関スタメンで14連勝(セリエA・タルマッソンズ戦) | 福永英樹ブログ

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 イモココネリアーノのセリエA・第14戦はタルマッソンズとの対戦でしたが、先発した関菜々巳のトスでストレート勝ちし、負け無しの14連勝としました。


3‐0(25‐22、25‐19、28‐26)


■コネリアーノ・先発オーダー

ハーク エックル ラニアー

ルカシク ルビアン 関

Lデジェンナーロ


■コネリアーノ・主な個人得点数

ラニアー18(MVP)、ハーク11、ルカシク10、エックル9、ルビアン7、アディグエ7、関2


■戦評・感想

 見事に優勝した世界クラブ選手権から間もないリーグ戦ということもあり、関をはじめ比較的コンディションが良いと思われるメンバーがスタメンに名を連ねました。第1セットはエックルのブロックや関のサーブで先行し、ルビアンの速攻やラニアーの猛攻で引き離します。しかし24対18から追い上げられ、最後はウオロシュとアディグエの2枚替えでこのセットを先取します。第2セットは休養充分の相手がサーブを中心とした猛攻で10点まで先行しますが、タイムアウト後に世界クラブで出場機会が少なかったラニアー・ルカシク・ルビアンが奮起し、スパイクやブロックであっという間に逆転します。関もトスのみならずディフェンスでもチームを支え、最後はハークのスパイクでこのセットを連取します。第3セットも相手に先行を許しますが、関とルカシクのサーブや、ラニアーのスパイクで追い上げます。また関と若手MBエックルのコンビも抜群でした。ジュースには持ち込まれましたが、最後はアディグエのスパイクで見事に勝ちきりました。


 大きな大会の直後で、しかも時差ボケから抜けきれなかったことが想像され難しい試合でしたが、関をはじめ日頃リザーブに甘んじている選手たちの頑張りで何とか乗りきりました。あとは何と言っても抜群の得点力(エゴヌ以上)を誇るハークの存在は、このチームにとって非常に大きいです。母国であるスウェーデンは現在世界ランキング第24位ですが、来秋の世界選手権での彼女の活躍が期待されます。ルカシクは1にも2にもレセプションで、これさえ崩れなければスタメンサイドに近づけると思います。そして関ですが、彼女自身はこのチームでのプレーを楽しんで非常に充実しているようですが、ファンとしては『強豪チーム相手の試合で先発する』ところを見てみたいというのが正直な気持ちです。今後に期待しましょう!