昨年まではみんなのアクトレスガールズ大賞と書いていたこの企画。
個人で選んでる形なのでみんなと名前がつくのはどうかなと思いまして、今年からはA-rexが選ぶ私的アクトレスガールズ大賞と改題したいと思います。
このアクトレスガールズ大賞とかを書くきっかけになったのは例年の◯スポプロレス大賞とか、そういう名前だけのプロレス大賞が話題を取ってて、いかにも一部のプロレス団体だけが優遇されてるのに対してプロレス団体という枠でもなくなったアクトレスガールズはそういう所に名前すら上がらないっていう風潮をヨシとしないアクトレスガールズのファンがそれぞれにSNS上でそれぞれの私的な見解な賞を発信して、私にもそういうのをやってみたらというお声があったので、二年前から自分のブログ内で発信しており、ささやかながら当人たちにもお祝いしたりしてます。
ところが今年の場合は2月に祖母が95で永眠し、家族環境がいろいろと変わったので観戦数はここ数年減ってましたが、家族と仕事優先で動いているのでさらに観戦数が激減してました。
加えて言うとこれを書いている前々日12日にそれまで調子がおかしかった携帯を落として完全に壊れてしまい、急きょ機種変したので思わぬ出費がかかってしまったのでますます余裕がなく、今年は特にやらないでおこうかなと思ったのですが、 まあこれを見て元気付けられたとか勇気づけられたとか言う人もいるし、まあ何かしらこの1年間頑張ってきた彼女たちの努力が報われる形であるならば、こうした形で可視化するのもいいんじゃないかなと個人的には思います。なので今年も大賞を個人的に書いてみることにしました。
私的な選考ゆえにこれは違うんじゃないかって意見もままあるとは思いますが、あくまで私個人の意見なのであまり深く考えないで見ていただければ幸いです。
なお基準となるのは昨年選考した2024年の12月14日から現時点2025年の12月14日までにおけるアクトレスガールズの公式試合ならびにイベント等に参加したメンバーを対象にしています。従って個人活動の部分に関しては基本的に選考の対象とせず参考扱いとして考慮することをご了承ください。
それでは各賞を発表していきます。
新人賞 植原ゆきな
もう既に数々の実績を残し、現在暫定ながらタッグチャンピオンにもなっている植原ゆきなは新人というイメージからちょっとかけ離れてるように思うかもしれませんが、実はデビューが昨年の12月末なので一応新人賞を獲得できる権利はあるのです。
ただ彼女の場合新人賞という枠にとどまらず これまでの概念を覆すような目覚ましい活躍を見せてくれたので今後も期待したい逸材です。
特に新人ながらもレジェンドになるメンバーと立て続けに対戦する機会を得た彼女はやっぱりスペシャルなんじゃないですかね。
来年はもっと上を狙えると思います。
殊勲賞 汐月なぎさ

正直なぎさの場合今年の1月に試合を見た時は珍しく私が酷評するほど試合内容がひどいなと思ったとこはありましたが、そこからの奮起が凄まじく、ベルトの奪取にはどれも今一歩及ばなかったものの、夏以降はどの試合もかなりいい内容の水準をキープしており、いずれベルトにも手が届くのではないかと期待しております。
新しい技を出すとかではなく、地道に自分の技に磨きをかけているのが好感持てました。
まだ年内あと一つタッグの挑戦が残っているので、これを取れれば全ての苦労が報われるのではないかと思います。ガンバって!!
なお今年は選考に選びたい選手が複数おりまして、途中までは各賞2名ずつ選考したいと思います。
殊勲賞 みあ朝子

みあ朝子の場合デビューからの負け続きでコミカルな部分を担当してるからか、賞とかには無縁のような存在かと思ってましたが、10月のプリズムホールで自身初勝利を記録して以来 それまでの不調が嘘のように 負け続きの負のループから脱して、秋にはパンプキンランブルを優勝するなど素晴らしい活躍をしております。
強敵を打ち破っての殊勲とかではないのですが、周りからの人望も厚く、とりわけ初勝利は感動モノでしたので今後も朝子にしか出来ないんじゃないかというような活躍を期待したいとこです。
実はこの大賞、ネットに公表する前に先に12/14アンリバースデーイベントでの席でそこに集まってた人たちの前で先行発表したのですが、ことのほか朝子初勝利に感動したという意見がけっこう多く、朝子人気の高さを強く感じましたね。
技能賞 水嶋さくら

水嶋さくらはKINGのベルトこそ落としてしまいましたが、常に毎試合毎試合高い水準での活躍で見るものを驚かせており、技術もさることながら好勝負を連発する技術力の高さを評価しての選考です。
以前にこの賞に選んだ茉莉やなるとは違い、技術もそうですが、技術の見せ方が大変上手い選手だと評価しています。
特に今年は名勝負が多かったので、その分技術力も上がっていったと思いますね。
もう一名。
技能賞 福永莉子

特に技術を磨く努力をしている印象があり、今年はLIDET UWFの試合にも出場するようになって、より彼女が本来求めていた格闘力の高いスタイルがだんだんと開花していった一年でもあります。
先に技能賞に選んだ水嶋さくらとの同期シングル対決でのタイトル戦も今年は実現しており、技術と技術の競い合いを見せてくれた一戦を見せてくれたことも評価に繋がっています。
敢闘賞 夏葵

夏葵も今年はベルトを才原茉莉乃に奪われ、一年の実績だけを通して見ると一歩後退したかのような感じにも思えましたが、それでも変わらず常にみんなの先頭を切るアクトレスガールズの顔としての活躍は十分にしており、むしろ他のMVP候補からライバル視されるほどにエースの風格をだんだんと見につけてる選手です。
今年はアクトレスガールズの十周年でレジェンドの安納サオリとなつぽいとの対戦も実現し、ますますアクトレスガールズの主役の一人に上がってきた実績を評価したいと思います。
まだまだ落ち着くには早い年代なので
チャンスがあればがむしゃらにガンガン攻めていっていいと思いますね。
もう一名
敢闘賞 天翔ゆい

今年はどちらかというと舞台や個人活動に割り当てる時間が多く、アクトレスガールズの試合などにはむしろ出場機会が少なくなっていた彼女ですが、彼女は信念を持って独自の路線を貫きとおし、なんと年内を持って選手活動から引退してリングアナウンサーに転向するというこれまでにない型破りな方向性を示した点でも非常に面白い存在かと思います。
ということでレスラーとしての活躍期間は短かったのですが、その間にアックスボンバーを体得するなどなかなか普通の人にない感性を評価して今年の選考に挙げたいと思いました。
彼女にしか出来ない新しいアクトレスガールズの可能性を拡げてほしいですね。
フォトジェニック賞 永井絵梨沙
美人揃いのアクトレスガールズのとしては美を競う部門ではある意味MVP以上に価値があるかもしれない賞ですが、そういう意味では派手好きなアクトレスガールズの中でも特に独自の露出が多く、天翔ゆいとはまた違う形で多方面にいろいろとムーブメントを巻き起こしてるのが永井絵梨沙だと思います。
歌の活動とかも頻繁に行ってますが、いずれグラビアとかモデルとか、様々な場所で活躍してもらいたいし、そういう面では天翔や植原ゆきなといい意味でライバルになっていただきたいと思います。
正直絵梨沙が入る少し前にメンバーが大幅に抜けて大変だった時に絵梨沙たちの代が期待以上に頑張ってくれて団体を支えてくれたのは本当に感謝しています。
だからその分もっともっといい思いをしてほしいなと思います。
もう一名
フォトジェニック賞 アンリ

昨年はPolaris☆で新人賞をダブル受章ということでしたが、今年はフォトジェニック賞をダブル受章ということになりました。
腕の骨折で今年の後半には活躍にブレーキがかかってしまいましたが、活躍そのものは絵梨沙とはまた異なる形で常に自分の表現を様々な形で発信し、まさにアクトレスガールズが天職かのような活躍を見せている彼女はいずれアクトレスガールズの主役になる顔になっていただきたい。
新人賞の特権でいきなり早々にAWG選手権に挑戦した度胸の良さが非常に絵になる逸材です。

自分が賞に入ってることが気が気でなかったアンリは散々入ってるか聞いてきましたが、私けっこうガチで考えてるので三年めなのに自分の推しを一度も入れないくらい公平に見てましたけど、それでもやっぱりこの人熱く熱く、それこそバーニング賞に認定するので頑張っていただきたい。
賞に選んだ人は今までささやかなお祝いはしてたのですが、今回は本人が目の前にいるので一足早くお祝いしました。
アクトリングベストパフォーマー賞
桃百(演:若あんり)

そしてもう一人
コルネ(演:ゴんべ)
昨年私はこのみんなのアクトレスガールズ大賞を他のプロレス大賞と違いをつけるため、女優の演技力を評価するアクトリングのキャラクターとしてのベストを選出しようと考え、新たにこの賞を新設しました。
ただアクトリングの活躍自体が年間を通してもわずかしかないのと、キャラクターも数多く、どれが一番というのが比較しづらい部分もあるので選考が難しいとこですが、やはり5月のアクトリング、花月夜-KAGUYA-vs(株)サタン・ザ・ワークスの公演で第二の試練で一騎打ちとなった桃百とコルネは独自のキャラクターの色の強さで、その姿を強烈に印象づけたというのが私の中に大きく残りましたので選びました。

この試合で両者のキャラクターの見せ方、特にコルネはこれが初登場だったということもあって特に印象深く、年間を通しての評価とするにはアクトリングの方は不定期開催なのでなかなか選びにくいとこはありますが、今後の活躍を期待しての意味も含めてこの栄誉を称えたいと思います。
本人が裏話も語りながらいろいろ解説してくれたので、ますます次のアクトリングがどういう展開になっていくのか楽しみです。
ベストバウト賞
KING OF RING ENTERTAINMENT CHAMPIONSHIP
ハードコアマッチ
MARU vs 岩井杏加
11.15新木場1stRING

今年も私が直接生観戦できた試合が少なくなかったため、この賞の選考は外そうかなと考えもしましたが、つい最近抜きん出て強烈なインパクトがあった試合があったため外すわけにはいかんだろうなという結論に至りました。

劇団水色革命の師弟である二人の初のシングルをタイトル戦でというのも既に話題性が高いですが、この試合のハードコアさのエグさと言ったら特に度肝を抜かされっぱなしで
特に岩井杏加があれだけタフなのには驚きました。
ラフな試合には慣れてるMARUでさえ心折れるんじゃないかと思うほど、やられてもやられても笑顔で向かってくるし、楽しいと言っていた感性さえも長年こういう試合も数多く見てきた私ですら恐ろしく感じたあのタフさ。
ぜひこれはネッツで一度見てほしいなと思い、この試合を推しました。

ベストタッグ賞
惡斗&茉莉(アマテラス)

今年新設したのがベストタッグ賞です。
今年は新たにタッグ王座が新設されて初代王座トーナメントが行われたり、アクトレスガールズの歴史上一番多くタッグチームが数を揃えて活動した年でもありますが、やはり勝ち上がって初代王座についたアマテラスの実績を見逃すわけにはいかないなと思います。

タッグチームらしいタッグチームは他にもいますがアマテラスほどの風格を持ったチームは なかなかいません。
推したいチームは他にもいますが、やはりベストタッグを名乗るならアマテラスに勝ってから言ってもらおうかと。
来年惡斗が復帰したらどういう構図になっているか楽しみです。
特別功労賞 阿川祐未

6月を持ってアクトレスガールズのメンバーから卒業した阿川祐未ですが、その人柄はたくさんの人に好かれ、ラストのリングアナのエンディングに一人が抱きついたらみんなが抱きついたという感動的なエンディングが印象深かったです。
プレーヤーとしては花月夜-KAGUYA-の桔梗としても活躍した彼女。
しばらく役者業に専念するための卒業ということですが、気が向いたらいつでもこのリングに帰ってきてほしいです。

もう一名。
特別功労賞 未依

長らくアクトレスガールズのアイドルNo.1で活躍してた未依選手も今年卒業。
年内の試合出場は卒業試合のみでしたが、長年アクトレスガールズに貢献してきた人だけに多くの人が卒業試合をお祝いに。
本人は最初ひっそりとフェードアウトするつもりだったらしいので、ちゃんとした卒業試合をやってもらえて良かったです。
実はアクトレスガールズの生え抜きでは一番のキャリアになっていたので多くの人たちに慕われ、元同期の谷ももからは食事に誘われるメールが頻繁に来るそうです(笑)。

MVP 才原茉莉乃

今年の中の全ての面で最も大きくアクトレスガールズに貢献した人というテーマで考えて最終的には現AWG王者ならびに暫定タッグ王者二冠王の才原茉莉乃を選出しました。
MVPの選考に関しては昨年はかなり悩んだのですけど、今年はもう才原茉莉乃がベルトを二つ獲得し防衛戦も多数行い、GENKI戦隊アクトレス5のリーダーとしてもみんなのまとめ役としても常にチームのリーダーとして全体を引っ張ってきたし。

よく見たら1月の全身名鑑お渡し会の時はこんな豊富を語っていたのに、気づいたらKINGじゃなくてAWGのベルト取ってましたね(笑)
ただ条件だけを見ればKING王者MARUもほぼ同様の活躍をしていたし、むしろインパクトある試合はこちらの方が多くやっていたので多少迷いました。わずかな差です。
例年選出していたMVPが茉莉に惡斗とどれもその時のAWGシングル王者で今回も形的にはそうなったけど、でも別にAWG王者のみを優遇してるわけでなくて、あくまで全体を通してのアクトレスガールズの顔として総合的に見比べた結論として今回は彼女がふさわしいかと。
年齢的にもこれからですし今後の成長も期待してですね。
二年くらい前だったらまだ才原茉莉乃でメインを任せられるか試されていた存在だったのが、王者になって活躍をしていく度にいい顔になっているんですよね。
多分今年この人選は概ねみんな納得できるような感じになったのではないでしょうか?
ただもう、ここに名前の上げれてない人もまだまだいますし、人それぞれに見方も違うのでそれぞれ別の意見もあるでしょうけど。
でもこうして書いた私の見方で活躍する人たちの少しでも励みになれば、それが一番の幸いだと思います。
ということで今年はこんな感じで選考してみましたが、個人的にとはいえ考えてみるとなかなか楽しいものですね。
あなたの周りにいる人たちはこういった賞を誰にどれにどう当てていくんでしょうかね?
来年になったらこれがまたどう変化していくんでしょうか。またやりたいなと思います。