メインイベント
AWG Singles Championship Point match
【王者】才原茉莉乃 vs 汐月なぎさ【挑戦者】
アクトレスリングStep66メインはAWG戦。
ぶっちゃけその前のMARUと岩井のKING戦に話題性をかなり取られたので、それに負けないためには内容やインパクトでもより高い内容を求められる。
目の前の相手との勝負だけでもない。






序盤の出方で試合の流れがどうなるか、ある程度予想はつくが、才原茉莉乃は最初から汐月なぎさの翼を折りにかかった。

UWFへの試合も行う才原はグラウンドでの腕をかなり上げてると推察できるが、脇固めを序盤から使ってきたということは内容よりも勝敗重視の方向で行く狙いかと。







一方汐月なぎさもこれはほぼ背水の陣で臨む覚悟のタイトル戦。

思えばなぎさはこれまでにKING戦、タッグ戦など全てのベルトに挑戦しながらもどれも奪取出来ていない。
ましてや今回は夏葵が舞台出演中のため不在。真夏の汐風の今後のためにもまずは自分が覚悟を見せないといけない。


才原は途中からキックに切り替えたが、なぎさはやはりチョップ一筋。
それが彼女のアイデンティティ(自分らしさ)でもある。

二発目のチョップはあまりいい音がしなかったが、三発目のはかなり強烈!
さすがの才原でも一度胸の装甲を貫通されるともうその試合中に完全な回復はできない。






負けじとローキックで反撃するも
一発チョップが入るともうこの通り!

先日なぎさと対戦した福永莉子は途中打撃戦につきあわずグラウンドに移行した。そういう選択肢もやろうと思えばアリだが、この二人は真っ正直にやり合うことをやめない。
意地と言ったらそれ以外ないが、そうとしか言えない。





低空ドロップキックからチョップへ。
打撃戦から先に変化してきたのはなぎさの方だった。

しかし不用意にグラウンドを仕掛けてきたので逆に才原が腕を取り逆十字狙いに。





しかし逆十字狙いを切り返したなぎさはサソリ固め狙いへ。
そのままだと才原がロープの位置に届いてしまうが、なぎさはステップオーバーする際、自分の位置も反転して入れ替え、才原をロープから遠ざける位置にした。
これはナイスな判断。才原からは逆にエスケープがしづらくなる。





だが才原は柔道出身。
払い腰と組み合わせればUのテクニックもなお活かせる。

が、次の一手はドロップキックの連発。
試合の組み立てはその場の当人でないとわからない。




ドラゴンスリーパーから肘を落として寝かせるとアメイジングウェブロック(チキンウイングフェースロック)に。
純粋なUのテクニックとはやや異なる入りだが、極端な話、相手にダメージが与えれれば入り方はどうだっていい。



アメイジングウェブロックはやりようによってはギブアップも狙える技。なぎさは必死にエスケープ。

正直アクトレスガールズらしくはない絵面だとは思うが、そういう人間らしいとこがプロレスだから。
AIではないリアルな世界。



ジャーマン狙いを回避したなぎさ。
バッククラッカーからチョップ。
メイルストロムボムと畳み込む。




ダブルアーム狙いをこらえ、バックドロップで切り返した才原。
しかしダメージの蓄積で両者ともダウンし立てない。






ダブルダウン状態から立ち上がった二人。
キックをガードしたなぎさはドルフィンスウィングへ。








しかしフォールを反転する才原。
また反転!
再度反転!
フォールラッシュは気が抜けない。





ようやくオフザリップスープレックス(ダブルアームスープレックス)を決めるもカウント3に届かない。
これで決められないとなぎさは苦しいが


しかしこの土壇場でまたうまく払い腰が発動!
そこからヒーローキックへ。

持って身についてたものが土壇場で身を守るとは。










最後はMRNスマッシュ!で3カウント。
才原茉莉乃防衛!

防衛戦を重ねる度にこの二段階式ジャーマンの形が確立されつつあるが、今回は形も内容も文句無しのフィニッシュだったと言えるだろう。


勝った才原茉莉乃のこの状態。
汐月なぎさは悔しいだろうな
三度目の正直にもならず。

しかし覚悟は見えたし
よくよく考えれば一年ちょっと前にMARUに挑んでいた頃の才原も今のなぎさの立場とそんなに変わりはなかった。

朝子もそうだったけど、いつかきっと変革のきっかけで飛躍的な成長をとげる機会は誰にでもあるだろう。

今回の試合はその試金石になったのでは。



しかしもうすでに次の敵が。

MARU&入江彩乃が才原と植原ゆきなの暫定タッグ王座に挑戦表明。
この場では決定の報告はなかったが
後に次の横浜で対戦は決定したようだ。

この二チームと真夏の汐風。
さらにはMARUチームの次に控える百華時雨と本来の王者であるアマテラス。

今のアクトレスガールズはかつてないほどのタッグ戦国時代にある。

ん~~でも
朝子軍もこのベルト狙ってるんだったけよな(笑)。




ま~とりあえずエンディングへ。
才原が投稿出すときずっとリアルタイムで見てたみたいだから言葉選ぶの緊張したな(笑)
いい試合だったから余計に下手なこと書けんし。

それはそうと
このエンディング写真見てると
梨央はなにやってるの(笑)。





ただこうしたブログ作りも正直しんどくて
正直私の投稿やブログなんて今どき誰が見るんだろうと思って、さすがに昔と違って需要がないからいつしかもうやめようかなって思ったこともありましたが、こんな私でも私が言ってくれたことに励まされたとか必要と思ってくれてる人がまだいるんだなってのがわかってありがたいことだなと思うし。

需要とかどうとかはこの際考えないで、たとえ少数でもこんな私の話に期待してくれてる人がいるなら、その人たちのために頑張ろうと思います。

もちろん自分のためでもあるけどね。















第四試合
KING of Ring Entertainment Championship
〈AWG Extreme Rule〉
【王者】MARU vs 岩井杏加【挑戦者】






劇団水色革命の初のシングル師弟対決はハードコア戦。
岩井はシングルでは初のハードコア戦。
とはいえMARUもJd'時代にはそんなにハードコア戦というものはやってない。
あの頃は普段の試合そのものがハードコアだったから。

試合開始早々、写真撮影でバニー及川が持っていたベルトを奪ってMARUを襲った岩井杏加だが、反則フリーのため注意はされるが違反ではない。
するとMARUが持ってきたラダーを使って報復。ベルトを奪い返す。








ところが岩井はラダーも巧みにガードして、序盤優位に動いていく。
一人でも百華時雨!
用意してあった椅子でMARUをぶっ叩く岩井。
エプロンに転がり落ちたMARUだが大丈夫。
岩井に気づかれないようこっそりとラダーをセット。








コルバタも有効利用。

なんか寂しくなっちゃったな。

底が抜けた椅子を使用するMARUだが、岩井が奪い取り反撃!




こいつはもう座れね~な。

壊れたイスの底を拾ってきてMARUを無理やり座らせた岩井杏加。
わりとぶっつけ本番で真価を発揮するタイプなのかも。





突進を回転エビ固めでかわしたMARUはストレッチマフラーに。
これはいつもの常套手段だが普段味方だから岩井は実戦ではあまりやられ慣れてない。


しかし気を抜くとすぐに何かが飛んでくる。
今後は傘!



だがコーナーの攻撃を回避したMARUは逆に岩井を椅子に叩きつける。



悪びれることなくMARUスピンクラッシュもチェーンの上に。




しかしテーブルのセット中に復活した岩井。バケツをMARUの頭に被せて滅多打ち。

その後ラダーを逆に利用しようとするがMARUが登っていって阻止。









ラダー上からの攻撃は回避したが、阻止された岩井が山楝蛇(ヤマカガシ)でMARUを叩きつけると足がラダーにガッチャーン!

聞いちゃいけないような大音量が響いた。

あれはさすがにヤバかった!
打ちどころが悪かったら骨折れるぞ!



ラダー上に上がっていって殴り合いを始める二人。
私が恐ろしいと感じたのは岩井杏加の方だ。
MARUはここまでかなり消費してるのに岩井はほとんどダメージを感じさせることなく笑いながら向かってくる。

岩井本人にこの事を聞いたら楽しかったと。
まるでゾンビだ。
打ち負けたMARUがテーブル上に落下!!!

ラダーを支えてるのがバニー及川しかいないのも怖い。







なおも岩井の動きは落ちない。

今度は場外に。

場外戦も派手。
カウントアウトがないので北側で暴れ回る。

岩井が気を抜いた背後をついたMARUは反対側でチェーンを使った絞首刑。

これはいくら反則フリーでも止めさせるべきな
“特に危険な反則”に相当するヤツだと思う。








岩井をテーブルにセットするとラダーからのスーパーハードコアフットスタンプを敢行したMARU。

すごすぎてこれを放った直後はほとんどの観客もセコンドも声を失った。
必死に声をかけ続けてるのは岩井の相棒の石川はるかのみ。

私の記憶が正しければMARUの先輩の藪下めぐみとKAZUKIがこれと同じのを過去にやったことはあったが、それ以外は記憶にない。





大丈夫か?
生きてるか?

スーパーフットスタンプで弱ってる岩井をコーナーで固定し、ドラゴンスクリューで痛めてストレッチマフラーを狙うMARUだが、咄嗟に技がかかる前に頭を蹴って脱出した岩井は河津落としからギロチンニ連発!

動きが落ちないなんというタフさだ!





コーナーに上がる岩井をチェーンで阻止したMARUはまるまるスープレックスを放つがカウントは1で返す岩井。

カウント1!

なんてタフさだよ。
MARUの気持ちを代弁したらお前早く倒れろよと言いたくもなる。



焦って突っ込んだMARUにタイミング良くカウンターの膝を合わせた岩井。
これで両者ダウン。

再び打ち合うが、キレるMARUよりさらに恐いのが取り憑かれた岩井。
凶器でも躊躇なくぶん殴る!







だが山楝蛇(ヤマカガシ)はカウント2止まり。

まだダイビングニードロップがあったが
フォールする前に足に絡みつかれ裏アキレス腱固めに。
岩井は椅子でぶん殴って脱出。









さらには山楝蛇(ヤマカガシ)が途中からエメラルドフロウジョンのように変化した改良型も決めたがカウント2.9!

これはさすがに私でも本当にベルトが移動したかと思ったくらいなので
バニーに確認する岩井のこのリアクションは正しい。



気を取り直して、ならばとMARUをコーナーに振るが、待っていたのはラダーのカウンター!



そこにフットスタンプを落とし
ラダーと椅子で足を滅多打ちにしてから。





足を滅多打ちにしてからの切り札MARUロックマフラーでギブアップ勝ち。
マフラーがあったからなんとか振り切ったが、ハードコア戦においては先の茉莉戦以上に苦戦させられたMARU。




開口一番、お前からベルトを取ったぞ~と叫ぶももともとチャンピオンはMARUなのだから、そこは守ったぞ~と叫ぶところ。
そんなとこすら区別がつかなくなっていたほどぶっ飛んでいたMARU。

師弟対決を実現させたことは喜ぶべきだが、それと引き換えに体に負った代償はあまりにもひどかった。


握手をかわしたからまたやんなきゃいけないじゃん(岩井)

あれでハードコアやりたくなかったってどういうこと?
あれ見て岩井杏加とハードコアやるのはヤベェと大多数の人が思っただろうけど(笑)。


ま、それはさておきMARUはタッグ戦線の話についても言及し。

入江彩乃とのタッグで暫定タッグ(才原&植原)からベルト取ったら真っ先にお前ら(百華時雨)を挑戦者に指名する…と。

なるほどMARUが何の繋がりもなさそうな入江彩乃をパートナーに指名したのは既に完成された域に近づきつつある百華時雨に対する対抗策でもあったのか。

惡斗が戻ってくるまでは“暫定”だけど、これで次の展開やまたの再戦も楽しみになってきた。

それにしてもこの一試合だけで
岩井杏加の評価は大きく変わるだろうなと思うけど。
まさかこんな未来が待っていると思いもしませんでした。
もちろんこれは最近の写真ではありません。
岩井杏加が劇団虹色革命に入りたての頃、MARUは舞台が終わるたびに私に

今日の岩井どうだった?

と聞いてくるほど可愛くて仕方のない愛弟子だったと思います。

そんな岩井杏加がMARUのプロデュースしたアクトリングの試合とはいえプロレスの試合をやると聞いた時には本当にびっくりしました。
まあそれも女優の延長かなと最初はそんなふうに思ってましたが、気づけばもう3年近くやってるんですね。

私はこの2人がシングル戦をやる。それがタイトル戦になると聞いたので、慌てて予定を変えて今日観戦に来ました。
そりゃ見ないわけにはいかないだろうと。

それがねハードコア戦でここまで立派に互角に戦うのを見ちゃったらもう感慨深いですね。
それどころかMARUがここ最近の試合では一番苦戦した。
本当にタイトルを取られるかと思った。
自分がチャンピオンだったことすら忘れてたかのように。

いや~プロレスも人生も長く見てたら何が起きるか分からないものですね。














第三試合
入江彩乃&荒幡寧々 vs 植原ゆきな&弥福かな

第三試合になってようやくタッグチームらしいチーム同士のタッグマッチ。
入江彩乃と荒幡寧々のチームおさつまは割と定番になってきてるが、弥福かなはデビュー戦と同じ植原ゆきなと二度めのタッグへ。
前回私が見たのはハロウィンの試合だから
純粋な弥福かなの試合を見るのはデビュー戦以来。





先の試合の朝子同様こちらも先発を買って出る弥福かな。
新人らしい意気込みは買うが、ゆきなも実はデビューからまだ一年経ってないんで、こっちも新人なんだけど新人らしからぬ貫禄が(笑)

最近若手の壁になることが多いおさつま。
さっそくかなをイジメにかかる。




かわしつつドロップキックを放つかな。
しかし荒幡は簡単によける。




スクールボーイでひとつ返し


ボディスラムで投げる。
荒幡を投げれるのだからそこそこ力はありそうだ。

タッチを受けたゆきなの強烈な蹴り!

ゆきなの活躍ぶりはもはや新人レベルではない。
アクトレスガールズということを差し引いても、今のゆきなのキャリアであれだけ堂々と試合をベテランのようにコントロールできる選手は私が女子プロレス30年近く見てきた歴史を思い返しても、そこまでの特Aクラスの選手は数えるほどしか記憶にない。
里村明衣子と愛川ゆず季、世志琥ぐらいなものか。

蹴りをガードする荒幡だが、直後にヒップアタックが来ると技の種類が違いすぎて戸惑ってしまうのか。
そもそも今ヒップアタックをやる選手がジャガー横田さんぐらいしか思い浮かばない。
伊藤薫は体重重くなりすぎて今はやってないだろうから。



しかしヒップアタックを受けた直後にラリアットで反撃した荒幡寧々。
ゆきなが熱い選手なのと対象的にこちらはクールビューティーな余裕を崩さない。

ロメロスペシャルの体勢だが上まで持ち上げず
空いた顔面に入江彩乃がキックを入れる。
そこまで計算ずくの動きか。


持ち上げてバックフィリップに放つ荒幡。
茉莉のそれは勢いをつけて倒れ込むが
荒幡はそのまま体ごと倒していくタイプ。


続いて入江彩乃がゆきなと。
荒幡が長くリングにいたので随分遅めのリングインだが。







おそらく入江彩乃は手首負傷からの復帰明けからまだ数戦しか経ってないので体調が絶好調に持っていくにはまだもう少しかかるだろう。
もっとも今日はタイトル戦のような大事な試合ではないのだから、インサイドワークをうまく使ってコントロールしてるのだが。


ゆきなが水面蹴りのような予測のつきづらい技を持っているため、かなのようにたやすくコントロールというわけにはいかなそうだ。

スリーパーから逆落としを見せたゆきな。
この技は鈴木みのるが使っていたが、こんな大技をいともさらっとやってしまうし、水面蹴りももともとは橋本真也の技。
ゆきなにこういう技を教えたのはよほどの教え魔か?

とにかくそのおかげで連続して攻撃をしかけるゆきな。
いかにゆきなが特Aクラスとはいえ、入江彩乃ほどの選手までもが、こうまでも後手に回るものか?

それはさすがに入江彩乃のプライドに火をつけたか?
いつもは冷戦に試合を進める彩乃が少しばかりムキになってったような。




やはりゆきなのポテンシャルが高いためムキにさせられてしまうとこはあるが、それだけゆきなが元から強い選手ということの証明にもなる。



アトミックドロップのあと、なおもお尻を蹴り続けたから、無駄に背後を晒してしまった彩乃。

反撃しようとした時にもうすでにゆきなの姿はなく、勇んで突っ込んできたかながいたから
ゆきなにぶつけようとしたイライラはかなに向いてしまう形に。
かなにとってはとんだとばっちりでもあるが。


とにかくかなが向かってくるので相手をしてみれば、デビュー戦で本間多恵にやった動きをそのまま反復している。
ということは練習をしっかりやっているからしっかり身についた動きということで不安はないが。

かなが危なくなりそうな時にまたもゆきなが背後からアシスト。
流れは悪くないだけにむしろ。

逆襲が恐い。
ボディスラムを簡単に投げ返される。


一切の容赦なく逆エビ固めへ。


もうここまで来ると入江彩乃が止められない。
次々と技を立て続けに決めていく。


それでもボディスラムを首固めに切り返し
丸め込みを連発して食らいついていくが。



反撃しても彩乃の表情に疲れた様子はまるで無し。
さすがに心が折れそうになる状況だが。



肝心のゆきなも荒幡に阻まれ。




ビッグブーツでカウント3を奪われたかな。
さすがにいろんな意味でまだまだ相手にならなかったが
いまやれることはやったから悲観する要素はない。
まあ今は壁を思い知るのも勉強のうち。

ゆきな相手にはあまり爪痕を残せなかっただけにほとんどイラつく分をかなにぶつけてしまった彩乃だが、この後MARUとのタッグでゆきなとはまたベルトを賭けて戦うからこそ、ゆきなにはいい顔させたくなかっただろう。

未依が抜けて、アクトレスガールズの生え抜きでは一番のベテランになった彩乃だが、まだベルトや殊勲を獲得出来てないというのが意外だった。
組み合わせ的には十分ベルト奪取を期待できる組み合わせだけに、今度こそは結果を出したいところ。
ゆきなは是が非でも守りたいとこではあるが、さていかに。