【邪道衆】MARU&アレン&ブルドーザー轟 vs 未依&汐月なぎさ&水嶋さくら
第三試合はいよいよ蛇道衆の初陣なんですが、いろんな意味で問題ですね。
何が起こるかわかんないから。
大御所さまのご出陣でござる!
ちなみにこの試合の同日の22年前に所も同じ後楽園ホールのJd'の大会でMARUはデビューした。

もっとちなみに言うと私はその試合を間近で観戦している。
手元に写真はないがよく覚えてるよ。
MARUの号令で一斉に邪道衆が仕掛けてスタート!
未依を捕らえる蛇道衆。
アクトレスガールズにはヒールを教えれる人間は少ない。
MARUはJd'時代、スーパーテラーズ、ダンプ派閥と常に反体制派にいた。
特に直にライオネス飛鳥、ダンプ松本の教えを受けていたのは大きい。
反撃する未依軍団。
この試合よりupdate +というユニット名が正式についた。
蛇道衆の在り方を未依は嫌ってはいたが、実は蛇道衆の存在こそ女子プロレスの歴史には不可欠だった悪役という名の劇薬なのだ。

それが証拠にアレンも水嶋も今までになくイキイキしてる。
蛇道衆でない水嶋までが活性化したのは思わぬ嬉しい誤算だったが。
いつもの未依のクマちゃん無双だが
蛇道衆への怨念がこもってるからか、いつもと意味合いが違う。
しかし未依のクマに対してアレンはトレードマークの傘を持って対抗。

雨のかわりに血の雨を降らせるぜ!
そして遂に登場ブルドーザー轟!!!

お世辞でなくマジで登場した瞬間会場どよめいた。
未依も汐月も軽く吹き飛ばす。
とにかくブルドーザー轟はあの体そのものが武器。
まずあの体型をした人が他にいないし、見た目が昔の悪役の人のをいろいろミックスしてるから嫌でも目が行ってしまうはず。
アレンがアシストするとブルドーザー轟は竹刀攻撃!

そういえばJd'時代はよくイスとバット使ってダブル攻撃よくやってたっけな。
動かせないのが相手にしてみれば厄介。あの体じゃまずボディスラムはかからないし。

だが、ブルドーザー轟に至ってはむしろ下手に動かなくてもいいくらい。
ミニマムな動きでも要所要所を押さえれば重さの迫力は伝わるし。
動かざること山のごとしとも言うし。
しかしここまでいいとこがなかったupdateだが汐月がここで奮闘。
MARUにバッククラッカーからキャメルクラッチ、サソリ固めで襲いかかる。
アレンは一発で倒れてしまった汐月のチョップ。MARUは逆に受けに行った。
むしろ受けたかったと言っていたような気がしたが。
しかしチョップをかわすと汐月の顔面をかきむしった。

ベテランの味というか、こういう返され方をされることが他にはなかなかない。
未依も反撃をかけるがMARUは悪役テクニックだけでなく普通のテクニックでも多数手があるからさらに厄介。

だけどもともとMARUは普通の時ともスタイルはあまり区別はしてなかった。
どちらかと言えばこっちの方が本性というか。
MARUと水嶋との攻防に周りもエキサイトする。
こういう光景は普通のプロレスにはありがちだが、逆にアクトレスガールズにはなかったので新鮮だった。
まあ昔は過激過ぎたがね。
しかしMARUは攻撃の手を緩めない。
蛇道衆の攻撃はまだまだ続く。
これは紅夜叉がかつて代名詞にしていた技の一つ、宙吊りスリーパーだ。
全女やJd'の悪役の系統だけでないところからも技が。
MARUは手に巻いていたバンデージまでも凶器に使う。
それを未依に投げつけたが、投げつけられた未依はマジで怒りが満ちた顔をしている。
乱戦の中、水嶋がキルスイッチとスクールガール2で逆転を狙ったが、こう人の多いところではカットが早いので決め手になりにくい。
しかしここまで一番蛇道衆に抵抗してるのも水嶋である。

MARUのストレッチマフラーはなんとかカットが入ったが、今度はブルドーザー轟のスプラッシュ!
水嶋が潰される!!!
しかし昔の女子プロレスにデブは足を狙えなんて言うとんでもない格言があるのを聞いたことがあるが、まんざら当たっていなくもない。
このあたりからどんどん収入がつかなくなってきた。
MARUのイス攻撃で未依が頭をぶち抜かれ戦線離脱。
その間に残った水嶋が集中攻撃を受けた。
最後はブルドーザー轟がボディプレスで体固め、いや体重固めで水嶋から3カウントを奪った。
今回撮影枚数が増えたのも蛇道衆絡みの写真が異常に多かったからだ。
何はともあれ蛇道衆の存在は大いに刺激だったし、確かに未依の言うようにあんなのばかりがプロレスではないが、これもプロレスなんですよ。
プロレスに限界なんてものはない。
朝子も交えてリベンジに燃えるupdate +
ヒールに負けない正義の味方というのもまたプロレスが一番燃えられるシチュエーションなのだ。