている』って言っていたのに…。
嘘だったのね
」
「はい。嘘です
」
ここからが本当の受験勉強の始まりです。
そのあと、改心する子は難関上位校に合格します。改心しない子は…(笑)。
ちなみに、大手塾では宿題の管理までは行き届きません。
提出されたノートなども細かくはチェックできません(私は集団塾時代もしていましたが、普通はそこまでしません)。
宿題を提出していなければ少し注意されるか、放っておかれるかのいずれかです。ですから、ある程度は親御様がチェックする必要があります。
④ 受験校に関すること
受験校に関しては、各ご家庭の事情もあるでしょう。
「お子さんの意見を尊重しつつも、最終決定は親御様が行う」というのが良いと私は考えています。
たとえば、大学付属校が志望校だとしましょう。
慶應付属(普通部・中等部・SFC)や早稲田付属(早実・早中・学院)、明治付属(明治・中野・中野八王子)の違いなんてお子さまでは分かりません。
小学生の時点で考えられるのは「そのまま大学まで行けて楽だなぁ」くらいです。
「うちの子に向いている学校はどこでしょうか?」
というご質問を受けることがあるのですが、その質問は非常に答えるのが難しいですね。
月並みな言い方になってしまいますが、
「学校が合うか合わないかは入学してみないと分からない」からです。明らかに分かる客観的な指標は大学合格実績くらいだと思います。
だたし、学校の校風というのは文化祭やオープンキャンパスでうかがい知ることができます。「わが子がこの学校に通ったらどうかなあ」という想像はできます。その想像こそ、大切ではないかと私は思います。
そして、講師よりも親御様の直感のほうが当てになるのではないでしょうか。
以上、受験勉強で親御様が気をつけたいお子さんとのかかわり方についていくつか述べました。ご参考いただければ幸甚です。
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