茉莉&惡斗&キラ☆アン vs なる&水嶋さくら&山田奈保
うって変わって第三試合は各ユニットを超越した世代闘争に。
さしづめ青コーナーの若手組はチームを代表する元気者ばかり。
普段から対戦する機会も多いので、組んでみても問題なし。
対して赤コーナー側はさしづめベテラン組三人だが、惡斗と茉莉という構成だけでも珍しいのにキラ☆アンまでいる。

もっともキラ☆アンが今回の騒動の首謀者だけに敵味方がどうであれ引っ掻き回せれば目的は達せられたことになる。

と言うか、実際のキャリア年数だけで言うと確かにキラ☆アンが真ん中でも差し支えないのだが。

握手に関しては茉莉だけが三人と握手すると、キラ☆アンが三人の頭を撫でていった。
先発は茉莉となる。タッグも組み、師弟の関係性も深い二人が初っぱなはグラウンドでみっちりと勝負。

続いて茉莉から惡斗へ。
こちらの相手は先週A-TEAM興行でも組んだ山田奈保。こちらも惡斗との師弟的関係性が強い。

あらかたやってからキラ☆アンが足を出してダブルを要求するが。
しかしキラ☆アンのダブル要求に懐疑的な惡斗が乗ってこないまま山田に丸め込まれて、それからやはり先週A-TEAM興行でも戦った水嶋と対決。
惡斗からタッチしたキラ☆アンと水嶋の対決。
こちらはと言うかキラ☆アンはほぼ誰とも何の関連性もない。

一発蹴り食らわせてやったが、次は水嶋が持ち前の柔軟性で回避に成功。
だがキラ☆アンの大きさに手こずる水嶋。
大型選手とはそれなりにやり慣れてるはずの水嶋もキラ☆アンには苦戦する。
蹴りを使う選手はいるが、ああいうゆったりなリズムはベテランならではだからだ。
キラ☆アンのゆったりリズムは相手がなるに変わっても崩れない。
と言うかキラ☆アンがゆったり動いているように見えても実際には大きさの割にはわりと早い。

そして今度はキラ☆アンが茉莉にダブル要求。
惡斗同様要請を渋ったが。
キラ☆アンと茉莉のダブルは結局不発に。
すると今日は敵であるはずのなるに力を貸した茉莉。
アクロバティックフルムーンプレスを発射してしまった。
吹っ飛ばされたはずみでキラ☆アンとタッチした茉莉。
相手が山田なら容赦なく行ける。
だが、カットプレーで間違って茉莉を蹴ってしまってどうにもちぐはぐな元凶でしかないキラ☆アン。

ならばと惡斗は茉莉にダブルを要求。
こっちとだったら連係はうまく行く。
キラ☆アンばかりで若手組の三人は連係する機会もなかったが、山田が四の字固めに持ち込むと水嶋、なるがフットスタンプで続く。
しかし今日はどういうわけか惡斗も山田のペディグリーを受けた際に膝を強打してしまい、動きが鈍った所を三人に狙われる。

第一試合の才原ほど重症ではなかったが、一日に二度も足絡みのアクシデントが起きるとさすがに不吉な感じがしてならない。
試合権利は山田から水嶋へ。
アクシデントで足をやった惡斗はひとまずどちらかとタッチしたいとこだが、足を捕まれてしまいなかなか思うように行かず。
すかさずなると山田が茉莉とキラ☆アンを止めに来たので自力で続行するしかない惡斗。強引に力技で水嶋をねじ伏せに来るが、ここでもなるたちの妨害に合う。
そこへキラ☆アンのキックが惡斗に案の定誤爆してしまい、すかさず水嶋が惡斗を狙ったが、惡斗は咄嗟にカウンターのコンプリートショットで迎撃。
キルスイッチ狙いの水嶋をスリーパーに切り返した惡斗が惡朱螺に持ち替え決めに来た所をさらに回り込んで笑顔120%スクールボーイに巻き込んだ水嶋さくらが惡斗から大逆転勝ち!!
水嶋は惡斗から二度も大金星。
1月北沢の時はバニーの誤爆からのおまけみたいな勝ちだったが、惡斗が膝をやっていたとはいえ、今回は最後誰も手を出してないとこからの勝ちだから何の文句もなし。
勝った水嶋は勝利者権限で惡斗にシングルマッチを要求。
当然惡斗も拒む理由なし。
ただしすぐではなく一ヶ月猶予をやるからその間にもっと力つけてこいと。
アタシがもっとも得意なのはシングルマッチだからな…と。