ダブルメインイベント
AWG Single Championship Point match
【王者】夏葵 vs 入江彩乃【挑戦者】
ダブルメインイベント第二試合は夏葵vs入江彩乃のAWG選手権。
過去何度か対戦している印象があるが夏葵が勝ったような印象があまりなく、実際タイプ的には惡斗のようなパワータイプに比べると苦手かどうかはわからないが、まあどちらかと言えば苦手なような気がする。







アクトレスのヒール選手は基本握手をしない。
例外的に惡斗がタイトル戦に限り敬意を払って握手することはあるが、それに習ってか今回入江が
珍しく試合前に握手に応じた。


入江もタイトル戦に絡むのはあまりチャンスがないし、最近は後輩選手に対しても負けることもある。
だからこそこのチャンスをモノにしたいと言う思いは強かったはずだし、ポイントマッチと言ってもおそらく夏葵とそんなに開きがあるとは思いにくいから、それこそ永井とアンリの時のように運次第なとこはあるのかもしれない。




ただ試合に臨む姿勢としては正々堂々としても
ヒールとしての役割を忘れたわけではないし
場外戦もえげつない。



しかし夏葵もやられてばかりでない。
場外を走り込んでのニーアタック。


しかしチョークで攻める入江。
戦略はどれほど考えてるのか?



正直な話やりにくい雰囲気は他にも要因があったはず。
一つ前のKING選手権であれだけのハードコア戦を見せられた後ではやはり攻防がおとなしいように見えてしまう。
しかも正攻法の試合であれ以上のものを見せようとすると、よほどのことでもない限りは難しい。
これは夏葵でなくとも誰がやっても難しかったはずだ。

だが一つ前の試合を出番前に見てるわけではないだろうから必要以上に気にすることはない。
だとしたらあとはがむしゃらに行って自分の世界に持っていければいいのだが、まだ二人ともそこまで強い世界に持っていけるかと問われればそれは微妙なところ。
下手をすると気持ちが空回りして逆効果にもなりかねない。


しかし相手がガンガン来てくれれば
何も考えずに行くことができる。


ここが勝負どころと踏んだ夏葵は
起死回生のブレーンバスター!





そしてダイビングフットスタンプを決めたが
これもカウント2止まり。

これを凌いで逆襲に転じる入江は
お主の耳にドロップキックから。

Teardrop Angelは不発に終わるものの。


カウンターのビッグブーツ!

しかしこちらもカウンターのキューティースペシャル。
だがカウント2!



もうここまで来るとベビー、ヒール関係なく
二人を後押しする。



まだこちらの技が残ってた。
北海どーん炸裂!


それでも決まらず
前後からブーツを連打!




しかしTeardrop Angelを再び防いだ夏葵は
カウンターのハイキックから。
旋回式のキューティースペシャルへ。
しかしこれも決まらず。



咆哮した夏葵は
ダメ押しに新技サンライトニーを炸裂。
これでカウント3が入った。





二度目の防衛を果たした夏葵。
しかしその表情に笑顔はない。
それだけ過去一にしんどい防衛戦だったと述懐する。
それだけ精神的に追い詰められたのはアクトレス特有のポイントマッチの難しさ。
入江も同じようなことを話していたようだが、やはりポイントマッチは常日頃から努力していないと直近だけがんばってもどうにもならないところがあるし、運次第な部分もかなり影響するらしい。
だけど気持ちが頑張れるのはなにも自分だけの力じゃない。
多かれ少なかれ誰にでも応援してくれる人はいる。
ポイントマッチであろうがなかろうが支持してくれる人たちの期待に応えたいという気持ちは同じ。
それがアクトレスガールズという仲間のためなら何度でもがんばってみせるだろう。











最後に防衛を果たした
二人の王者が並び立つ。


2024年は決して楽な年ではありませんでした。
世間的にもアクトレスガールズとしても
それまでほとんど欠けることのなかったアクトレスガールズが絆が心ない人たちの手によってひきさかれ、それまでの主力だったメンバーが大量離脱したのは4月。
それ以降は残されたメンバーたちによって立て直すことが急務となり、アクトレスリングもアクトリングも一度編成を見直す時期になりました。

しかし新しくデビューした新人たちと
エース候補だった者たちの奮闘で
アクトレスガールズは完全ではないにしても
今までいた連中の影を感じなくなったくらいに
新生したアクトレスガールズとしてここまで立て直してきたのは嬉しいことであります。



私は今のような介護を伴う生活がじきに来るとは思っていたので途中から思うように観戦に行けなくなったのは辛かったけど、会いに行けば必ず元気にしてくれる人たちがいるから頑張れる。
特にこの師走はコミコン、アクトリング昼夜公演、後楽園と大きな出来事が続きました。
でも辛かった分、すごく楽しい思い出を作れて良かったです。

とりあえず私の1月の予定は
前半は劇団水色革命の休止前の大事な舞台「くらげのほね」の方に主軸を置くのでアクトレスガールズの来年度最初の観戦はちょっと遅めですが、1/25新木場から行きます。
どちらも頑張りましょう。頑張ります!














また会おうな!