ライディーン鋼 vs 清水ひかり


アクトレスガールズには大型選手というか巨漢選手がおらず、せいぜいコーチとしている堀田祐美子が大型選手ではあるが巨漢ファイターのような技は持ってないので基本アクトレスガールズは大型の選手とは他団体に行かないと当たる機会がほとんどない。
清水ひかりに関しても過去に大型選手との対戦といえば伊藤薫と一度戦ったくらいであまり大型選手との対戦経験がない。
そのため大型選手対策というのが何もないままなので前半はかなり苦しい戦いを強いられることになる。


まずはロックアップだがこれはまず相手にならない。
月曜のおっこんでアクトレスガールズの沙紀がやはり同じように鋼にロックアップしたが彼女のパワーをもってしてもびくともしなかったので清水のパワーでは到底動かせるものではない。


それにライディーン鋼は見てのとおり体重はもちろん脅威だが、身長もそこそこある。
アクトレスガールズはほとんど清水と同じくらいの体格が平均だからこんな大きな人とはなかなか当たらない。
となると全女時代の格言どおりに言うとデブは足から攻めろというように、まずは足を狙うか首を絞めてスタミナを奪うのが基本的なセオリーなのだが、おそらくそれを知らない清水は真っ正直に正面からいって弾き返されてしまう。


とにかく鋼の大きさと正面からやり合うのはあまり賢くない。
これが角田奈穂であれば上手くラフを駆使してかき乱すことも出来ただろうが清水はそういう汚い攻撃を全くやらない正直な性格なので一般人としてはすごくいい人なのだがレスラーとしては逆に致命的な甘さになる。
正々堂々が裏目になるのだ。


しかしそれでいながら清水は決して小細工を使わず無理やり倒して蹴りをぶちこんで行く。
心意気は買いたいが、これだけ体重差が大きいとなかなか芯まで痛みが響かないのだが。


苦戦は続いてるものの諦めずやっていたら中盤、なんと清水が鋼の100kgはあろうかと思われる巨体をボディスラムに成功!!
技より何よりも大切な気持ち。
これはアクトレスガールズで積み上げられた頑張ろうという気持ちがなかったらこれは持ち上がらなかったな。
これが機に少しずつではあるが流れが変わった。


ラリアットを食らってもすかさずカバーを反転して丸め込み、あわやという場面を作ってから蹴りと丸め込みの応酬で後半は明らかに形勢逆転。
ホントに勝ちが見えないでもないとこまで上がってきた。
むしろ鋼のような体型には丸め込みの連発は普通の選手よりツラいし、フォールを連発したことでスタミナの減りも普通の選手より早い。
意外なところで大型選手の弱点をつけた形になったが。


投げ技は受け身でなんとか相殺できても圧殺形で全体重が乗られるとどうしようもない。
リバーススプラッシュで粘る清水から3カウント。


しかしながら前半は圧倒どころか完封されていたのに、ろくな大型選手の対策もなしに根性だけであそこまで後半巻き返したのは十分評価できる。
これからいろんな選手の対策を研究していけばまだまだ強くなれるのびしろを残しているので今後の成長が楽しみである。