和田と関が躍動も惜敗(パリ五輪・ポーランド戦) | 福永英樹ブログ

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 眞鍋JAPANのパリ五輪・グループラウンド第1戦はポーランドとの対戦でしたが、和田と関の躍動も及ばず惜敗しました。


1‐3(25‐20、22‐25、23‐25、26‐28)


■日本代表・先発オーダー

林 荒木 石川

古賀 山田 岩崎

L小島・福留


■日本代表・セットごとの出場選手

岩崎■■■ー

林 ■■■ー

古賀■■■■

石川■■■■

関 ーー□■

井上ーーー□

山田■■■□

宮部□□■■

荒木■■□■

和田ー□□■


■日本代表・主な個人得点数

古賀27、石川16、和田13、山田6、林4、荒木4、宮部3、井上2


■戦評・感想

 第1セットは日本の粘り強いディフェンスと久々の五輪のポーランドに固さが目立ち、20点まで一進一退の攻防が続きます。しかし荒木のブロックと古賀のスパイクと宮部のエースで抜け出します。最後は古賀のスパイクでこのセットを先取します。第2セットも古賀のバックアタックが効果的に決まりますが、ポーランドも高いブロックと速攻で粘り強く対応してきます。10点から古賀が連続でブロックされたのを機にポーランドに少し抜け出されますが、山田のブロックや石川のスパイクで日本も食らいついていきます。しかしサーブで崩されてコンビが甘くなり、まったくミドルの攻撃がなくなり相手に抜け出されます。石川にもスパイクミスが出てこのセットを取り返されます。第3セットは荒木に代わって宮部を入れましたが、ポーランドの選手たちがようやく平常心を取り戻したのか、日本のサーブに対応しながら序盤高い攻撃で走ります。和田と関を投入して攻撃の幅を広げますが、一度乗ってしまった相手の勢いはなかなか止まりません。それでも和田がどんどん得点を重ねて一気に差を縮めます。最後は203cmのスパイクに決着をつけられましたが、次のセットに繋がる大逆襲でした。第4セットも中盤まで接戦となりますが、荒木と和田にミスが出て先行されます。宮部のブロックなどで1点差まで詰めよりますが、和田のマークが厳しくなりまたもや引き離されます。古賀の連続得点などでジュースまで追い付きますが、最後は相手にサービスエースを奪われて惜敗しました。


 試合前半は日本のペースでしたが、林のスパイクがなかなか決まらず、またミドルの打数が少なく次第に相手のペースに持ち込まれました。途中出場の関と和田がかなり盛り返しましたが、タイミングが遅かったため、残念ながら手遅れになってしまいました。それでも日本の選手たちのプレーの精度の良さがうかがわれ、コンディションも万全(ピークを合わせてきた)のようでしたから、次の試合からの期待は大です。今日勝って少しでも有利な状況で準々決勝へ進みたいところでしたが、気持ちを切り替えて次のブラジル戦に臨みましょう。感触は非常に良かったです!