ｱｸﾄﾚｽﾘﾝｸﾞ3.24後楽園公演⑦2024

メインイベント
AWG認定シングル選手権
【王者】茉莉-vs-澄川菜摘【挑戦者】
メインイベントはAWG選手権で
王者茉莉は二度目の防衛戦。

茉莉と澄川のシングルマッチは過去に一度だけあり、その時は茉莉が勝ってるが、それから一年以上経過しており過去の勝敗はそれほど影響しないだろう。

新しいAWG選手権としては青野未来が絡まない形での後楽園メインはこれが初である。

茉莉が松井珠紗を倒して初防衛した現時点では澄川は最強の挑戦者であるが、澄川にとっては対戦相手としては青野よりかは茉莉の方がストレートに攻めてくるため相性はこちらの方がいいだろう。

ただしそれは茉莉側から見ても同じことが言えるため、正直私の目からしてもこれは青野vs茉莉戦の時よりもさらに勝敗の予想がつけづらい。





タイプは異なるが、キックに関節技とわりと攻め方には共通項も多いので、まずは慎重に手探りでとっかかりを見つけないと主導権を握るのは難しい。

見た目的には茉莉の方が先輩に見えるが、実はデビューに関しては澄川の方が先。
しかし一度引退してブランクがだいぶあったため、現時点の総合力はほぼ五分五分と見ている。






とりあえず澄川の技は足から繰り出されるものが多いため、足を止めに来た茉莉。
澄川はなんとかロープに逃れる。




しかし蹴り足を取ると、その膝の裏側辺りを蹴っていく澄川。

茉莉のように密着したグラウンドにはこだわらず、膝蹴りのようなインファイトもうまく活用している。

だが茉莉もコーナー蹴りからレッグラリアートへ繋ぎ、そうそう主導権は渡さない。




茉莉はサイドバスターやブロックバスターのような力技は積極的に仕掛けていった。

青野と違って澄川なら単純なパワーで負けることはなさそうだが。




場外戦もお互いに仕掛けていたが、ハイライトはこのエプロンから澄川を肩車越しに落とし、澄川は顔から中心に強打したようだ。








劣勢な澄川は打撃戦でガンガン攻めたが、途中で二人とも手を止めにらみ合った。

少しの間があった後、先に動いた澄川が張っていった！


張られた茉莉もお返しをしようとしたが、これは澄川の誘いで、引き込んだ澄川は卍固めで絡みついた。







普段あまり使わないボディプレスは澄川に膝を立てられブロックされた。

そこから澄川はダブルニードロップで追撃する。



フィッシャーマンから勝負を賭けたダブルニードロップに行ったがこれはかわされた。







茉莉はブラジリアンキックやシュバインも繰り出したが、これもカウント2。

となるともうやってない攻撃はごくわずかだが。





しかし澄川の方はまだこれがあった。
コーナーから捕らえたパワーボムが。

この技は松井珠紗ぐらいにしかやってない。
だから読まれることもなかった。





狙いをつけた澄川のバズソーキックはキャッチされたが、咄嗟にバックスピンキックに切り替え撃ち抜くと。




ダウンしている茉莉が起き上がってこれない千載一遇のチャンス。
ここにもう一度ダイビングダブルニードロップを落としてカウント3！

王座移動！
澄川菜摘、初の頂点へ。







大きく喜びを爆発するよりも、静かに喜びを噛み締めた澄川はAWG第三代のチャンピオンに。

シングル王座は初の獲得。
過去のタイトル歴にしてもスターダム時代に一度カイリとタッグのベルトは取ってるが、その後腰の負傷で引退したため初防衛戦もやらずに手放していたから事実上初のベルト獲得と言ってもいい。


澄川菜摘、ベルト取ったぞ～！

今年になっていろいろ悲しいことが多くなった。
でも頑張れば必ず頑張りが報われるようにしたかった。
話したいことを要約するとこんな感じだったと思う。

ところで気になる初防衛の相手だが、私を昔から知ってくれてる人ならお気付きだと思うが…

と言ったところで後藤智香が現れた。

いやいや挑戦しに来た意欲は買うが、今そこはお呼びじゃないんで。






後藤を見て思い出したかのように話を切り出した澄川。

そう言えばさっき惡斗がタッグトーナメントやるとか言ってたみたいだけど、私昨年の優勝者なのに名前呼ばれてないんだけど。

と言って青野未来を呼び込む。

青野も名前呼ばれてないことを引き合いにして組むことを提案した澄川。
お互いに特にパートナーがいない現状では確かにこの二人で組めば優勝する確率はかなり高くなる。






待て待て、エトセトラとは言ったがそことそこが組む？　ガチで勝ちに来たなおい！

ならばこっちにも考えがある。
茉莉、私と組んで優勝目指さないか？

強烈な対抗馬。


これで先ほど惡斗が口にした5チームと合わせると 

皇希&後藤智香 
未依&入江彩乃 
MARU&岩井杏加 
松井珠紗&山田奈保
夏葵&汐月なぎさ 
澄川菜摘&青野未来 
惡斗&茉莉 
この7チームは確定。 

となるとあと1チームだが。

うちらが台風の目になってやるよ。

現れたのは朝子を連れたブルドーザー轟。強烈なのが現れた。

待て待て、他にもやりたいやつ名乗り出ろと言ったらほぼ全員が名乗りでたのでここは3.29からあと一枠をかけた予選トーナメントで決めると言う。

エントリーされたのは

ブルドーザー轟&グレート朝子
CHIAKI&CatMASK calico
キラ☆アン&荒幡寧々
なる&才原茉莉乃
石川はるか&天職ゆい
蓮燦&ゆふぁ
福永莉子&かなみっく
水嶋さくら&青葉ちい

以上8チームが予選トーナメントに挑む。









ということで残りの仕切りを惡斗に丸投げされた青野未来が締める形に。

いや、でも次への形が見えたし、やっぱり朝陽がなくなった直後だったら今一つ気持ちが切り替えられなかったので私は少し時間を置きましたが、それで正解でした。
今日は目の前のことに集中して楽しめたので。

私は予定の関係上、次の観戦はまた少し間が空いて5月からになりますが、いつまでもアクトレスガールズがこの明るさを保ち続けたままで頑張ってほしいです。




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