先日、今話題の人気作、Last Stage『 売春捜査官 』を観劇に池袋のシアターKASSAIに行ってきました。
この劇場来るのも随分久しぶりだなと思いました。
人気俳優四名の夢のコラボ作品。
まあ日替わりゲストさんも出演されてはおりますが、ほぼほぼ四人芝居ということで。
まあ私もいろんな作品を見てきましたが、四人芝居は思い返すと意外となくて、根津甚八さんのデストラップという作品を中学時代に見て以来なので37、8年ぶりくらいですかね。
近年の観劇は役者の知り合いが増えすぎて年がら年中常に誰かが舞台やってるケースが多くて全部は見切れないですから基本お誘いしてくださるとこで行けそうなとこからで厳選してたのですが、この舞台の顔ぶれを見て、これは絶対行きたいと思って自ら積極的にチケットを取りに行った舞台はホント久しぶりでした。
私の場合、丸山正吾とは劇団ドガドガプラスで知り合ってからもう15、6年近い付き合いになります。
彼が最初に出るより前からこの劇団見続けていますからやはり16年近くは経ってます。
それを毎公演必ず見に行ってたので常に毎年定期的に会ってはいました。
7、8年くらい前は浅草東洋館での公演が終わってから近くのラーメン屋に一緒に食べに行ったりしたのも何度かありました。
そんな彼が今回の舞台の発起人と聞きました。
花柰澪さんという親しい女優さんがしばらく舞台活動を無期限休止するとのことで文字通りラストステージのお膳立てを整えてたということで、劇場と最高の役者陣、そしてすごい演目を用意したということを聞きました。
まあそれが売春捜査官、いわゆるつかこうへい作品熱海殺人事件のつながりのある作品ということなのですが、私はつかこうへい作品はリングリングリングしか見たことがなくて、それこそ長与千種が主演した当時のものと3年くらい前に劇団水色革命で公演したものとがありましたが、ホントそれぐらいであとは幼少期に映画の蒲田行進曲をリアルタイムで見たぐらいですね。だから熱海殺人事件は意外と初見ですし、また女性が主演ともあっていろいろオリジナルな要素の入った作品でしたが、やはりつか作品はつか作品の特徴を持った独特のモノという感じがありました。
昭和のどっか頭のネジがいかれてるようなテンションで、あれを四人だけで続けるというのは本当にすごいことだなと思いました。
丸山正吾のあれぐらいテンションの高い芝居というのは、ま、見たことあるっちゃありますけど、それが二時間中ずっとですからね。
二時間ずっと乗り続けるジェットコースターなんてありはしないですけど、例えて言うならホントそんな感じです。

それともうひとつ私が劇場に足を運ぶきっかけになったのは青柳尊哉さんの出演もあったからですね。
青柳尊哉さんはウルトラマンオーブとウルトラマンZという近年のニュージェネレーションの作品に二期通してジャグラスジャグラーという人気悪役キャラクターを演じて一気に人気俳優となった人であり、個人的にもこの人のお芝居はすごく好きでした。
もともと私もウルトラマン好きでウルトラ作品に出演されている俳優さんにも何人か知り合いがいるので当然彼のことは知ってましたし、いよいよ初めて彼の芝居を生で見れるかと思ってたら、最初じゃなかったんですよね。

実は丸山正吾と青柳尊哉は15、6年くらい前から共演していた友人らしくて、芸歴も同じ22年ということらしく
ま、二人がそういう繋がりがあるのは知ってましたが、青柳さんが売れちゃったことで近年はなかなか共演する機会がないと聞いてましたから、今回二人がしかも四人だけの芝居で共演すると聞いたならばやはりそれを見に行かないとということで。
ただやはり人気俳優がいるとすごいですね。
チケットは発売と同時に全公演即日完売でしたから呑気に構えてなくて良かったなと。
ただ土曜の昼はチケット取れなかったので本編とイベント回は別々に見たのですけどね。

話を戻すとそんな丸山正吾と青柳尊哉の関係性を立証できるものが私の手元にありました。
それがこちら。
これは2009年に丸山の劇団であるドガドガプラスでの人形の家という作品のパンフレットですが、それを持ってるということは当時私はこの二人を見ていたことになります。
ただこの頃はまだジャグラーどころかまだ駆け出し俳優もいいとこで私もあまり記憶がないんですよね。出演してた人数も多かったし。
これは青柳さん的には出していいのか迷いましたが、丸山が全然出していいというので(笑)
ですので残りのお二人は全くご縁がなかったのですが、やっぱりこの作品自体がもう一日二公演やったらダメだろうと思うくらいの超ハイテンション舞台なので、その中でこの面子の中にいてもすごく存在感を示していた吉田翔吾さんというのはすごい役者さんだなと思いました。
もしかしたらまた見るご縁があるかもしれません。
そして今回の本当の主役であり、今回がラストステージとなる花柰澪さんについては。

私はもうホントに初めましてなので最初で最後というのは少し寂しい気もしましたが、この舞台を見てすごい役者さんだなというのはもうこれだけでわかりましたし、たとえ一本だけだとしても見れて良かったです。
実は私自身とは関係性がなかったのですが、私の友人である劇団水色革命の加藤わこが以前に共演していたらしくて、名前を出したらすぐわかってもらえたようでした。
つい先日わこと会った時に私が売春捜査官見に行くという話をしたらわこが中2のときに花柰さんにはお世話になったというのを聞いたので、ま、それで見るのが余計に楽しみになったということです。
イベント回後に設けられたチェキ会はこれが最後ともあってか、ものすごい長蛇の列となってましたが、いい思い出になるんじゃないのでしょうか。
長々と書きましたが本当にいい体験をしました。
これを皆さんが読まれる頃にはもう公演が終わってるかもしれませんが、またこうしてひとついい出会いといい思い出が出来たのは素直に嬉しかったですね。
ありがとうございました。