AWGシングル選手権
【王者】青野未来 vs CHIAKI【挑戦者】
メインイベントは新生AWGシングル選手権の初のタイトルマッチ。
最初の挑戦者は若手のシングルトーナメントを制して上がってきたCHIAKI。
ビーリベ代表として全員がバックアップに。
対する新生AWG初代王者の青野未来。
前体制時代のシングル王座とは異なるデザインのベルト。
もっとも青野未来もこれがシングル王座初の防衛戦というのもあって新鮮な感はある。
まず序盤、お互い相手を倒してもすっくと起き上がってくる。
まだ最初のうちは心理的な駆け引きが。
最初は威勢のいいCHIAKIだったが、徐々に青野のいつものパターンに飲まれつつある。
わかってはいるがキツイ衝撃のキックが突き抜ける。
足を取りに行こうとするCHIAKIだが、逆にがら空きになった左足をローキックで蹴られ、そこをニークラッシャーから逆片エビ固めと攻められる。
足のダメージが予想外にきつく、一旦場外にエスケープしてきたCHIAKI。
惡斗は無理するな休める時は休めとアドバイスを出すが、青野が追ってきた。
しかし見かねた入江と荒幡がCHIAKIの援護で手を出してしまい、CHIAKIは場外でパワースラムを出してからリング内にエスケープする。
惡斗はあくまで静観の構え。
有利なお膳立てをしてもらったCHIAKIだが、連続で技を繋げることが出来ず、青野が隙をついて腹を蹴りあげる。
さすがに青野は大一番の流れを熟知してるため、一つの蹴りだけで相手にペースを掴ませない流れの切り方をよく知っている。
CHIAKIも手数自体は少なくないものの、やはり防御力が高い青野相手ではスタミナを完全に奪わなければ動きを止めるに至らない。
むしろ投げっぱなしジャーマンを使うなど、攻めの厳しさが一段上がっている。
持てる技を全て駆使しないと青野は倒せないと感じたからか、CHIAKIは最近温存していた風香直伝のFクラッシュまで使ってきたが、これも決定打になり得ず。
無論CHIAKIとて考えもなしに戦ってたわけでもないだろうが、自信を持って放っていた技をことごとく返され、なおかつほとんどノーダメージのように起き上がってこられてはたまらない。
そこら辺が青野未来の底なし沼のような怖さだが、いつからここまでなったかは私もわからない。
CHIAKIが担ぎ上げても、自ら後転して技を外した青野が一発めのラリアットをヒット。
高い防御力に高い攻撃力を併せ持つ、これがいかに相手に驚異を与えることか。
CHIAKIは自信を持つフィッシャーマン連発で勝負に出たが、三発めを切り返されると後頭部に強烈なラリアットを食らってしまう。
さらには青野がもう一発強烈なラリアットを食らわせて、一度は返したCHIAKIだが、青野がCHIAKIを起こそうとするも完全にKO状態だったので改めてエビ固めでフォールするとそのままカウント3が入った。
初防衛戦、見事に勝利の青野未来。
多少接戦が予想されたが結果的には終始横綱相撲で完勝したと言う感じだろうか。
CHIAKIも健闘はするものの、技術とか云々よりまず体力や耐久力みたいなものの差が根本的に違った。
メンバーでは体力ある方のCHIAKIや皇希ですらこれなのだから。
次やる時はもっと自信をつけてから、仲間の加勢なしに堂々と勝負しようとCHIAKIに告げた青野は返す刀で、次の挑戦者松井珠紗に目を向ける。
なんだかんだでこの二人のシングルは新生になってからまだ実現してなく、文字通りお待たせしましたという感じ。
だが青野が握手を求めると珠紗は返礼がわりにマツイカワイイドライバーを打ち込む。

しかしそれを受けて笑顔で松井珠紗最高だよと受け止めてしまう青野未来。
こいつらイカれてるライバルだわ(笑)
というわけでSTEP19久々のレポートいや疲れました。
実は4.1蒲田大会以来2ヶ月ぶり、新木場公演では実に1月のSTEP13以来なのでけっこう間が空いてるのですが、なんか私いつもいるみたいに思われてて(笑)。
まあいい写真が残せたなら良かったです。
ありがとうございました。