以前、宝石の価値について三つの条件を記述しました。
1.美しさ
2.耐久性
3.希少性
でした。今日は「美しさ」の中の宝石の色について。
美しいと感じるポイントは人それぞれで、例えば「世界の美女100人」のランキングを見ても、「確かにきれいだけれど、この人の方がきれいよね」と首をかしげる事が多いのではないでしょうか。
宝石も国によって評価が違います。肌の色で似合う色が違うからです。
日本では青みがかった緑が好まれるエメラルドですが、欧米ではいわゆる緑、グラスグリーンが人気。
ピンクの石は少し紫がかっている方が日本人の手に映えます。
また、日本ではおばあちゃんのかんざしについてた「一昔前の宝石」といったイメージのある珊瑚ですが、中国人は大好きです。中国からの観光客が多い、銀座のデパートの宝石売り場が珊瑚だらけになった時があって、とても驚きました。珊瑚にもいろいろな種類がありますが中国人が好むのは血赤珊瑚。華流時代劇を見ていると、新郎新婦がともに真っ赤な衣装で婚礼を挙げているシーンをよく目にしますが、中国大陸において、赤色が非常に縁起のいい色だからです。幸運をもたらし、厄をよけ、祝意を象徴するのが赤色。
珊瑚には薄いピンク色のものもあります。「エンジェルスキン」と呼ばれ、ヨーロッパの人々に愛用されています。
雑誌にアメリカ大統領夫人の装いが載っていました。ショッキングピンクのワンピースに真緑の大きなピアス。長い金色の髪とモスグリーンの瞳があってこそ完成するファッションです。
肌、髪、瞳の色によって似合う色が違ってきますし、文化によって珍重する色が違えば、選ぶ宝石も変わってきます。