ｱｸﾄﾚｽﾘﾝｸﾞ4.1大田区産業プラザ公演⑤ 2023.4.1

朝陽&入江彩乃 vs 松井珠紗&山田奈保
アクトレスガールズ初進出の蒲田大会のメインはこの日より新加入となる朝陽の所属第一戦。

ぶっちゃけアイスリボンで何があったかとかは知ろうと思わない。
だが昔、末期状態の全女に見切りをつけ、活動の場をJd'に移した私にはなんとなく彼女の気持ちがわからないでもない。
とりあえず先発は入江彩乃から。
だが山田とはちょっと絡んだ程度で、すぐに松井珠紗を指名。
最初から二人がスイッチ入った状態でやり合う。
しかし入江も珠紗とはちょっと絡んだ程度で、すぐに朝陽に渡す。
アクトレスガールズとしての朝陽のファーストコンタクトはロープに振られたのを一度ストップしてからドロップキックを入れたが、すぐに珠紗も立ち上がる。
さっそく朝陽を連れ出した松井&山田が手荒い(？)歓迎でもてなすが、すぐに入江が助けに入り、今度はビーリベの洗礼に変わる。
ビーリベのお試し期間という感じではあるけれども、ビーリベは大した加勢はしなかったので純粋に入江と朝陽のタッグでなら相性は悪くはない。むしろベストな感じ。

となると受ける山田の方がつらい。
それどころか珠紗が入ってきて入江にドロップキックをした直後に朝陽もすぐにフォローに来てるから、むしろ朝陽のタッグの感性は並外れて高いかもしれない。これなら誰と組んでもいけるかも。

しかし珠紗もやられたままではなく、二人まとめて迎撃。
だが珠紗がやっても朝陽&入江の反撃も早い。
ところが珠紗と入江の展開になっても、今度は山田がいいとこで援護に来ている。
こうなると本当に個人戦じゃなくタッグとしての競い合いになってくる。
しかし二人で来ても今度は入江がランニングネックブリーカーで切り返す。

こういう技が要所要所に出てくると実に伝統的な女子プロレスらしい試合になってくる。
どちらかというとやや攻勢だったのは朝陽&入江組のほう。
ビーリベは入江の方に限っては加勢していた。

まあビーリベにはCHIAKIがいるから珠紗は手の内読まれやすくなるので若干不利かもしれないとは思うが。
初対決ながらわりと積極的に当たってた朝陽と珠紗。
実はキャリアの割には珠紗の年齢は若いので、同じくらいの年齢、キャリア、体格全てが同条件にあるような相手とあまりやってないかもしれない。

だから遠慮なくやれるという意味ではお互い好都合かも。
ドロップキックひとつにしても、珠紗も朝陽もこの気合いの入った表情。

アイスでやってきたことをとやかく言うつもりはないが、こっちはこっちでまた違った充実感があるはずだし、落ち着いて戦ってるような気もする。
ノッてきた珠紗は朝陽にムーンサルトまで放つ。

しかしこれをカウント1で返し、すぐに立ち上がった朝陽。
ええ!? ファーストコンタクトからここまで積極的にやるのか！！！
ダブルリストから619を狙う朝陽だが、これをかわした珠紗がハングマンDDTへ。

いやホントにしょっぱなからいきなりここまで深くやり合うのか！
珠紗は朝陽に松井かわいいドライバーまでやるが、入江がドロップキックカット。
しかしその入江にも珠紗がハングマンDDT！
いや、どれもエッグい、エグい！
珠紗の次は今度は山田が朝陽に対して攻めこんでいく。

しかし珠紗でも朝陽に致命的なダメージを与えられてなかったとすると、今の山田では若干攻撃力不足に陥る可能性がある。
別に山田の何が悪いわけでもない。
むしろ素質で言えば朝陽にも劣らぬ逸材でもある。

が、専業レスラーでやってきた人たちとの差を埋めようとするのは体力、技術からしても生半可な努力ではなかなか埋めようのないものがある。
しかし入江と珠紗が同時にカットに来ると、次の瞬間は朝陽と入江が双方向でランニングネックブリーカーを同時に決めている。

これはめったにない同じ技の違った形の競演だ。
ダブル裏拳で攻める朝陽に対して山田もダイヤル固めで抵抗。
しかし山田が突っ込んできたところに朝陽がカウンタースタナー！
一気に朝陽はミサイルキックで畳みかけるが、珠紗がダッシュのカット！
しかし入江が珠紗を分断すると。
最後はダブルリストアームソルトで朝陽が山田から3カウント！
初戦からいきなりハードな激戦になった。
朝陽と入江のタッグはお互いの相性もいいことから二人だけなら組んでいく可能性もあった。

だがビーリベは既にユニットとしてある意味完成されていて、そこに加わると個性が埋もれるのを危惧した朝陽は加入をやんわりと否定した。

CHIAKIだけがなおもしつこく勧誘を続けたが。
朝陽はアクトレスガールズの青野未来独占トップ体制を覆すべく、松井珠紗と共闘を持ち掛け、利害が一致したので珠紗は山田と共に共闘を受諾。

ユニット結成と書いていた記事もあるので、これはどうなるのかまた後日に。
ただ気になるのが朝陽&松井珠紗の次戦に選んだ相手が青野未来と茉莉！

この二人は確かに個々でなら文句なくの強さだが、タッグとしては個性が強すぎて反発してしまい、チームとしては？マークがつく。果たして？
ということで朝陽アクトレスガールズ初戦は無事にうまく行ったんじゃないでしょうか。
すごく馴染んでいたんでしょうかね。
今回は私、試合後にリング撤収を手伝ってたので、売店どうしようかなと思ってたのですが、運良く朝陽は試合前にも売店をしてたので少しだけですが喋れました。

まあ私は今年に入ってからちょっとあるとこで偶然朝陽とプロレス会場ではない全くのプライベートなところで知人を介して初対面して、その時に初めて少しお話をしたのですが、まだお若いのに全日本女子プロレスのことが好きだったようで、実際その時代に関わってる私の話が興味深かったらしくすぐに意気投合しました。
そんな経緯もあったので私は密かに今年中に試合を見ておきたいレスラーの二人のうちの一人が朝陽だったのですけど、ちょうどそんな矢先に彼女の方からこちらに来ることになって願ったり叶ったりでありました。

私も一時期アイスリボンのファンではありましたが、ある事件を境にあそことは縁が切れたので、今の世代のアイスリボンの選手はよく知りません。
私はアクトレスガールズ以外の試合はネットでもほとんど見ないため朝陽の過去の経歴もほとんど知らないままですが、むしろ知らないなら知らないままの方が好都合なので、これからのアクトレスガールズの朝陽と今の仲間たちとじっくり仲良くしていきたいと思います。

さてこんな時になんなんですけど、かねてからの報告どおり私は資格取得のため一ヶ月ちょっとくらい観戦をお休みします。
一応予定では5.28新木場大会には行く予定ですが、その前にアクトレスメンバーが出場する5.21のA-TEAMさんの興行も観戦予定ですし、まあその間会場には行かれませんけど、状況次第でははなきんあたりの観覧とかもあるかもしれないです。
ま、しばらくまた充電期間を置きますが、帰ってきた時は頑張ってきた分を皆さんに還元できるよう頑張りますので、またよろしくお願いいたします。