これまで複数の塾で専任講師を経験してきました。

そこではいろいろと貴重な経験させていただいて、退職した現在でも心から感謝しています。ご縁のあった生徒さん、保護者の方、素晴らしい先生方など、すべてが今の私にとって「財産」ですねニコニコ

 

しかしながら、心残り(?)のことが一つありました。

それは、「師と仰ぐ人には出会えなかった」ということです。

 

 

もちろん、若輩者の私に親身になってアドバイスしてくれる先輩方はたくさんいらっしゃいました。今でも時折食事をさせていただく良好な関係を築けています。

 

しかしながら、「国語講師として」お手本となる方となると、ついぞお会いできませんでした(生意気なことを言ってスミマセン)。

一方、反面教師になる方なら結構お会いしましたが…笑い泣き

 

大手塾で看板講師だった方とも接触を試みたくて転職もしましたが、残念ながら刺激を受けることはありませんでした。

「なんだ、ピカピカの看板が輝いているだけだったのか」とガッカリしたのを覚えています。

 

そんなことをある方に漏らしたところ、

最良の先生は先生ではなく生徒たちだよ。

目の前で生徒を教えることで講師は成長するんだからさぁ

と言われました。

 

 

この言葉には目からうろこが落ちました。

まったくその通りですね。

 

拙著「文章読解の鉄則」の初版を上梓するときに、当時勤めていた塾の上司から、こんな嫌味を言われたのを思い出しました。

 

その本(=文章読解の鉄則)に書いてあることは、ホントに自分だけで考えたものなの? 

他の講師のアイデアとか含まれてない?」と。

 

自分で書いた原稿以外は一切含まれていなかったため、そのときは「もちろんですよ!」と胸を張って答えましたが…

それは間違っていました。

 

生徒たちから様々なことを教わっていました!

 

毎回の授業後に気づいたことを夢中で書き留めていました。

そのメモが「文章読解の鉄則」のもとになっていました。

実際に教えてみて初めて「そうだったのか!」と気づくことがあるんです。頭で考えただけでは分からないんですね。

 

そして、その試みは今でも続いています

自宅に戻る電車の中で「なるほど、ここが分からなかったのか…」と授業内容を振り返ります。

 

お互いに学ぶことができるのも、この仕事の魅力と言えます。

 

今後も生徒さんと真摯に向き合い、学び取っていきたいと思います。

決しておごらずに、いつまでも学ぶ姿勢を持ちたいと考えています。

よろしくお願いいたします。
 

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