第二の試練
ミラ【Sky-Rex】-vs-メルジェリー【宇宙海賊シェルオル】













第二の試練はSky-Rexからミラ、シェルオルからメルジェリーのシングルマッチ。
これを聞かされた時はちょっと意外でなかなか面白そうなマッチメイクだと思った。 

(二人に確認したところ中の岩井杏加と荒幡寧々としてもまだシングルは未対戦だとか)
確かSky-Rexとシェルオルは団体戦で全員同時に対戦したことはあったが、ミラとメルジェリーが対戦したのはせいぜいそれぐらい。

しかし相手がメルジェリーとなるとミラにとってはやや分が悪い。
相手はシェルオルの智将とも言うべき頭脳派の相手に対して、ミラが頭を使うのが苦手なのは誰もが納得するところだ(笑)。
(Sky-RexのYouTube企画参照)





先ほどの桃華雪(仮)との戦いを見てもわかるが、シェルオルは戦闘のプロとして場数を踏んでいる。
対してSky-Rexも戦闘のプロではあるが、こちらは戦争に巻き込まれて偶発的に軍人になったため、プロとしての経験は浅く、リーダーのミラとしてもまだ実力的には発展途上でまだまだカリーナや緋扇の域には達していない。

しかしメルジェリーとならばそこまで圧倒的な実力の開きはなく、頭脳では勝ち目はなくともファイターとしての相性は悪くなさそうなので、けっこう五分五分のいい勝負ができそうな気がする。

ただそれでも
一気呵成に来た時のメルジェリーの攻撃力は圧倒的!




Sky-Rexのセコンドのアルが思わず手を出しそうになってしまうが

アル、手を出すな!

と手助けを拒んだミラ。

メルジェリーは容赦なくカンパーナへ。


メルジェリーは特別何かをしてるわけではないが、殴る蹴るだけで試合を作っている。
ただこれは普通のプロレスにおいても、いかに少ない技の数で試合を作っていくのはベテランになるほど気にしている。

しかしミラは実力と技術では一歩劣るとしてもタフさと根性は人一倍頑丈なので、意外に状況を飲み込んでしまっている。





まるでこの試合の流れが一目で見てわかるような流れである。

しかしなぜだか両者ともシンクロして(戦いを)楽しんでるような気がする。

これまで押されてたミラだったが、攻撃をロープを飛び越えてかわすと、ロープ越しのスタナーを。



顔面にドロップキック!
これはエグっ!


ようやく手数も出てきたミラはギロチンドロップから卍固め。

しかしメルジェリーもサイドバスターで返し、だんだん一進一退の流れになってきている。






メルジェリーが羽根折り固めを決めた時に見かねたアルがとうとう手を出してしまう。

それを止めるべくシェルオルからも試合のなかったアドが飛び出してくる。


アルとアド、試合のなかったセコンド同士が小競り合いを始めてしまった。

しかしミラがアルを庇ってアドのドロップキックを受けてしまう。




メルジェリーはお構い無しに試合を続けるが、フィニッシャーのファルコンアローを受けてしまうとおしまいなので、かわしたミラがエルボー!









しかしメルジェリーの蹴りを必要以上に受け続けたミラはファルコンアローの前に轟沈!






メルジェリーに完敗したミラは何かを伝えようとするも、メルジェリーは話を聞かずにリングを去る。



僕にもっと力があればミラを救う力になれるのにと嘆くアルを頼もしいなと褒めるミラ。

リオンがいなくなり、ミラもアストも行方が分からず、おそらくミラは一人でレジスタンスを続けるつもりだったろうが、チームの末っ子のアルだけでもついてきたおかげで気持ちは充分救われた。