ひとみ通信285
2010年(平成22年)2月9日発行
「何も咲かない日は下へ下へと根を伸ばせ」
毎年お正月に、2日間に渡り熱戦の繰り広げられる「箱根駅伝」。
今年も、テレビの前で声援された方は多いと思います。
今年の大会で総合3位に入ったのが山梨学院大学。
チームを率いる上田誠仁監督がいつも選手たちにかけている言葉は・・・
「何も咲かない日は、下へ下へと根を伸ばせ!」
シドニーオリンピック、女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんが座右の銘にしていたのも、この言葉でした。
ちなみに彼女は高校時代の恩師から、そう教えられたのだとか。
“目に見えるような成果がなかなか出ないときは、
目に見えない根っこ(基礎の部分)を伸ばすことに全力を注げ!
そうすれば、いつか必ず大きな花が咲く日が来る!”
そういうことですね。
勉強でも、サッカーやピアノでも、普段の生活の中にもよくありますよね。
「何となくやる気が出て来ない。」
「調子が良くない」
とか
「基礎練習ばかりで試合に出られない」
「ピアノ練習しても目に見えて上達せず、先へ進めない」
とか・・・。
そう言うときが「何も咲かない日」ってこと。
たとえそうでも、あきらめず、くさらず、ひたすら続ける。
これを教室での学習に置き換えれば、
“一枚一枚のプリントに、ていねいに取り組む!”
それが「下へ下へと根を伸ばす」ってことなのだと思います。
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岡山の南部にある自宅を改装して学習塾を開設。
以後、約40年間代表を務めてまいりました。
その40年間の間に、生徒さんとその保護者、そしてスタッフ側が共通の話題を共有できるようにと様々な通信物を定期発行して来ました。
・単純な学力向上の方法論のみではなく、ちょっとした気づきになればいいな!
・ちょっとした投げかけが、それぞれのご家庭にて親子で話し合う一助になればいいな。
・私自身が感動、感銘した話題を、関わりの深い方々とシェア出来たらいいな。
そんな想いで過去に書き綴った内容を、改めて本ブログにも遺しておきたいなという企画です。
自分への備忘録という位置付けでおりますが、ほんの一部分だけでもどなかたの心に残ればうれしいです。
もしかしたら、どなたかの著作物等から拝借している内容が含まれる可能性もあります。
その場合、ご連絡いただければ速やかに対処致します。
プライバシー等にも配慮しているつもりではありますが、なにぶん数十年前の記述が中心なので、失礼がありましたらお許しください。
人見 英子