古賀紗理那(NEC)が五輪後の引退を表明 | 福永英樹ブログ

福永英樹ブログ

歴史(戦国・江戸時代)とスポーツに関する記事を投稿しています

 パリ五輪を控えた眞鍋JAPANの主将 古賀紗理那(NECレッドロケッツ・28歳)が、自身のSNSで五輪後の引退を表明しました。


 まあ応援していた東レアローズがすっかり違ったチームになってしまった私からすれば、正直なところSVリーグにはほとんど興味がないのですが、さすがに昨季優勝チームのNECレッドロケッツ川崎にとっては深刻でしょうね。リベロ小島が米国LOVBソルトレイクに移籍した上に、レセプションを一手に引き受けていた古賀がリーグに参戦しないわけですから、ディフェンスが木端微塵に崩壊する恐れがあります。さらにSVリーグ全体の集客にも日本代表主将不在は大打撃です。ただ他の上位チームも決して安泰とはいえず、大阪マーヴェラス(旧JT)は人望厚い吉原監督が退任しましたし、埼玉上尾はいよいよ新旧交代の波が押し寄せ、有望な長身アタッカーが揃っているSAGA久光も昨季ファイナルステージから負けがこんでいます。またデンソーも本拠地を福島県に移しました。そして石川 関 福留 小島が海外リーグに参戦しますので、五輪出場予定選手でSVに出場するのは井上 宮部 荒木 山田 林くらいです。(井上もリーグ後に引退か。和田はまだ移籍先が決まっていません)


 それとVNLファイナルステージでタイの観客の皆さんが他国の試合でも非常に熱心に応援する姿をテレビで視て、やはりファンにバレーボール競技自体に高い興味を持たせることが大事だと感じました。彼らは自国が五輪に出場しなくても、バレー自体に興味がありますから、他国チームやそこに所属する選手たちも大好きなんです。そこが日本のバレーファンとまったく違っていました。また米国新リーグのLOVBが6チームに絞って選手レベルを落とさないように図ったことも、大いに見習うべきです。まあ五輪後は関 石川が出場するイタリアセリエAをメインで注目することになりそうですが、Vリーグには長年楽しませてもらった恩がありますから、静かに見守っていきたいと思います。古賀には最後に華を咲かせてほしいですね!