あきば栞、仁科鋭美 vs 真琴、結奈



今回はもうすぐデビュー10周年を迎える真琴が弟子の結奈を引き連れアクトレスガールズに初参戦。

デビュー当時は背はあったものの、まだ16才で子供みたいだったから色気の欠片もなかったし、とてもプロレス志望には見えないほど細かったのが昔の第一印象だったが、あれから10年で体もレスラーらしくがっしりしてきた。
直接会うのも5月のガッツワールド後楽園以来半年ぶりだったので久しぶりな感じがした。

先発に仁科鋭美と結奈。 キャリア的にはそう変わらないが、腹回りの大きさがあるので力は結奈の方がある。
しかしここは鋭美の機動性で動き回り、若手の戦いらしくドロップキックの応酬だった。



そして久しぶりの対戦となるらしい真琴と栞。
栞にとってはアイスリボンの先輩と戦うため、自ら力比べを挑んだが体格が違うためあっさりねじ伏せられ、ヒザ蹴りの連打であっという間に追い込まれる。




サーフボードを使うあたりも真琴が基本を忠実に習った教えが受け継がれてる。
これをデビューしたての新人に試合を教えながらなので意義深い。



が、しかしタッグではまだ負けがなく、先日はサオリとなつみのコンビにまで勝ったES'zは二人がかりでなら負けない。
次第に結奈が捕まる形になり孤立していく。




鋭美が結奈の腹をつまんで投げれば、結奈も鋭美の顔をむしり出す。
おいおい星ハム子相手じゃないんだから(笑)。



だが真琴が出てくると体格差もあってほとんど歯が立たない。
昔の最弱レスラーの印象を知ってる私からしたらこんなに強すぎる真琴はギャップがあるのだが、とにかく真琴が出てくると(試合が)終わってしまうと言う声が聞かれたくらい圧倒的。
しかしそれぐらいの差がある中で鋭美がバックドロップで投げ、意地を見せた。




連係で結奈を追い込み、再三真琴がカットしていくが、チームワークは
やはりES'zが上。
最後は栞が結奈をウラカンラナで丸め込んで3カウントを取り、これで無傷の四連勝を飾った。







ただアウェイのレイナ組はまだしも内容は悪くなかったがイマイチ客席の盛り上がりに欠けた。

私が危惧してるのは本人たちの人気度とはまた別にプロレスの腕もお客さんは見ている。
それにスゴいというものが伝わらないとお客さんの反応は帰ってこないのだ。

そういう反応はシビアに帰ってくるので、よっぽどその選手が好きでないと声援に繋がらない。

単に人気があるだけでなくプロレスの腕で見せてこそ本物の人気なので、そこに繋がるようにがむしゃらに頑張っていけるのが若手のうちの特権なのだ。