第五試合
澄川菜摘-vs-皇希
第五試合は澄川菜摘vs皇希のロイヤル対決。
王座挑戦は茉莉に先を越されたが、仕切り直しでまずはロイヤルの中での挑戦者決定戦を制して次に繋げたいところ。
いきなりドロップキックで先制を仕掛けた澄川。
皇希がややスロースターターでエンジンがかかりきってないうちに出鼻をくじいた形。
ローキックで苦しめられる皇希。
打撃戦が多彩な澄川と序盤からまともに打ち合うのはあまり賢くないので、足を取り逆エビに持ち込んでまずは動きを止める狙いか。
皇希が澄川にアドバンテージを取れるものとしたらやはり体の大きさを利用した技。
今度は逆に澄川が皇希に力押しで押し込まれると厄介なのでグラウンドで封じておく狙いか。
エプロン際でニードロップや卍固めなど、やはり試合運びの作り方に関してはキャリアに勝る澄川が一歩上を行く。
優位に立った澄川は追撃を狙うが、皇希がかわして後頭部ラリアット。
さらにロープ際のブーツからカウンターのラリアット!
皇希の一発で澄川のダウンする時間が長くなった。

やはり試合運びと手数では澄川が勝っても、一発のパワーでは皇希が上だから、いいものを下手にもらっちゃうと一撃でひっくり返される怖さがある。
一発のエルボーを返しても一発で返されてダウンしてしまう澄川。
体格からくるパワーの差はもうどうしようもないのでなんか代わりの攻めで流れを変えるしかない。
ラリアットを腕を取って脇固めかフェイスロックに移行するつもりだが、皇希が切り返される前にパワースラムで投げ返す。
しかしハイキックで窮地をしのいだ澄川はフィッシャーマンから串刺しニーへ。
ダイビングニードロップを食らった皇希だが、追撃は未然に防ぎバックブリーカーから叩きつけるとダメージの蓄積で両者ともすぐには立てなくなってきた。
ビッグブーツとショートレンジラリアット二発で皇希は力押しの攻めに出る。
この高角度バックドロップもえげつなかった。
だがアメジストバタフライはかわされた。
すぐに澄川はトラースキックを叩きこむ。
すかさず澄川は距離を取って蒼馬刀を放つが、皇希もフォールを反転させる。
しかしここが勝負と見極めた澄川はすかさず二発目の蒼馬刀をぶっぱなし3カウント!!

ここまでがっちり押さえたらさすがにこれは返せない。説得力満点のフィニッシュ!!
皇希をしっかり称えつつ、やるべきことはやり尽くした澄川。
改めてこの人もMVPの器に近い人だと実感したが、こんな強い澄川やこれだけ強い皇希ですらまだまだ頂点にたどり着かないのだからアクトレスガールズの頂に上がるのは我々が想像してる以上に大変なことだ。

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