朝陽 vs 松井珠紗
セミの松井珠紗vs朝陽はAWG次期挑戦者決定戦も兼ねた頂点対決。
同じユニットに入ったからしばらくは対戦はないかなと思ってて、私はやっても8月前後くらいかなと思っていたので意外に早かった。
朝陽の方がキャリアはあるが、年齢や体格もさほど変わらないし、実際に見てみないとわからないこともあった。
序盤のうちから珍しくプランチャーまで出してきた珠紗。仕掛けが早い。
朝陽も矢継ぎ早に反撃を開始。
しかしコーナーに上がった時には珠紗が追いついてデッドリードライブ
しかし朝陽は旋回式フェイスクラッシャーから左腕をハンマーロックし、右腕はアームバーに決める複合技で珠紗の自由を奪う。
地味だがこれはほとんど体を動かせられないためきつい。
追撃の619はブロックした珠紗だが、朝陽もコーナー際でかわしながらカウンターでスタナーを食らわせる。
ラッシュの早い珠紗は膝を連打してからスライディングボディアタック、さらにハングマンDDTも仕掛ける。
別に時間をかける必要もないが、やけに普段より仕掛けが早いなという感はある。
ミサイルキックは言わずもがな、お互い技が似通ったとこもある。
珠紗がフィッシャーマンを放てば朝陽はダブルリストアームソルトへ。
珠紗にとって朝陽がアクトレスガールズに来てくれてありがたいと思うのはこうしたバチバチを遠慮なくやりあえる相手が増えたことだろう。

どうしてもアクトレスガールズは優しい人が多く、技は上手くともこう激しいバチバチをやりあえる人は限られてくる。
それが朝陽ならば。
一度は珠紗がこらえたが、これは魔神風車固めだろうか?
さらにはコーナーからのダブルリストも。
勝負に来た珠紗がマツイカワイストラルを仕掛けたが朝陽が押し潰す。
逆に朝陽が飛びつき回転エビ固めに持ち込むも、これは二転三転フォールが入れ替わる。
だが、珠紗はやられながらも上手く仕掛けを入れ替え、隠し技のヨーロピアンクラッチを決めて3カウント。
普段あまり使用する頻度の低い技だけに朝陽もこの技が来るのは計算外だったか。
ともあれ次期挑戦者に駒を進めたのは松井珠紗。
いい試合だったが、まだこれが最初のシングルだっただけにこの二人ならばもっと伸びる可能性ののびしろがまだまだあるなと実感した。
若いだけになおさらのこと。